第11ステージでマーク・カヴェンディシュはタイムアウトと戦う途中トム・シンプソンに敬意を表す

今年のツール・ド・フランスで最も過酷なステージの一つモン・ヴァントゥを2回上がる第11ステージ。

マーク・カヴェンディシュは、第9ステージと同じようにタイムアウトと戦っていた。

 

マーク・カヴェンディシュはタイムアウトと戦い、フルームを擁護する

マーク・カヴェンディシュはステージで勝利するのと同じくらい、ツール第9ステージのゴールでは喜びを爆発させた。 それは、まるでスプリントで勝利した時と同じような感じ。 まさに時間との戦いだった訳だが、これには3年前の苦い思い出があるからだ。 ...

chan-bike.com

2021.07.06

その途中、モン・ヴァントゥにあるトム・シンプソンの記念碑の前でヘルメットを脱いで敬礼している。

これは毎回、モン・ヴァントゥを通る時にマーク・カヴェンディシュが行っている儀式だ。

英国の英雄に敬意

Pure class and dignity shown from Mark Cavendish as he passed the Tom Simpson memorial. Fair play Cav. Now go and beat Eddy’s record and show em what the Brits are made of. #TDF2021 pic.twitter.com/S6MXB7cMvJ

— George Poole (@GeorgePuddle) July 7, 2021

トム・シンプソンは1965世界チャンピオンで、英国人として初めて1962ツール第12ステージでマイヨ・ジョーヌを着用。

1967ツール第8ステージで、ゴール手前2kmでフラフラとなり、ラスト500mで倒れてしまう。すでにこの時には息絶えていた。

彼を称えるために30年後に記念碑が立てられている。

マーク・カヴェンディシュは、個人的に英国のトム・シンプソンに対してヘルメットを脱いで敬意を表した。

さらに別の画像ではキャップを投げている。

Pure class from @MarkCavendish on the Mont Ventoux at the #TDF2021 today. pic.twitter.com/4yQhI3sf2W

— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) July 7, 2021

マーク・カヴェンディシュは、今回もグリーンジャージを守るために、チームメイトに守られている。

第9ステージよりも更に多く、ティム・デクレルク、ミケル・モルコフ、ダヴィデ・バッレリーニ、ドリス・デヴェナインスと4人もアシストがついた。

彼らもカブに合わせてゆっくりと走ることで次の第12ステージのスプリントに疲れを残さずに走ることが出来るのでメリットは大きい。

マーク・カヴェンディシュは、40分40秒遅れてゴールすることが出来、無事に第12ステージに進めた。最も恐れていたタイムアウトがなくて私もホッとしている。

中々、タイムアウトの時間が確定しなくてヤキモキしたが、これで第12ステージのスプリントの楽しみが出来た。