モン・ヴァントゥを2回登る第11ステージは、ワウト・ファンアールトが独走勝利を決めた。
その後ろでは総合勢のし烈な争いが行われる。
ミハウ・クフィアトコフスキのアシストが終わると、リチャル・カラパスが先頭にたったがアタックはしない。
皆が牽制して時に、ヨナス・ヴィンゲゴーがアタックを決める。その後だった、まさかタデイ・ポガチャルが遅れてしまうとは。
タデイ・ポガチャルの弱さ
🤍 Youth to the forefront! The 2 best young riders of #TDF2021 let loose as 🇩🇰 Jonas Vingegaard drops 🇸🇮 @TamauPogi !
🤍 La jeunesse au pouvoir ! Les deux meilleurs jeunes du #TDF2021 s’en vont et 🇩🇰 Jonas Vingegaard lâche 🇸🇮 @TamauPogi ! pic.twitter.com/BMfn5zduhp
— Tour de France™ (@LeTour) July 7, 2021
誰がこの場面を想像できただろう。確かにヨナス・ヴィンゲゴーはイツリア・バスクカントリーで見せたように、登りも強い。
この時、プリモッシュ・ログリッチとヨナス・ヴィンゲゴーは連携して、タデイ・ポガチャルを破って1位、2位を独占している。
結局、タデイ・ポガチャルはヨナス・ヴィンゲゴーから遅れて、ペースで上がることを余儀なくされ、モン・ヴァントゥ頂上では37秒も離されてしまう。
22キロの下りでリゴベルト・ウランとリチャル・カラパスと共に下ったから、なんとかヨナス・ヴィンゲゴーに追いついたが、流石に1対1だったら追いつかなかったのではないだろうか?
タデイ・ポガチャルはインタビューで
登りではそれほどハードなペースではなかったが、レッドゾーンの下にいた。ヴィンゲコーがアタックしてきたとき、かなり深く入り込んでしまい、ちょっとやり過ぎた。
下りは超高速で、カラパスとウランも一緒にいたのは幸運だった。降下で本当にうまく協力して働いた。
とても暑くて大変な一日だった。イネオスがステージで何か狙っていたこともわかっていたのだけど。彼らは非常に強力で、最初から最後まで楽な日ではなかった。
タデイ・ポガチャルは気温が高くなると苦労することが多い。モン・ヴァントゥでは暑さが気に入らなかったと言っている。
タデイ・ポガチャルが7分近くあった先頭とのタイム差を縮めた第8ステージも雨が降っていた。これが今日のように暑いだったら、ここまでのパフォーマンスは出ていなかったかもしれない。
第3週には、二つの山頂フニッシュがある。ここでも暑い日だったらタデイ・ポガチャルのパフォーマンスが落ちる可能性もある。
天候に頼らないと、弱さが出ないというのも神頼みのような感じになってしまう。だが、それくらいしか今のタデイ・ポガチャルの弱点というのは見つからない。弱点と呼べるかどうかも微妙だけど。
第3週の山頂ゴールの二人の勝負を期待しておこう。
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