ツール・ド・スイス第5ステージでは、マチュー・ファンデルプールがスタートしてすぐの1級山岳の下りから逃げ始めた。
総合2位の1秒差でスタートしたジュリアン・アラフィリップは、集団ゴールすれば総合首位となるはずだった。
だけど、ジュリアン・アラフィリップは、このステージトップのリチャル・カラパスから39秒遅れの7位でゴール。
当初の発表では総合3位だったが、更新されて総合4位におちてしまった。なんとジュリアン・アラフィリップは、20秒のタイムペナルティを受けてしまったのだ。
20秒のペナルティの理由
ジュリアン・アラフィリップのペナルティはゴール手前9kmで起こっている。
UCI規則1.2.039では、ゴール手前20km以内では補給を受け取ってはいけないと規定されている。ジュリアン・アラフィリップは、Deceuninck-Quick-Stepのサポートカーからボトルとエナジージェルを受け取ってしまった。
Julian Alaphilippe receives a 20-second time penalty for this feed (and a bottle seconds earlier) 9km from the finish of today’s #TourdeSuisse stage pic.twitter.com/O0Auz5S8kO
— Daniel Ostanek (@LVCKV) June 10, 2021
オフィシャルがいるし、今はカメラで映像も取られているので言い訳しようがないですね。ただ、ラスト20kmから補給出来ないのも困りものだ。これも意味のないルールのような気がするけど。
2回目のミス
ジュリアン・アラフィリップは、ボルトを捨てておりサポートカーから補給しないとゴールまでの登りで補給することが出来なくなってしまう。
ジュリアン・アラフィリップはレース後に
ボトルを投げたばかりで、飲む必要があった。監督はボトルを取っても良いと言ってたけど、コミッセールはいけないと言ってたんだよね。
ボトルを貰う時に、少し迷ったんだけど、仕方ないね。
実は、ジュリアン・アラフィリップが補給ミスでペナルティを受けるのはこれが初めてではない。2020ツール・ド・フランス第5ステージで残り17.1kmでボトルを貰ってペナルティとなっている。
この時には、スタッフがゴールまでの距離の確認が出来ていなかったから。
だけど、このミスで、マイヨジョーヌを失ってしまったのだから、もう少しチームは注意するべきだろう。
同じミスを2回もしてはいけない。ジュリアン・アラフィリップは、ペナルティの後に20秒を失い、200スイスフランの罰金も支払うことになってしまった。
総合4位となり、リチャル・カラパスから53秒も遅れる結果に。第7ステージでは得意のTTが待っているだけに、この20秒のペナルティは大きい。
なによりも、精神的なダメージも大きいだろう。
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