ジロ・デ・イタリア第17ステージは、エガン・ベルナルがラスト3.8kmからのサイモン・イェーツのアタックに苦しめられた。
その戦いが始まる前、Deceuninck-Quick-Stepのエースナンバーをつけたレムコ・エヴェネプールが苦しんでいる。
最初の1級山岳パッソ・ディ・サン・ヴァレンティ―ノで遅れたレムコだったが、頂上手前で集団に復帰。
総合勢で占められた追走集団の中で下っていた。だが、その後前方でおきた事故を避けるためにガードレールを越えてしまう。
イル・ロンバルディアの墜落に比べると落ちた距離は少ないが、ケガが心配された。なんとか走り出したレムコだったが…..。
避けられない
下りで、すでに前方にライダーが束になって落車しており、後方からきたレムコは避ける場所がなかった。
起こってはならないクラッシュだった。目の前で何が起こったのか正確にはわからない。コーナーに入って、何人かの男が地面に横たわっているのが見えた。隣にライダーが乗っていたのでクラッシュを回避できなかった。
何も壊れていないが、打撲傷がたくさんある。痛みを抱えてまで走るのは意味がない。ベルギーに戻ってCTスキャンを行う。
レムコ・エヴェネプールは136位のグルベットで制限時間のギリギリで帰ってきた。
だが、その晩の遅くにジロから撤退することが発表された。
いつかジロに戻る
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レムコ・エヴェネプールはミラノまで行きたかっただろう。
もちろん、レースや初めてのグランツールを早々に去るのは悲しいことですが、最終的には良い経験になったし、またいつか戻ってきたいと思っている。
チーム全員が残りのステージで最高になることを願っている。#TheWolfpack 🐺🤍 #Giro
レムコ・エヴェネプールは第10ステージ後もジロで総合2位だった。
グラベルロードと前日の山岳で遅れ、総合19位にまで落ちていた。最後は、総合27位でジロを去る残念な結果に。
今回のジロでは多くの課題がみつかっている。オフの間に練習する予定だったシクロクロスもリハビリの関係で出来ず、グラベルロードでは遅れる。2,000m以上の山岳ステージも初めての経験。
これまで最長だった7日間を大きく越えて17日間もレースを続けた。これらが全て次のレースのための勉強となっただろう。
オリンピックとブエルタまでは、まだ時間がある。しっかりと立て直して貰いたい。
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