ロードバイクの情報を発信しています!

ツアー・オブ・アルプス第3ステージ またも逃げ切りだ~。逃げ切ったのは誰だ?

海外情報
Photo credit: Pixelteufel on VisualHunt
この記事は約9分で読めます。

第2ステージの山岳でサイモン・イエーツが1級山岳から独走し見事に総合首位に。

45秒差でパヴェル・シヴァコフをリードする展開となった。第3ステージは丘陵ステージなので、総合が大きく動くことはないだろう。

残念なお知らせは、Uno-X Pro Cycling Teamからコロナ陽性反応が出てチームが撤退したこと。

フレッシュ・ワロンヌではUAE-Team Emiratesのディエゴ・ウリッシが陽性反応で撤退しており、プロトンにもコロナは忍び寄っている。ワクチン打っているのにね。

 

スポンサーリンク

第3ステージ

第3ステージ photo tourofthealps.ec

 

コースマップを見ると、4か所の登りが見られるが分類されているのは2箇所だけ。

ただ、最初のPiller Sattelの登りでも748mからスタートして1,559mまで登らないといけない。下って次の山岳ポイントに登る前にスプリントポイントがある。

2番目の登りは、16.3kmあるが平均勾配は3.3%と緩やか。逃げにはピッタリかもしれない。分類されていない山岳を越えると、最後に小さな3級山岳がある。

3級山岳は4kmで平均勾配5.6%なので、ここまで逃げていれば後は下るだけだ。

 

14人の逃げ

photo Tiz-cyclingストリーミング 以下同様

 

スタートからアタックの応酬。

残り127kmで切った逃げには、第1ステージで逃げ切り勝利したジャンニ・モスコンも含まれている。

  1. アントニオ・ニバリ (Trek – Segafredo)
  2. ジャンニ・モスコン (INEOS Grenadiers)
  3. マッテオ・ファッブロ (BORA – hansgrohe)
  4. フェリックス・グロクチャートナー(BORA – hansgrohe)
  5. マイケル・ストーラー(Team DSM)
  6. ハーマン・ペーンシュタイー (Bahrain – Victorious)
  7. トニー・ガロパン (AG2R Citroën Team)
  8. PINOT Thibaut (Groupama – FDJ)
  9. TEJADA Harold (Astana – Premier Tech)
  10. VAN GARDEREN Tejay (EF Education – Nippo)
  11. DE MARCHI Alessandro (Israel Start-Up Nation)
  12. IDARD François (AG2R Citroën Team)
  13. AVASI Edward (EOLO-Kometa)
  14. CHRISTIAN Mark (EOLO-Kometa)

 

ジャンニ・モスコンが先頭で残り2つ目の山岳を越えていく。タイム差は2分8秒。メンバーは少し変わっており現在12名となっている。

 

12名となった先頭集団は、すでに下っている。残り45.4kmで1分50秒のタイム差。この人数ならば、逃げ切れそうな感じだが、どうだろう。

 

下りで結構タイム差を縮められてしまった。残り32.3kmで1分15秒ほど。これは厳しい。

 

下りでパヴェル・シヴァコフが落車してしまう。これは痛い。かなり擦過傷と打撲があるようだがなんとか集団には復帰。

 

集団は、サイモン・イエーツのためにTeam BikeExchangeがラスト37kmから引いている。

 

最後の3級山岳で先頭集団が動き始めた。ハーマン・ペーンシュタイー (Bahrain – Victorious)がアタックだ。これにジャンニ・モスコンが飛びつく。

 

ジャンニ・モスコンがアタックだ。

 

これに、マッテオ・ファッブロ (BORA – hansgrohe)だろうか。おついてきた。

 

後方から二人が追いつき4人となる。

  1. マッテオ・ファッブロ (BORA – hansgrohe)
  2. フェリックス・グロクチャートナー(BORA – hansgrohe)
  3. ジャンニ・モスコンi (INEOS Grenadiers)
  4. マイケル・ストーラー(Team DSM)

 

下りも快調に4人で先頭交代している。

 

メイン集団からは、ペリョ・ビルバオ (Bahrain – Victorious)がアタックをかけている。これにAG2R Citroën Teamのフランソワ・ビダールがジョイン。

 

これはいい感じだ。残り7.2kmでメイン集団とは1分7秒のタイム差。完全に逃げっただろう。

 

ちぎれた第2集団から前は見えている。15秒のタイム差だ。

 

だめだ~、後ろは上手く回らない。ルイスレオン・サンチェスもいらだっている。だが、ここにペリョ・ビルバオとフランソワ・ビダールが追いついてきた。

 

後方から、ルイスレオン・サンチェスが先頭で追い込んできた。ジャンニ・モスコンはラスト300mからロングスパートだ。

 

フェリックス・グロクチャートナー(BORA – hansgrohe)が追い込んできた~。

勝ったのはどっちだ~。

 

おーっ、ラインを先に踏んでいるのはジャンニ・モスコンだ~。

なんと、ジャンニ・モスコンは第1ステージに続いて2度目の逃げ切り勝利となった。これは凄いことだ。手首骨折からの復帰ステージで2度も逃げ切り勝利するとは素晴らしい。

ジャンニ・モスコンは総合15位までジャンプアップ。タイム差は2分12秒となったので、もう逃げさせては貰えないだろう。

走りはクラシック的だけど、強いモスコンが帰ってきたと言って良い。来シーズンは移籍となるかもしれないけれども、頑張っておくことは大切だ。

 

こちらはハイライト動画

 

 

リザルト

第3ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  MOSCON Gianni INEOS Grenadiers 20 30 4:04:25
2  GROßSCHARTNER Felix BORA – hansgrohe 10 18 ,,
3  STORER Michael Team DSM 5 12 0:01
4  FABBRO Matteo BORA – hansgrohe   7 ,,
5  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation   4 ,,
6  NIBALI Antonio Trek – Segafredo   3 ,,
7  BIDARD François AG2R Citroën Team   2 ,,
8  BILBAO Pello Bahrain – Victorious   1 ,,
9  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech     ,,
10  PERNSTEINER Hermann Bahrain – Victorious     0:13

新城幸也はメイン集団で帰ってきた。46秒遅れの66位でゴール。クリス・フルームは8分7秒遅れの91位。

パヴェル・シヴァコフは落車したけど、なんとか集団に復帰して無事に2位をキープ。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  YATES Simon Team BikeExchange 5 10:52:10
2 2  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers   0:45
3 10 ▲7  BILBAO Pello Bahrain – Victorious   1:04
4 3 ▼1  MARTIN Dan Israel Start-Up Nation   ,,
5 4 ▼1  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech   1:08
6 5 ▼1  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec   ,,
7 6 ▼1  HINDLEY Jai Team DSM   1:27
8 7 ▼1  CARTHY Hugh EF Education – Nippo   ,,
9 9  GUERREIRO Ruben EF Education – Nippo   1:52
10 8 ▼2  SCHULTZ Nick Team BikeExchange   ,,

集団アタックをかけて第2集団に合流したペリョ・ビルバオが一気に3位に上がってきた。

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation 15
2 1 ▼1  YATES Simon Team BikeExchange 10
3 4 ▲1  THOMPSON Reuben Groupama – FDJ 10
4 3 ▼1  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 8
5 5  QUINTANA Nairo Team Arkéa Samsic 6
6 6  DINA Márton EOLO-Kometa 6
7 7  ENGELHARDT Felix Tirol KTM Cycling Team 5
8 8  CARTHY Hugh EF Education – Nippo 4
9    MOSCON Gianni INEOS Grenadiers 4
10 9 ▼1  BAIS Davide EOLO-Kometa 4

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec 10:53:18
2 3 ▲1  OSORIO Alejandro Caja Rural – Seguros RGA 1:51
3 4 ▲1  RIES Michel Trek – Segafredo 2:13
4 6 ▲2  FETTER Erik EOLO-Kometa ,,
5 5  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo ,,
6 7 ▲1  LIPOWITZ Florian Tirol KTM Cycling Team 2:38

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました