ボルタ・ア・カタルーニャ第3ステージ　最初の山頂ゴールを制したクライマーは誰だ?

第2ステージの個人タイムトライヤルで一躍トップに立ったジョアン・アルメイダ(Deceuninck – Quick Step)は、ブランドン・マクナルティ(UAE-Team Emirates)と同タイムだ。

まだトップから1分以内に37名もいる状態なので、この第3ステージでも間違いなく総合はシャッフルされる。

とりわけ注目は、総合29位に位置しているリチャル・カラパスだ。カラパスが勝つにはアタックをかけるしか方法はない。アクティプな走りが見られるかな。

第3ステージ　カナル オリンピック カタルーニャ～ヴァルテ2000　203.5㎞

コースマップ photo voltacatalunya

スキー場のヴァルテ2000に向かって登っていく山頂フィニッシュのコース。登坂距離11km、平均勾配7.6%の頂きは2,145mの高地となる。最大勾配は14%あり、タイム差がつくことは間違いない。

頂上付近では多分雪が見られるのではないかな。ここでは、間違いなくイネオスの高速山岳トレインが見られるはずだ。

これを崩すのは、ユンボ・ヴィズマかUAEか。若い二人のライダーがリーダーを守れるのかも注目だ。

逃げは9人

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

最大で12分まで広がっていた逃げグループは、残り52kmで6分30秒となっている。この中で最もタイムが良いのは、スペインのプロチームEquipo Kern PharmaのFrancisco Galvánで1分2秒だ。

まあ、この9人が逃げ切れることは今日はないだろう。

集団は、クイックステップがメインで引いている。ユンボ・ヴィズマとイネもオスも先頭交代には参加だ。割と前方にゲラント・トーマスの姿も見られる。

残り27kmでタイム差は4分12秒まで縮めてきた。最後は登りで一気に詰めていくだろう。

イネオスのルーク・ロウがボトル運びをしている。背中もパンパンだ。

残り12.3kmでタイム差は3分近くもある。これは追いつかないのか?

クイックステップは引くのをやめてしまった。

イネオスがトレインを組み始める。すでにルーク・ロウは仕事を終わって切れて行った。

サガンも集団から切れてしまう。まあ登りですからね。

モビスターのマルク・ソレルが切れている。モビスターのリーダーの一角が早くも崩れてしまう。

残り9.4kmで、アレハンドロ・バルベルデがアタックだ。

すぐに、リチャル・カラパス、ダン・マーティン、セップ・クスなどがチェックにはいる。

クリス・フルームは、残り9kmでプロップだ。ここまで走れないとは～。少し体調が悪いのかな。

サイモン・イエーツ(Team BikeExchange)が集団先頭を引く。

再び、アレハンドロ・バルベルデがアタックだ。過去2回総合優勝しているバルベルデは勝利を狙っている。どこまで逃げられるだろう。

後方からナイロ・キンタナが追い上げてくる。すぐにバルベルデに合流だ。カラパスの姿も見えているが追いつけるか?

キンタナは、だいぶ調子を戻しているようだ。どこまで逃げれるかが注目だ。

残り5.3kmで35秒。テイメン・アレンスマン(Team DSM)は逃げ切れるか?

ケニー・エリッソンドとリチャル・カラパスも追いついた。これは4人の戦いとなるか?

おっと、ここで後ろから追いついたアダム・イエーツとセップ・クスが一気に抜いていく。アレハンドロ・バルベルデだけがついていく。

3人は先頭のテイメン・アレンスマン(Team DSM)を捕まえた。

3人の中から、まずはセップ・クスがラスト2.7kmでアタックだ。

バルベルデは遅れたが、アダム・イエーツはセップ・クスに追いつく。

ラスト1.9kmでアダム・イエーツがアタックをかける。これにセップ・クスついていけない。

アダム・イェーツはUAEツアーでタデイ・ポガチャルと死闘を演じたが、山岳での強さは本物だ。

アダム・イエーツは単独でゴール。総合でも一気にトップにたった。イネオスはリッチー・ポートがステージ9位に入っており、こちらも総合2位に躍進。

総合3位にはジョアン・アルメイダ。そして総合4位はステージ4位だったゲラント・トーマスが入っている。

イネオスは、1位、2位、4位とトップ10に3人が入るという大躍進だ。

リザルト

第3ステージリザルト

総合

交通事故からの復帰のウィルコ・ケルデルマンもしっかりと総合5位に。UAEのブランドン・マクナリティは一気に順位を落としてしまいましたねえ～。

ポイント賞

山岳賞

ヤングライダー賞