ヴィンツェンツォ・ニバリはジロ第15ステージで5位から7位に順位を落とした。
Team Sunwebの強烈な引きによって、ラスト9kmで先頭集団からちぎれてしまう。だが、これは決してヴィンツェンツォ・ニバリのパワーが落ちたからではなかった。
ニバリは第3ステージのエトナ山へのゴールでも総合上位陣と互角なタイムでゴールしている。
彼が遅れてしまった理由は別にあるようだ。
若い力のパワー
ジロ・デ・イタリアでも世代交代は着々と進んでおり、トップ20でニバリよりも年齢が高いのはNTTのドメニコ・ポッツォヴィーヴォ37歳だけ。
ニバリとは2019ジロでも山岳でアシストした仲間だった。
ジロ総合トップのジョアン・アルメイダ(Deceuninck-QuickStep)は22歳。ツール制覇したタデイ・ポガチャルは当時21歳。前年のエガン・ベルナルも22歳でツールを制覇した。
とにかく若い世代の著しい台頭は最近更に拍車がかかっている。これまでの経験など必要なく十代でも活躍の場がエリート世代に移ろうとしている。
プロ1年目でも、ペテランライダーと変わらない強さ、より強大なパワーを持っている。レムコにしてもそうだ。2年目でジロのエースとなるはずだったのだから。
これは若いライダーのジロです…新しい世代が突破しているのは明らかです。若いライダーはより強く、数字を気にする必要はない。ペダルを強く踏むだけだ。
フグルサングとニバリは他の若い男たちのレベルではありません。
と、ベテラン監督の、ジュゼッペ・マルティネッリ(Giuseppe Martinelli)は語っている。すでに白旗を上げているような言いようだ。
現実としてニバリはすでに、トップと3分29秒のタイム差。かなり厳しい状況。
これに対してニバリはどう考えているのか?
それが現実であり、受け入れられなければならない。来たるべきステージで反撃しようとすることしかできない。
これまでにないほど苦しんだ。誰かがここのレベルは高くないと人々を納得させたいと思っていても、我々は懸命にレースをしている。くだらない。
Snwebは最高のTeamSkyと同じくらい良かった。登りの彼らの列車は印象的だった。
代価を支払ったが、3年前の同じ登りと比較すると、私のデータは同じで、私のタイムはさらに良くなっている。
私は12歳から14歳年下の男と競争している。彼らは私よりも鋭いと言ってよいだろう。
とニバリは述べている。
登りでのタイムが良くなっているのは最近の傾向として明らか。登りのコースタイムが次々と破られている。パワー管理することで、トレーニングの質はよくなりレベルは格段に上がっている。
ニバリの力が落ちた訳ではなく、周りのライダーのパワーが良くなっているということだ。実際3年前の登りよりもニバリのタイムは良くなっているのだから。
ニバリは第3週を5人のメンバーで戦わないといけない。3人がすでにいないのだ。
- ピーター・ウェーニング ボトルを踏んで落車 次のステージでリタイヤ
- ジュリオ・チッコーネ 気管支炎でリタイヤ
- ジャンルーカ・ブランビッラ 膝のケガでリタイヤ
期待できるのは、弟のアントニオ・ニバリ、 ジュリアン・ベルナール、二コラ・コンチ、ヤコポ・モスカだけだ。
だが、厳しい山岳でアシストできるライダーはいない。第3週は更に厳しい戦いをしいられることになる。
あとは、本能的にアタックをするニバリの野生の感に頼るしかないかもしれない。ここで終わることなく若い力を再度屈服させる走りを期待したい。
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