ようやく登場した2021モデルのCANYON Aeroad CFR。
これまでも何度もリークされてきたが、ついに発売となった。
Aeroadは、空気力学、快適性、剛性、軽量性を兼ね備えた、これまでに製造された中で最も用途の広いロードバイクの1つとなる。
新しいCANYON Aeroad CFRは、すべてのパフォーマンスメトリックで改善され、最大7.4W速く、170g軽く、14%剛性が高く、スタマイズ可能な新しい空力コックピットを備えている。
CANYON Aeroad CFR
CANYONは、エアロの専門家であるスイスサイドと協力して、4年以上の開発を経て、新しい Aeroad を「市場で最速のレースバイク」と大胆に主張。
Aeroad CFR Di2は、最も軽い装備で7.26kg。最も安価なモデルでも8kg未満となっている。
エアロと軽量化を実現
CANYONは、スイスサイドのCFDソフトウェアと空気力学の専門家の助けを借りて、ヨー度0度での効率を最大化するだけでなく、横風でのセーリング効果を活用するために、従来のAeroadの7倍以上のCFD解析を実行した。
この結果、バイク単体での空力性能は前作に比べて7.4Wの削減を果たした。
実際の走行では人体の空気抵抗も考慮しなければいけない。このためCANYONはフレディ君と呼ぶ超軽量カーボン製脚ダミーを作成。
このフレディ君の足はちゃんと回転するというから凄い!
異なる3種類の状態で空気抵抗を測定
- バイク単体 7.4W
- バイク+フレディ君 4.4W
- バイク+フレディ君+ボトル2本 5.4W
通常考えられる人とボトル2本をつけた状態でも前作よりも5.4W削減に成功した。
一方、新しいAeroad CFRは、バイクを個々のコンポーネントに分解し、それぞれの重量を削ることで、168グラムの軽量化と、14%の剛性の向上を実現した。
成分 | R065 AEROAD CFR | R050 AEROAD CF SLX |
---|---|---|
フレーム | 915g | 1010g |
フォーク | 425g | 445g |
コックピット | 375g | 412g |
SEATPOST | 180g | 186g |
小さな部品 | 55g | 65g |
合計 | 1950g | 2118g |
フレームだけでも、95gの削減で915gとなっている。
フレーム重量915gというのは決して超軽量とは言えないが、CANYONは各部の重量を削ることで総重量を抑えることに成功している。
これは今年のツール・ド・フランスでアレハンドロ・バルベルデが山岳から第20ステージの個人TTでもすべて使用したことからもわかる。
ホイールを変えれば簡単に6.8kgに近づけることが出来るからだ。
CP0018エアロコックピット
CANYONはダイレクト販売のブランドだ。バイクは宅配便で送られる。
そのため、すべての顧客が損傷のリスクなしに自転車の統合コックピットを組み立てることができるソリューションを開発した。
このエアロコックピットでは、ケーブルを取り外すことなくハンドルバーを上部で分割できる。ハンドルバーは2本のボトルで固定。
分割できることで、ハンドル幅の調整も20mm可能となっている。ハンドルの高さも15mm調整可能。
これだと輪行する場合にもハンドルを外さずに折りたためるので便利だ。しかもケーブルは内装となっているのだから素晴らしい。
CANYON Aeroad CFRの仕様と価格
8つのディスクブレーキモデルがあり、フレームの形状は同じだが、3つの異なるカーボンフレームレベルがある。
コンポはカンパ、シマノ、SRAMがあり、エントリーレベルからレース仕様まで幅広く選択できるようになっている。
Aeroad CFR eTap
- フレーム:CFR
- グループセット:SRAM Red eTapAXSパワーメーター
- ホイール:DTスイスARC1100 Dicut 62
- コンポ : SRAM Red eTap AXS Powermeter
- コックピット:CP0018
- サドル : Selle Italia SLR Lite
- シートポスト : Canyon SP0046
- カラー : Stealth
- 価格 : 859,000円
詳しくは公式サイトでどうぞ
コメント