DT Swissは、最新のMon Chasseralを発売した。
これは、チューブレス対応のカーボンクリンチャーディスクホイールセットで、ペアの重量は1,266gと非常に軽くなっている。
Mon Chasseralの名前は2007年から存在し、仕様は大幅に進化したが、基本的なコンセプトは常に同じ。
エアロダイナミクスではなく、主に重量とクライミングに重点を置いたハイエンドでロープロファイルのホイールセットとなっている。
Mon Chasseralチューブレスディスク
Mon Chasseralの名前はDT Swissの本社工場の近くにあるジュラ山脈にある大聖堂の名前。
このホイールの名前は2007年から存在している。更に進化してアップデートされて登場した訳だ。
リム重量は公表されていないが、Mon Chasseralは「最速の加速ホイール」であり、PRC 1100 Dicut 35と比較して0から30km/hまで加速するときに15%の「回転および並進エネルギー」を節約すると言う。
リムについては、昨年発表されているDT Swiss PRC 1100 DICUT 25Yエディションと同じものと思われる。だが、このホイールよりも17g軽量化して登場してきた。
1266gの重量
ディスクブレーキ対応で1266gという重量は、DT Swissのホイールの中では最軽量。これを上回るのはリムブレーキ対応のホイールしかない。
センターロックディスクブレーキハブと完全にチューブレス対応のクリンチャーリムを備えた1266gは前輪578g、後輪688gから構成される。
左右のスポークの張力が均一になるように、フロントとリアのリムは非対称になっており、すべてのDTのホイールと同様に、これらはチューブレス対応となっている。
リムハイトは24mm。内部幅は18 mmで、新しいMon Chasseralsにはフックなしのチューブレス対応ビーズが付属している。
スイス製のUDカーボンリムは、UVと耐候性に優れた樹脂を使用しており、重量を削減。
写真では、バルブコアの取り外しツールとしても機能するキャップを備えたバルブセットアップを写している。
DT Swiss Dicut 180ハブ
ホイールは、DT Swissの最新のEXPフリーハブ内部構造と36Tラチェットを備えた、新しいストレートプルエアロ180 Dicut Discハブセットで回転する。
エアロアロイ12mmスルーアクスルハブは、余分な材料を(センターロックインターフェイスの1/3からなど)削り取り、全体的にスリムにして重量を13%削減。
耐久性を犠牲にすることなく重量を節約するSINCセラミックベアリングを使用している。
スポークは、AeroliteとAero Compスポークの混合で構成されており、フロントとリア共に24本。
どちらのタイプのエアロスポークも、独自のフォージTヘッドを使用してエアロアライメントを最適化し、非表示のDT Pro Lock合金内部ニップルで締め付けられている。
ニップルはリムの内側にあるので、ニップル回しで簡単に振れ取りとかは出来そうにないですね。
仕様と価格
発売時期の予定は7月となっている。
コメント