Groupama-FDJは、パリ~ニース第4ステージで2020年の新しいタイムトライアルマシンをテストしていた。
フランスのワールドチームは、フランス中部のサン・アマンド・モントロン周辺の15.1kmのタイムトライヤルコースに、Lapierre Aerostorm Discマシンを持ち込んだ。
ただ、チーム全員が使用したのではなくて、エースのティボー・ピノとスイスTTチャンピオンのシュテファン・キュングが使用した。
シュテファン・キュングは8位でゴールしておりトップ10フニッシュを飾っている。
Lapierre Aerostorm Disc
チームは、アイントホーフェン工科大学のベルギーの空気力学の専門家であるバート・ブロッケンと協力して、TTでのライダーのタイム短縮時間を目指した。
これまでのLapierre Aerostormと比べてみると
良く見ると、シートステイの位置はより低く変わっており、リアのカムテール部分の形状も変わっているのがわかる。
大幅なフレーム形状の変更はないが、より空力抵抗を抑える方向になっているのだろう。まだ、テスト段階なので詳しいことはわからないけど。
シートステイの形状をみると、シートチューブは薄くなっていることがわかる。
ティボー・ピノとシュテファン・キュングのバイクは黒で塗装されており通常のカラーではない。
ただ、残念なのはチームにはスゥエーデンTTチャンピオンのトビアス・ルドヴィクソンもいるのに彼はこれまでのマシンを使っていたこと。
新しいLapierre Aerostorm Discで走った、シュテファン・キュングは
最速の部分で力を入れて走ったが、十分ではなかった。
フィニッシュに到達して考えたことは、スタートでもう少しペダリングの節約をすればよかったと思う。そうすればもっとタイムが良かったはずだ。バイクが並外れているのに残念だ。
今回のTTの距離は15.1kmと短い。だが、登坂距離1.7kmで平均勾配4%の登りと、登坂距離1.9kmで平均勾配6%の2つの上りのあるコースは、TTスペシャリストよりもパンチャーに有利だったのかもしれない。
ちなみにティボー・ピノは50秒遅れの26位とあまり良いタイムではなかった。
シュテファン・キュングはポルトガルのヴォルタ・アン・アルガルヴェのステージレースでも新しいLapierre Aircode Discを試していた。
この新しいバイクはベルギーのレースでも使われている。
こちらは真っ白だ。
Groupama-FDJは、2020年シーズンはTTもロードも新型バイクでレースするようだ。
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