Groupama-FDJが新しいLapierre Aircode Discをテストしている画像はすでにポルトガルのヴォルタ・アン・アルガルヴェのステージレースなどで見られていた。
このため、Lapierreは多くのティーザー画像をリリースし、現在正式に名付けられた Aircode DRSの詳細を公開している。
正式な発表はまだ先となるが、画像からは大きく変更となった点が見られる。
Lapierre Aircode DRS
Lapierreは、オランダの空気力学の専門家であるバート・ブロッケンと協力し、「最先端のシミュレーションソフトウェア」を使用して新しい自転車の設計を開発した。
予想通り、Aircode DRSは向かい風と横風の両方で以前のAircodeよりも高速であると主張しているが、Lapierreは改善を定量化するための数値は提供していない。
Lapierreは、よりコンパクトなリアエンドと、サイズごとに最適化されると言われている「スタックとリーチの比率」により、バイクのジオメトリを微調整し、以前よりもアグレッシブにしたと語っている。
現在のAircodeと比べると、トップチューブとシートチューブの接合部の周囲も完全に形状が変更されているのが良くわかる。
前のモデルではこのセクションで深翼チューブを使用していたが、新しいモデルでははるかにスリムなシートチューブを使用し、細いシートステーはシートポストクランプの直前でトップチューブに合うように引き伸ばされている。
Lapierreは、この最新のデザインにより、垂直方向のコンプライアンスと快適性が大幅に向上すると述べている。
シートチューブは、シートポストクランプの前の非常に小さな接合部によってのみトップチューブに接続されている。
深く切り取られたエアロフォイルダウンチューブは、空力性能を向上させる。
Lapierreは、標準のステムとハンドルバーに統合される3Dプリントヘッドセットスペーサーとケーブルガイドのような外観を作成した。
Lapierreのプレスリリースでは、統合コックピットは開発中とのこと。
タイヤのクリアランスは、25mmコンチネンタルコンペティションのチューブラーの周りではスリムに見える。
Lapierreはまだ公式の数字を提供していないが、ワイドリムに対応する気はないのかもしれない。
実際に発表される時には、統合ステムも完成してケーブル内蔵化され披露されることになるだろう。
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