UAEツアー第3ステージは最初の山頂フニッシュ。標高1,000mを越えるジュベル・ハフィートを目指してスタートした。
日中は35℃を越えていたようで、ライダーは頭から水をかけている場面が多く見られた。砂漠だから暑いよね~。
Stage 3 Al Qudra Cycle Track~Jebel Hafeet 184km
山岳ステージといいながら、ジュベル・ハフィート山頂フィニッシュにむけて途中は全て平坦なので、最後の登りで勝負のつくコース。
登坂距離10.8km、平均勾配6.6%。全体的な勾配はそこまでキツイないように見えるが、残り6.8kmから2.8kmあたりにかけての平均勾配は8~9%になる。
残り2.8km地点で最大勾配11%となり、最後はやや勾配がゆるくなる。
ウィル・クラーク(Groupama – FDJ)とローレンス・デプルス(Team Jumbo-Visma)の二人は第2ステージからDNS。
残りの138人がスタート。
スタートして20kmで逃げを決めたのは4人。
- ビクトール・カンペナールツ(NTT Pro Cycling Team)
- ジャスパー・デブイスト(Lotto Soudal)
- スティン・スティールス(Deceuninck – Quick Step )
- ウンベルト・マレンゴ(Vini Zabù – KTM)
ビクトール・カンペナールツは芸風を変えたのか、昨日に続き今日も逃げを打つ。アワーレコード保持者の力が発揮される走りを見せてくれる。
6人が絡むクラシュが発生。一番被害が多かったのはエマヌエル・ブッフマン(BORA – hansgrohe)。
何度か、サポートカーに捕まって左肘のケガの治療を受ける。
フェルナンド・ガビリアは今日はタデイ・ポガチャルのためにアシストで集団先頭を引いたりボトルの配給したり。
As mother always says, “eyes on the road” 😕 #UAETour pic.twitter.com/a0iRCYpgJv
— Alexandre Mignot (@AlexandreMignot) February 25, 2020
ニクラス・イーグ(Trek – Segafredo)がマーシャルに激突。ニクラス・イーグは結構期待されてる若手なのだけど、この落車で登りでは遅れちゃいましたね。
カルロス・ロドリゲス(Team INEOS)も落車。二人は無事に集団復帰。大丈夫か大学生。
残り28.3kmで1分50秒を切ってきて、集団は横一列になって追う展開。
逃げていた4人はつかまるが、ビクトール・カンペナールツは先頭集団に残ってラスト7.5kmまで粘っていた。
カンペナールツが逃げを決めるためにスパートした4kmでav47.3km/hで走っている。
カンペナールツは髭ぼうぼうだが、空力抵抗に問題ないんだろうか?
先頭付近でエディ・ダンバーをアシストしていたクリス・フルームが離脱。早い…
画像は、サルバトーレ・プッチョと共に上がっているところ。フルームは10分46秒遅れの69位。ガンバレ、フルーム!
アダム・イェーツ(Mitchelton-Scott) がアタック!
アレクセイ・ルチェンコ(Astana Pro Team)とダヴィ・ゴジュ(Groupama – FDJ)がジョインするが、アダム・イェーツは再度アタックをかけて振り切る。
ひとり単独で先行する。
第2集団からアタックをかけて単独で前のアレクセイ・ルチェンコとダヴィ・ゴジュを追うダデイ・ポカチャル。
タデイ・ポガチャルは2人に追いついて、しばらく3人で走っていたが、2回のアタックで二人を振り切る。
単独でダデイ・ポカチャルがアダム・イェーツを追うが、タイム差は開く一方。
最終的に1分3秒の差をつけてアダム・イェーツがジュベル・ハフィートの登りを制した。
総合でも1分7秒のタイム差となり、第5ステージで再度ジュベル・ハフィートの登りを走る。ここで、守りきればアダム・イェーツの総合は決定となるが。
タデイ・ポガチャルが今度は先にアタックをかけて振り切れるのか? 勾配がそれほどきつくないので難しいかもしれない。
tiz-cyclingのサイトではラスト10kmから見れます。
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