サウジアラビアーツアーも最終ステージ。
前日にパンクで遅れたヒィル・バウハウスは総合優勝するにはナセル・ブアニにスプリントで勝つしか方法がない。
バーレーン・マクラーレンはチームの総力を上げてヒィル・バウハウスの勝利を目指した。
マーク・カヴェンディシュが逃げに乗る
11 riders at the front after 37km:
🇬🇧 Cavendish (TBM)
🇰🇿 Bizhigitov (AST)
🇧🇪 Backaert (VCB)
🇧🇪 Dupont & 🇧🇪 De Winter (CWG)
🇨🇭 Suter (WVA)
🇷🇺 Boev (GAZ)
🇨🇦 Zukowsky (RLY)
🇬🇧 Kyffin (RWC)
🇪🇸 Irisarri (CJR)📸 ASO / P. Ballet#SaudiTour pic.twitter.com/3b8Ob1MJF6
— Saudi Tour طواف السعودية (@thesauditour) February 8, 2020
サウジツアーの最後のステージは、プリンセス・ノウラ大学から始まる。リヤドの中心街を通り144kmのフラットなコースで、アル・マスマク宮殿でフィニッシュする。
レースは風の影響もあり、最初の逃げにマーク・カヴェンディシュが乗った!
- Cavendish (BM)
- Bizhigitov (AST)
- Backaert (VCB)
- Dupont
- De Winter (CWG)
- Suter (WVA)
- Boev (GAZ)
- Zukowsky (RLY)
- Kyffin (RWC)
- Irisarri (CJR)
この逃げはスタートから11kmで始まり30キロほど逃げて40キロでつかまるまで続いた。マーク・カヴェンディシュが逃げに乗るなんて久しぶりではないかな。
中間スプリントから逃げたのは4人。
- Angel Madrazo (Burgos-BH)
- Ellsay (Rally Cycling Team)
- Jones (Ribble Weldtite Pro Cycling)
- Irisarri (Caja Rural-Seguros RGA)
結構、頑張っていたんですけどねえ~。55km地点で5分45秒まで差をつける。
ラスト5キロでつかまり、いよいよ最後のスプリントに向けて位置取りが始まる。
完璧なリードアウト
最後は、完全にバーレーン・マクラーレンが支配。
ラスト2キロから198cmの長身マンセル・ジーベルクが引きまくる。1キロほど引いて、ハインリッヒ・ハウッスラーにバトンタッチ。
ラスト500mからはマーク・カヴェンディシュが完璧なリードアウトでフィル・バウハウスを送り出す。
ラストはゆるく左カーブになっており、最短距離を走ったヒィル・バウハウスの後ろにぴったりとナセル・ブアニがつける。
ヒィル・バウハウスは徐々にコース中央にむかってスプリント。
ナセル・ブアニはずっとマークしてたので、進路をふさがれるような形になり手をあげて抗議!
後ろでは勝利を確信したマーク・カヴェンディシュが第3ステージに続いて、後ろで万歳している。
マーク・カヴェンディシュは、第3ステージではフェイントによってヒィル・バウハウスの勝利に貢献。
最終ステージでは見事なリードアウトで勝利に貢献した。
微妙なところだったが、ヒィル・バウハウスは斜行を取られることもなくスプリント勝利を飾ると共にボーナスタイムにより総合優勝も勝ち取った!
ヒィル・バウハウスは、これで通算10勝目。ステージの総合優勝は初めての経験だ。
勝利したヒィル・バウハウスは
これほどのリードアウトを受けたことがない。かっての世界チャンピオンのリードアウトなんて。
昨年のUAEツアーでは3人しかスプリンターがいなくて大きなステージでは苦労した。今回のチームは全員がスプリンターなのでとても強力だった。
今回のチームプレイは完璧だったと思う。チーム力も突出していた。スプリントに絞ったメンバー構成は見事にヒットしたと言ってよいだろう。
ちなみに、マーク・カヴェンディシュは2月23日に始まるUAEツアーにワウト・プールスと共に出場する。
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