グランカナリアで現在2回目のトレーニングキャンプに参加しているクリス・フルーム。
2020年の最初のビデオインタビューでクリス・フルームは、リハビリ段階から抜け出し、通常のトレーニングに移ったと言っている。
すでに、タイムトライヤルバイクでもトレーニングを開始している所をみると、かなり戻してきているようだ。
フルームが自分で決めた唯一の予定はツール・ド・フランス。それまではキャンプ、全てのレースを最大限活用し7月までビルドアップを続ける。
フルームは、7月のニースでのスタートラインに立つ準備は出来ているとTeam INEOSウェブサイトで公開されたビデオで述べた。
カムバックの希望の重要な期間
フルームのビデオは、Team INEOSのGMが今シーズンのグランドツアーリーダーとチームの方向について語った次の日に公開された。
フルームは、1週間前にグランカナリア島のキャンプでチームメイトに加わっている。
そこでは、順調に走行距離を稼ぐ様子がSTRAVAにアップされた。
バイクに戻るためにすべてのゴーサインのライトが点灯した。リハビリ段階から通常のトレーニングに再び移行しているところです。
今は本当にフィットネスを感じており、再びバイクに戻って、すべてが正しく機能するようになったことは信じられないほど幸運だ。
今後数か月はかなり厳しいものになることは完全に意識している。多くのハードワークがあるだろう。
しかし、驚くほどのサポートを受けているので、私はトレーニングに夢中になり、バイクで何マイルも走ってその強さを再構築することができます。
フルームによると、最初のトレーニング期間は、7月までのビルドに取ってとても重要になると述べている。
実際に過去6か月になかった道路での時間を埋めるだけだとも。時間が足りるのかは問題になりそうだけど。
精神的エネルギーの充電
フルームのリハビリは本当に厳しいものであり、片足でのペダリングから始まっている。
手術も何回もしており、大きなプレートが大腿骨に埋まっていたことを考えると信じられないほどの回復ぶりだ。左右の足の筋力差は戻ってきたのだろうか?
彼は多くの重要なレースとトレーニングの機会を逃したが、競争からの長い休憩は彼が長く自宅にいたことを意味する。
これは、フルームに精神的なバッテリーを充電するチャンスを与えてくれた。
自転車のトレーニングやレースに出られないということは、家族と一緒に家で過ごす時間がもっと長くなったことを意味します。
たとえば、夏に子供たちと過ごした時間を思い出すことができるのは初めてです。それは素晴らしいことです。
ほとんどプロライダーは、レースが始まると自宅にいることはない。家族と一緒にいられる時間は貴重なのだ。
ツールに出ているフルームに取って、夏休みに子供と遊ぶなんてことは普通ではあり得ない。
5回目のイエロージャージに挑戦する見込みは私にとって非常に大きい。それはとてもやる気にさせてくれる。
それに加えて、今、明らかにこの怪我から戻ってきたのは、私がそこに戻ることを試みることのさらなる理由です。
私が完全に戻る保証はないけれど、挑戦するために戻るつもりだ。そのために私が持っているもの全てを与えるつもりだ。
フルームが全力で戻る気力を持っていることは現時点で間違いがない。あとは、実際に戻る時間が足りるのかが問題だろう。
予定のレースは、今の所ツール・ド・フランスしかない。ツールのためのトレーニングレースに出場して初めて本格的なレベルであるか確認出来るはずだ。
まずは、キャンプでしっかりと道路での時間を取り戻して欲しい。
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