ミケル・ランダはモビスターからバーレーン・マクラーレンに移籍する。
これにより、ランダはチームの唯一のリーダーとしてグランドツアーに挑むことが可能となった。
モビスターでは、アレハンドロ・バルベルデ、ナイロ・キンタナと自分を合わせて3人のリーダーがいる状態では、彼自身だけのためのアシスト体勢というのは出来なかった。
時には、自分の走りやアタックを封印しないといけない時もあっただろう。移籍するバーレーン・マクラーレンで何を思うのか?
ミケル・ランダのインタビュー記事があったので紹介です。
ミケル・ランダとQ&A
ワールドツアーに10年間参加し、初めて議論の余地のないリーダーとしての役割を果たします。どんな期待を持ってますか?
このチャンスは適切な時期に訪れてくれた。私は来シーズン30歳となる。経験を見逃すことなく、野心的なチームに到達できるのは嬉しい限りだ。
ヴィンチェンツォ・ニバリにかわってリーダーとなる効果は何ですか?
彼は、私が賞賛するチャンピオンだから、とても光栄だ。私は彼を後悔させないようにしたい。
2015 Giro d’Italiaで表彰台を獲得し、その後多くの不運がありました。どの結果が一番印象に残ってますか?
ツール・ド・フランス2017で4位、ロマン・バルデに1秒差で表彰台を逃したこと。
グランドツアーでの勝利を目指すにはタイムトライアルが遅すぎると言う人々に、どう反応しますか?
リチャル・カラパスという名前で答えます。彼はジロ・デ・イタリアに勝つことができた。それは我々クライマーが信じることを止めてはいけないということを意味している。
ベルナルにはライバルがいないのか? それとも新しい独占の始まりなのか?
ベルナルは無敵ではないが、彼は確かにとても強いレーサーだ。特に高地では並外れた力を発揮するしタイムトライアルでもうまく走る。
でも、全くスキがないわけではないと思っている。
新しいチームでは、改善するために何か特別なことをしますか?
マクラーレンのチームへの関与は、私たちの強力な武器となるかもしれない。今後数週間、おそらく1月に風洞でテストを行う予定だ。
タイムトライヤルの機材やフォーム改善に取り組もうとしている。
ロッド・エリングワースがバーレーンに到着しました。Skyで一緒に仕事をしましたか?
私はスカイにいたときに彼に会ったが、私は彼と直接仕事をしたことはなかった。だが、彼の功績と力は知っている。
バーレーンのリーダーの新しい役割では、元キャプテンから何をコピーしますか?
私は、エウスカルテル・エウスカディにいた時のサムエル・サンチェスから、モビスターではアレハンドロ・バルベルデ。彼らはそれぞれレースについて教えてくれた。
Froomeは代わりに何を教えましたか?
彼は、ほとんど熱狂的な方法で進路を研究する。それは、自分自身を知るためでもあったと思う。
キャプテンとして、あなたは彼の仲間に何を伝えることができますか?
困難にもかかわらず、前進する決意。
ミケル・ランダは2011年にEuskaltel – Euskadiからプロデビュー。
2014年からアスタナに移籍して、2015年にはファビオ・アルを助けてジロで総合3位。
2016年にチームスカイに移籍して、エースとして望んだジロでは途中リタイヤ。2017年のツール・ド・フランスではクリス・フルームのアシストとして総合4位となっている。
この時に悔しい1秒差で表彰台を逃しているのだ。
ランダはようやくエースとしてチームを引っ張ることになる。これまでエースとして臨んだ時には、良い結果は得られていない。だが、これからは代わりのエースはいないのだ。
彼自身が結果を出す時が来たとも言える。モビスターほどのアシスト陣がいない中で、どこまで走ることが出来るのか注目しておきたい。
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