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2026 世界選手権男子エリート マチュー・ファンデルプールは2度目の栄冠となるか?

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2026 世界選手権男子エリートロードは、タデイ・ポガチャルが欠場。

273.7km、獲得標高3,800m超の過酷なコースで、2023年王者マチュー・ファンデルプールは2度目の世界王者を狙う。

レムコ・エヴェネプール、マチュー・ファンデルプールが勝てば2度目の世界王者。

ポール・セイシャス、アイザック・デルトロ、トム・ピドコックが勝利すれば初めてのことになる。特にトム・ピドコックが勝てば、シクロクロス、マウンテンバイクに続いてロードも制することになる。

マチュー・ファンデルプールは、デミ・フォレミングに続いてオランダ代表として勝利できるのか。

 

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オランダ代表メンバー

オランダ代表メンバーは8人。

56. パスカル・エーンクホーン
57. ダーン・フール
58. メンノ・ハウジング
59. バート・レンメン
60. バウケ・モレマ
61. マティース・パースチェンズ
62. マチュー・ファンデルプール
63. ティム・ファンダイク

 

マチュー自身は、オランダがレース序盤から自らレースを厳しくする必要はないと考えている。

他国にもレースを難しくする理由があり、オランダとしては動きを見逃さず、重要な場面に選手を送り込むことが重要だという考えだ。

その中で集団牽引の役割を担うと考えられるのがダーン・フールだ。

そして終盤までマチューを決勝の勝負へ連れていく役割として期待されるのがバート・レンメン。さらにバウケ・モレマらの経験も、長丁場の世界選手権では重要になる。

マチュー自身がすべての動きに反応する必要はない。

チームとして重要な攻撃を見極め、マチューを最後の勝負まで温存できれば、オランダには十分に勝機がある。

 

マチューが勝てば2度目の世界王者

 

マチュー・ファンデルプールは2023 世界選手権で、男子エリートのロード世界王者となった。

今回勝利すれば、3年ぶり2度目の世界タイトルとなる。

そして前日の女子エリートでは、同じオランダ代表のデミ・フォレリングが世界王者に輝いた。

 

デミ・フォレリングに続いてマチューも勝利すれば、オランダは男女のエリートロードレースで世界選手権を連続制覇することになる。

ただし、マチュー自身も今回のコースが自分にとって簡単なものではないことを認めている。

「難しいサーキット。おそらく限界に近いが、不可能ではない」

これは以前から言っており、試走後も語っている。

 

「厳しいほどいい」とマチューが言及

 

モントリオールのコースは、マチューにとって明らかに理想的とはいえない。

特にカミリアン・フードは約2.3km、平均6.2%の登り。しかもそれを長いレースの中で何度も越えなければならない。

ロンド・ファン・フラーンデレンのオウデクワレモントは2.1kmで4.3%。

2026年はタデイ・ポガチャルに3度目のオウデクワレモントで引き離された。マチューの場合、登りで一流クライマーに対抗できるのは2kmくらいが限界に近いのでは。

 

純粋なクライマーと比較すれば、体格面でも登坂力でもマチューは不利になる。

しかし、本人はそこに勝機を見いだしている。

マチューは、レースが厳しくなればなるほど終盤には全員のパワーが落ち、その結果としてクラシック系の自分でもクライマーとの差を縮められると考えている。

つまり、「厳しいコースだから不利」ではなく、「厳しいレースにしてしまえばチャンスがある」という考え方だ。

実際、マチューは9月のツール・ド・ルクセンブルク最終ステージで174kmを独走して勝利。世界選手権前の最後のレースで、長距離を走り続けた後にも高い出力を維持できる状態を示した。

ただし本人も、この勝利が世界選手権での成功を保証するものではないと認めている。

 

最大の壁はポール・セイシャス

 

マチューにとって最大のポイントになるのが、ポール・セイシャスの登りへの対応だ。

セイシャスは64kgという軽量な身体を武器に、モントリオールのアップダウンで強烈な加速を繰り返すことができる。

直近のGPモントリオールでもアイザック・デルトロに続く2位に入り、このコースへの適性を示している。

 

世界選手権ではさらに距離が長い。

マチューが狙うのは、序盤からセイシャスの動きをすべて追うことではないだろう。

重要なのは、最後の局面でセイシャスが鋭く加速したときに、その攻撃へ追従できるかどうかだ。

一度離されれば、長い登りの先で追いつくことは容易ではない。

逆に、セイシャスのアタックを耐え、頂上付近で食らいつくことができれば、マチューには下りやその後の短い登り、そして最後のスプリントという別の勝負方法が残る。

セイシャスの一撃についていけるか。

ここがマチューの世界王者への最大の分岐点になりそうだ。

 

レムコ、デルトロ、ピドコックも狙う

 

マチュー以外にも、このレースには歴史を変える可能性を持つ選手がいる。

レムコ・エヴェネプールが勝てば2度目のロード世界王者となる。

2022年のウロンゴン大会で初めて虹色ジャージを獲得しており、すでに個人タイムトライアルでは2026年大会で4連覇を達成した。

 

一方、ポール・セイシャス、アイザック・デルトロ、トム・ピドコックが勝てば、男子エリートロードでは初の世界王者となる。

特にピドコックが勝利すれば、その意味は大きい。

ピドコックはシクロクロスで世界王者となり、さらにマウンテンバイクの世界選手権でも世界王者となっている。

2026年にはMTBの世界タイトルも獲得しており、ロードで勝てば、シクロクロス、マウンテンバイク、ロードの3競技でエリート世界王者となる。

英国代表にはアダム・イェーツとオスカー・オンリーもいるため、終盤の人数勝負になればピドコックを支えるカードも揃っている。

 

マチューは再び虹色ジャージを着られるか

 

今回の世界選手権には、ポガチャルがいない。

そのため、多くの選手が「自分にも世界王者になるチャンスがある」と考えている。

マチュー自身も、ポガチャル不在によってレースが変わると話している。誰もが勝利を狙うことで、展開はより予測しにくくなる。さらに世界選手権にはチーム無線がないため、レース中の判断がより重要になる。

マチューにとっては、それもプラス材料になる。そして何より、2023年に世界王者になった経験がある。

すでに虹色ジャージを手にした経験があるからこそ、最後の局面での判断を落ち着いて行えると本人も話している。

ただ、最大の問題はやはり登りだ。

ポール・セイシャスやアイザック・デルトロが最後の登りで仕掛けたとき、マチューはその動きについていけるのか。

そこを耐え抜けば、マチューには下り、平坦、そしてスプリントという武器が残る。

逆に、登りで決定的に離されれば、2度目の世界王者という夢は遠ざかる。

デミ・フォレリングが女子の虹色ジャージをオランダへもたらした翌日。

マチュー・ファンデルプールは、再びオランダに世界王者のジャージを持ち帰ることができるのか。

2023年以来となる2度目の栄冠を懸けた、マチュー最後の2026年ロードレースが始まる。

コメント

  1. 毎日読者K より:

    たのしみですね〜、女子のレースもシノギを削るいい内容でした(*^^*)

    世界選手権ならではの長距離がマチューに味方するかもしれませんね。
    優勝候補筆頭はレムコかな。レムコが独走状態に入り、追走の抑えにワウトが入るのを狙いたい展開かと思います。

    登りはデルトロが強い気がしてますが、チーム力的にすこし劣る穴を埋めきれるか。

    セクサスは経験値の差を登坂力で埋めきれるか。

    ちゃんさんの記事にもあったアメリカもレースをかき回して爪跡残してきそうですし。

    たのしみですね〜

    個人的にはレムコとの共闘でワウトにもチャンスがあるとおもってますが、レムコのために力を使い果たすか、どこかで抜け出して独走力発揮するか。小集団になればスプリント力も(*^^*)
    シクロクロスでレインボー経験のあるワウトがロードでもレインボージャージを着ているのが見たいです。

    長々と失礼しました。楽しみです(*^^*)

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