2026年ツール・ド・ルクセンブルク第5ステージ。
マチュー・ファンデルプールはスタート直後から単独で抜け出すと、177kmのレースで実に175kmを一人で逃げ続け、最後まで逃げ切ってステージ優勝を果たした。
これは今世紀のプロロードレースにおける最長の成功した単独逃げとされる。
今世紀最長
🇳🇱 Van der Poel produces the longest winning solo of the century in 🇱🇺 Luxembourg
📸 Cor Vos pic.twitter.com/0XvUohNd92
— Domestique (@Domestique___) September 21, 2026
マチュー・ファンデルプールは、2024 パリ~ルーベで59.6kmを逃げていた。しかし、今回の175kmというのはずば抜けている。
これは、マチューのキャリアの中で最長のものとなるのは間違いない。
そして、歴代の記録をみても2000 ジロ・デ・イタリア第7ステージでデビッド・マッケンジーが164kmを単独で逃げた記録をさらに更新した。
もう、でないだろうね。
異次元の走りを間近で見たプロたちは
An extraordinary feat from MVDP 🤯
Mathieu Van der Poel produced the longest solo win in recent memory in men’s WorldTour and ProSeries races with an enormous 175km lone effort on Stage 5 of the Škoda Tour of Luxembourg.
📸 Getty Images pic.twitter.com/ZUYoRkwg6j
— Velon CC (@VelonCC) September 20, 2026
上記は最近の逃げた距離のランキングだ。
2026 ツール・ド・ルクセンブルク第5ステージはマースからルクセンブルクまでの177km。
マチュー・ファンデルプールはスタート直後から攻撃を仕掛け、わずか2km地点で単独先頭に立った。そのまま後続との差を広げ、最終的には175kmにわたる単独走を成功させた。
この走りを間近で経験した一人が、Soudal – Quick Stepのペパイン・ラインデリンクだ。
ラインデリンクは序盤、ファンデルプールについていくことも考えたという。しかし、すぐにそれが極めて難しいことを悟った。
「今日は本当に別の惑星にいるようだった。序盤からロケットのような走りを見せ、誰もついていけなかった」
ラインデリンクは、集団が懸命に追走していたにもかかわらず、マチュー・ファンデルプールとの差がなかなか縮まらなかったことにも驚きを示した。
集団には15~20人ほどが残り、かなりのスピードで走っていたにもかかわらず、無線から伝えられたのは「差が縮まっていない」という情報だったという。
これは本当に速かった
The longest solo victory of this century 😱
Mathieu van der Poel, take a bow 👑 pic.twitter.com/WXY48HaZ3N
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) September 20, 2026
Decathlon CMA CGM Teamの経験豊富な選手、オリバー・ナーセンも、この日のファンデルプールの走りについてコメントしている。
オリバー・ナーセンらは当初、ファンデルプールが175km近い距離を単独で逃げ続けるとは考えていなかった。まあ、当然だろう。
むしろ、長距離の単独走によってファンデルプール自身が消耗し、後半に捕まると考えていたという。
しかし、実際にはその予想は完全に外れた。
オリバー・ナーセンによれば、集団も決してゆっくり走っていたわけではない。カメラバイクや撮影用のバイクなども周囲を走る状況で、集団の速度は非常に高かった。
それでもファンデルプールとのタイム差はほとんど縮まらなかった。
「本当に速かった。パワーもセミクラシックに近いレベルだった」
さらにナーセンは、ファンデルプールと集団の間の差が終始安定していたことを「本当に異例」と表現。

Image generated by Midjourney
最終的にマチュー・ファンデルプールは、177kmの第5ステージを4時間10分58秒で走り切り、ミッケルフレーリク・ホノレに1分04秒差、ペパイン・ラインデリンクに1分09秒差をつけて優勝した。
さらにこの勝利によって、マチュー・ファンデルプールは今大会2勝目を挙げ、ポイント賞と山岳賞も獲得。翌週に控えるモントリオール世界選手権に向けても、大きなインパクトを残すことになった。
175kmという途方もない距離を一人で走り抜いたマチュー・ファンデルプール。
その走りを追いかけたプロたちの証言からも、今回の独走が単なるステージ優勝以上のインパクトを持っていたことがうかがえる。




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