ツール・ド・フランスの第2休息日である月曜日の夜、レースに残っている全166名の選手がドーピング検査を受けた。
この一斉検査は、タデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)やヨナス・ヴィンゲゴー(Team Visma | Lease a Bike)らが日曜日の早朝に受けた抜き打ち検査に続いて実施されたものだ。
休息日の夜に行われた血液検査と生体パスポートの更新

月曜日の午後8時から午後11時の間に、国際検査機関(ITA)のドーピング・コントロール・オフィサーが全選手を訪問し、血液サンプルを採取した。
ITAは、このミッションが「アスリート生体パスポート(ABP)」のための包括的な検査であり、バルセロナでの開幕2日前に実施された検査を補完するものであると発表している。
採取された追加の血液サンプルは、各選手の生物学的マーカーの変動を評価し、長期的なプロファイルを強化するために使用される。
生体パスポートとは
生体パスポートまたはバイオロジカル・パスポート(英: Biological passport)とは、スポーツ選手の一定期間における生物学的マーカーを記録し、これを照合することでドーピングを検知するドーピング検査手法である[1]。
従来の手法では、検査に際して体内から禁止物質が検出されるか否かで判断がなされていたが、生体パスポートでは継続的な観察により、通常であれば生理学的にありえない(例えば禁止薬物を用いたような)体質の変化から、ドーピングを検知する。
引用 wikipedia
波紋を呼ぶ深夜の抜き打ち検査

今大会では、深夜から早朝にかけての検査も並行して行われている。
タデイ・ポガチャルや、現在は負傷により帰宅しているヨナス・ヴィンゲゴーを含む5チームの選手が、午後11時から午前6時の間に抜き打ち検査を受けたことが確認されている。
夜間の検査を実施するには裁判所の許可が必要であり、ITAは対象選手に対してABPの異常や急激な成績向上など、十分な疑念があることを証明しなければならない。
ITAのベンジャミン・コーエン事務局長は4月の時点で、マイクロドージングの問題が疑われる場合には柔軟な検査体制が必要であると言及していた。
一方で、睡眠を妨げる深夜の検査について、タデイ・ポガチャルは「奇妙だ」と表現し、プロサイクリスト協会(CPA)などからも批判の声が上がっている。
しかしITAは、予測不可能性を保ち、マイクロドージングの疑いを検出するためにこれらの検査が不可欠であるという姿勢を崩していない。
I don’t post here much. But I’ll roll this grenade down the aisle: 2am testing is one of the very effective ways to prevent peptide(EPO,hGH) and testosterone micro dosing. If UCI had tested us in 2001 at 2am? We’d all have been suspended and saved the sport 25 years of drama.
— Jonathan Vaughters (@Vaughters) July 20, 2026
これに関してEF Education-EasyPostのGMジョナサン・ヴォーターズは、25年前に夜間検査をおこなっていれば、タデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーが深夜に検査されることはなかったはずだと言っている。
「ここにはあまり投稿しないんだけど。でも、ここで爆弾発言を投下しておくよ。午前2時の検査は、ペプチド(EPO、hGH)やテストステロンのマイクロドージングを防ぐための極めて効果的な手段の一つだ。
もし2001年にUCIが午前2時に私たちを検査していたら? 私たちは全員出場停止処分を受けていたはずだし、このスポーツは25年間にわたる騒動を免れていたはずだ。
タデイとヨナスが、私たちがやったクソみたいな行為のツケを払わなければならないのは残念だ。とはいえ、信頼を取り戻すためなら、多少の睡眠不足は厭わない。正直なところ、二人には謝るべきだろう。」



コメント
ジョナサンウォーターズは、アームストロングの元チームメイトで、早くから不正を訴えていた人なので説得力のある発言ですね。
深夜の検査には、アームストロングも苦言を呈したとか‥