ある程度の予想はされていた展開とはいえ、やはりマリア・ローザを失う瞬間はあまりにも早く訪れた。
ジロ・デ・イタリア第14ステージの厳しい山岳コースを終え、アフォンソ・エウラリオはついに首位の座を明け渡すことに。
しかし、悲観する要素ばかりではない。並み居る強豪が苦杯をなめる中、彼は依然として総合2位という素晴らしい位置につけている。
若き才能がグランツールの高い壁に直面しながらも、力強く踏みとどまっている事実は特筆に値する。
長き登りで突きつけられた課題と次なる目標
Afonso Eulalio is a fighter 💪
The Portuguese man has been dropped but is battling hard to limit his losses at the Giro. pic.twitter.com/QSby8dbYUk
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) May 23, 2026
アフォンソ・エウラリオが切れたのは残り8.6kmと1級山岳ピラの序盤。一体何分失うんだろうと思っていたらステージ15位の2分49秒遅れ。
これは大きく総合順位を落としたなあ~、と思っていたらなんと総合2位キープ。フェリックス・ガルには2分遅れだったので、総合で24秒のリードがまだあるのだ。
マリア・ローザを手放した今、エウラリオの最大の目標は総合2位のキープというよりも、現在着用している新人賞の白いジャージ(マリア・ビアンカ)を最終地のローマまで守り抜くことに完全にシフトした。
今回のレースで浮き彫りになったのは、彼が「長い上り」を少し苦手としているという事実だ。
2025年の世界選手権のように、短い登りを何度も繰り返す周回コースであれば、たとえ総獲得標高が5,475mを越えるような過酷なサバイバルレースであっても、彼は最後まで生き残る力を持っている。
パンチ力と回復力には非凡なものがあるのだ。しかし、今回のステージに設定されたような延々と続く長い上りでは、純粋な登坂力が試される。
アフォンソ・エウラリオの体格は身長174cm、体重62kg。一般的には十分に軽量だが、世界の頂点を争う純粋なクライマーたちと比較すると、若干重たい部類に入るのかもしれない。
このわずかな体重差と脚質の違いが、1時間近く続くような長い上りにおいてタイム差となって表れた形だ。本人もそれは自覚しているだろうけれど、これは今後の課題となる。
目指すべきステージによって変わるだろうけど、総合狙いよりはややパンチャーよりの中級ステージの勝利を狙うのがよさそうだ。
今日ジャージを失うことは分かっていましたか。
ああ、予想はしていた。ヨナスはヨナスだ。昨日、彼がこのステージで勝つとすでに言っていた。とにかくフィニッシュラインまで戦い続けるだけだったし、それが全てだ。
今日はどのような戦いだったのでしょうか。
とても厳しかった。早い段階で遅れてしまった。でも、今日だけでなく、先週も、過去10日間も、チームメイトは僕を信じてくれた。僕はチームに何かを返すために、フィニッシュラインまで戦い続ける必要があったんだ。
今日の自分のパフォーマンスには満足していますか。
自分が何をしたか完全に確認したわけではないし、最高の出来とは言えないかもしれない。でも、僕としてはまずまずだったと思う。長い上りはあまり好きではないんだ。とにかく最後まで戦い続けた。
ジロ・デ・イタリアも残り1週間となり、総合2位につけていますね。
あと1週間ある。これからの数日はもっと苦しむことになるだろうね。明日は簡単なステージになることを願っている。休息日には、今回はTTバイクと準備したTTがあるけれど、良いコーヒーライドをして、かなりリラックスした日にしたいと思っている。
まだ守るべきマリア(マリア・ビアンカ)がありますね。
その通りだ。トップ10入りと、良いコンディションで走るために戦うつもりだ。
新人賞2位のジュリオ・ペリツァーリとは1分56秒差ある。第14ステージでは、彼に1分46秒差をつけられた。第16・19ステージの上りゴールでジュリオ・ペリツァーリから遅れると厳しいか。ただ、トップ10は十分に目指せる順位だ。
ワールドチームの1年目で2025 ジロでは第19ステージでリタイヤ。それから考えると夢のような10日間のマリアローザだった。



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