2026年ジロ・デ・イタリア第2ステージ、ヴェリコ・タルノヴォへと向かう濡れた路面で発生した大規模な落車は、Bahrain Victoriousに深刻なダメージを与えた。
総合上位の有力候補であったサンティアゴ・ブイトラゴがこの事故に巻き込まれ、無念のリタイアを喫したのである。
しかし、チームにはこれまで幾度も逆境を救ってきたベテラン、ダミアーノ・カルーゾがいる。ブイトラゴの意思を継ぎ、再びエースとしてプロトンの最前線に立つカルーゾの走りに注目が集まる。
サンティアゴ・ブイトラゴは落車で無念のリタイア
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— Cyclism’Actu (@cyclismactu) May 11, 2026
第2ステージのフィニッシュまで残り約23km地点、逃げ集団を吸収し終えたプロトンが最終盤に向けて加速する中で事故は起きた。
滑りやすい路面で発生した大規模な落車は、多くの選手を路面に叩きつけた。サンティアゴ・ブイトラゴはこの衝撃を回避できず、病院への搬送が必要なほどのダメージを負った。
骨折とかはなかったけれど、脳震盪の症状があり、チームはステージ終了後、彼のジロ離脱を正式に発表した。
ジロではステージ2勝。ここまでのグランドツアーでの成績は
2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合53位
2022 ジロ・デ・イタリア 総合12位、ブエルタ・ア・エスパーニャ リタイア
2023 ジロ・デ・イタリア 総合13位、ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合10位
2024 ツール・ド・フランス 総合10位
2025 ツール・ド・フランス 総合40位、ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合15位
単独エースとして臨んだジロ・デ・イタリアの第2ステージでのリタイヤは無念というほかないだろう。
エース離脱を受け立ち上がるダミアーノ・カルーゾ
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サンティアゴ・ブイトラゴの離脱で、Bahrain Victoriousはダミアーノ・カルーゾに託すことになるだろう。
カルーゾにとって、セカンドエースからリーダーへと役割が変更される状況は、これまでのキャリアで幾度も経験してきたことだ。
彼はエースを支えながら自らも結果を出す卓越した能力を持っており、2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合9位、2015年ジロ・デ・イタリア総合8位、2020年ツール・ド・フランス総合10位と、世界最高峰の舞台で安定してトップ10に食い込む走りを見せてきた。
これまでのダミアーノ・カルーゾのグランドツアーでの成績は以下の通り
2011 ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合74位
2012 ジロ・デ・イタリア 総合24位
2013 ジロ・デ・イタリア 総合19位
2014 ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合9位
2015 ジロ・デ・イタリア 総合8位、ツール・ド・フランス 総合53位
2016 ツール・ド・フランス 総合22位
2017 ツール・ド・フランス 総合11位、ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合109位
2018 ツール・ド・フランス 総合20位
2019 ジロ・デ・イタリア 総合23位、ツール・ド・フランス 総合58位
2020 ツール・ド・フランス 総合10位
2021 ジロ・デ・イタリア 総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合17位
2022 ツール・ド・フランス リタイア
2023 ジロ・デ・イタリア 総合4位、ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合19位
2024 ジロ・デ・イタリア 総合17位、ブエルタ・ア・エスパーニャ リタイア
2025 ジロ・デ・イタリア 総合5位
2021 ジロ・デ・イタリアでミケル・ランダのリタイヤを受けてエースに。マリアローザをかけてアタックも繰り出した。
一時は引退も視野に入れていたベテランだが、昨シーズンの活躍は驚異的だった。
2025年のジロ・デ・イタリアでは、体調不良で離脱したアントニオ・ティベッリに代わって急遽エースを務め、総合5位で完走。
さらに8月の2026 ブエルタ・ア・ブルゴス第4ステージでは、3年ぶりとなる独走勝利を飾り、その勝負強さを証明している。
イタリア本土にたどり着く前にエースを失うという悲劇に見舞われたBahrain Victoriousだが、経験豊富なカルーゾがリーダーとなるはず。
これで、再び総合トップ10入りへの希望が灯っている。逆境においてこそ真価を発揮するベテランが、今大会でどのような物語を作るのかに期待がかかる。
なお、ダミアーノ・カルーゾは38歳。今シーズン限りで引退の予定だけど、これでトップ5でも入ろうものならば、他チームから呼ばれるかも。
なお、引退までに走りたいといっていたパリ~ルーベは走っていない。もし仮に、来シーズン走るならば是非走ってもらいたものだ。






コメント
沖縄生まれのクリスホーナーは41歳でベルタを制したのだから、できない事はないと思いたいです。第7ステージは200キロ過ぎてから下りが怖いとずっと前から言われてますが、ブロックハウスの登りでビンゲゴーを千切って欲しいですね。(2022年のヒンドレーまでブロックハウスを制した人は総合優勝できないという不吉なジンクスがありましたが…)