自転車ではロードレースだけでなく、こんな稼ぎ方もあるんだという紹介記事。
プロサイクリストの朝は早いが、元プロスケーターのガブリエラ・ゲラ(Gabriela Guerra)の朝は早すぎ。 というより深夜。
ブラジル出身の彼女は現在、午前2時に起きてスマートトレーナーにまたがり、自宅にいながらにして6桁(10万ドル以上=約1,500万円〜)の年収を稼ぎ出している。
元プロスケーターという異色の経歴
この投稿をInstagramで見る
ガブリエラの転機は、プロスケーターとして活動していた20代前半に訪れた前十字靭帯(ACL)の断裂という大怪我だった。
スケートボードは膝への負担が極めて大きいスポーツ。選手生命を脅かす大怪我を負った彼女は、医師からリハビリの一環としてある提案を受けた。
それが自転車だった。膝への衝撃が少なく、筋力を戻すのに最適な自転車。 最初はただのリハビリ目的だったけれど、彼女はすぐにその魅力に取り憑かれた。
「風を切る感覚、スピード、そして自分の力でどこまでも行ける自由。スケートボードとは違う興奮があった」と彼女は振り返える。
リハビリをきっかけに自転車の才能を開花させた彼女は、当初、固定ギアのピストで街中を疾走する「Red Hook Criterium」などで頭角を現す。
その後、本格的なロードレースチームTibco-Silicon Valley Bankにも所属したが、そこで待っていたのは厳しい経済事情だった。
怪我でスケボーの夢を絶たれ、ロードレースでも生活の不安に直面した彼女。 そんな彼女が最終的に辿り着いたのが、怪我のリスクが極めて低くかつ実力次第で大金を稼げるバーチャルサイクリング、MyWhooshの世界だった。
MyWhooshのSunday Race Club
この投稿をInstagramで見る
MyWhooshは、Sunday Race Club (SRC)という超高額賞金レースを毎週開催している。
ガブリエラはこのSRCに特化したプロ選手。 しかし、問題が一つあった。
主催者が中東(UAE)ベースであるため、彼女が住むアメリカ時間では、レース開始が日曜日の午前3時(起床は2時)になってしまう。
毎週日曜、午後11時30分に起き、コーヒーを飲み、体重測定して午前3時から全開でペダルを回す。 それが彼女の夜勤となる。
しかし、その対価は魅力的。 今は、6桁(1000万円以上)を稼いでいる。
彼女は現在、経済的な安定を手に入れた。 スポンサーのために世界中を飛び回る必要も、落車で骨折するリスクも実走に比べればない。
ここでは簡単にまとめているけれど、摂食障害を克服し、かなり苦労もしている。
31歳で、10年未満の本格的なトレーニングを経て最大酸素摂取量77.9 ml/分/kgを誇る彼女は、自分の最高の時期はまだこれからだと信じている。
2度銀メダルとなっており、世界王者となるのも時間の問題かもしれない。プロフェッショナルだ。



コメント