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ジロ制覇直後に引退を決意 親友が語るサイモン・イェーツの引き際

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Photo credit: babbo1957 on VisualHunt.com
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2026年早々に発表された、サイモン・イェーツの電撃的な現役引退発表。

 

33歳、2025 ジロ・デ・イタリア覇者というトップレベルでの決断は世界中に衝撃を与えた。

だが、彼の親友であり同胞のオウェイン・ドゥールにとっては、それほど驚くべきことではなかったようだ。

 

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これ以上よくなることはない

 

オウェイン・ドゥールとサイモン・イェーツは2010年100% Meというクラブチームにチームメイトとして所属。

2012年と2013年には英国自転車競技連盟のアカデミーにも一緒に所属していた。2026年からは、チームメイトとして一緒に走る予定だったのだけど。

 

オウェイン・ドゥールのコメント

サイモン・イェーツの引退発表について、驚きはありましたか?

正直なところ、それほど大きな驚きではなかった。実は昨年のジロ・デ・イタリアの最終日、ローマで彼と話をしたんだ。

 

その時、どんな会話を?

最終ステージの最中に彼を見つけて、「おめでとう」と声をかけた。僕は当時EFにいたので、「リチャル・カラパスに勝ってほしかったけど、他の誰かが勝つなら君が一番だ」と伝えたんだ。

そうしたら彼はこう言ったんだ。「正直に言うと、もうここで終わりにするかもしれない」とね。

 

優勝した直後にですか?

ええ。「これ以上、良くなることはないだろうから(It wouldn’t get any better than this)」と彼は言っていた。

その時は、3週間の激闘を終えた直後だったから、ただ疲れていてそう言っただけだと思っていた。でも今振り返ってみれば、あの時にはもう、彼の心の中で何かが決まっていたのかもしれない。

 

彼にとっては「最高の瞬間」で去るのが理想だったのかもしれませんね。

そう思う。彼にとってジロでの勝利は、ずっと追い求めていた未完の仕事だったから。それを成し遂げた今、彼にとってはこれ以上ない完璧なタイミングだったのだろう。

 

ジロでの会話の後、彼が実際に引退を決意するまでの様子はどう見えていましたか?

彼はその後、ツール・ド・フランスや他のレースにも出場したが、引退の二文字は常に頭の片隅にあったのだと思う。 もちろん、12月のTeam Visma | Lease a Bikeのキャンプでも彼に会った。

彼は新シーズンに向けて準備をしていたし、幸せそうでモチベーションも高いように見えた。 それでも、やはり「ここで止める」という強い気持ちの方が勝ったのだろう。

その決断には「シャポー(脱帽)」と言うしかない。

 

大型契約を蹴ってまでの引退になりますね。

ええ。彼は自転車に乗ることで多額の報酬を得ている。それなのに、いや、それはパスするよ。最高のレベルにあるうちに終わりたいんだと言える。これには敬意を表したい。

 

同じプロ選手として、彼の決断をどう理解しますか?

サイモンのようなトップレベルで長年戦い続けるということは、とてつもない犠牲とリスクを伴うし、長い時間家を空けることにもなる。

彼らのような選手にかかるプレッシャーを考えれば、この決断に至ったことは完全に理解できる。

 

あなた自身のキャリア観とは違いがありますか?

僕も他の選手と同じくらいハードにトレーニングしているが、僕に対する期待値や要求のレベルは彼らよりもずっと低いからね(笑)。

おそらくそれが、僕がまだあと4、5年、あるいは体が続く限り喜んでこの仕事を続けたいと思える理由なんだろう。

 

チームメイトのマッテオ・ヨルゲルソンは、サイモン・イェーツの引退への気持ちがあることをわからなかったと。ジロ・デ・イタリア優勝後も祝賀会もなく、すぐにツールの高地トレーニングへ。サイモンのプロフェッショナルな行動と決断を称賛している。

また、チームマネージャーのリチャード・プラグは、クリスマス期間中にサイモン・イェーツから電話があったそうだ。

すでに彼の心の中では決まっていたということだ。確かに、今後グランドツアー制覇というチャンス、33歳という年齢で実際に次の勝利が得られるかというと難しいだろう。

キャリアの最高潮の時にやめるのには相当な決意が必要だ。かつて2018年のジロの総合優勝を逃してしまい、未完の仕事と言われていたジロ制覇。

全てのグランツールでステージ優勝を成し遂げた彼にとって、これ以上の「完璧なフィナーレ」はなかったのかもしれない。

 

 

コメント

  1. よかあし より:

    12月のキャンプにも参加してた中、年が変わると突然の引退とは、なかなか衝撃的ですね。
    信頼関係があっらたからチームもまさか辞めるとは思ってなかったんでしょうか。
     彼も自分のやりたい事や今後のリスク、もしかしたら引退を知った時の他のチームメイトの事なども考えながら、自問自答してたのでしょうか。

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