レース1周目、高速セクションでマチュー・ファンデルプールがぐらついた。その後、マチューは後ろの観客を見て手をあげていた。
このシーンはテレビ中継でも大きく映し出され、「またアンチによる妨害か?」とSNSで物議を醸していた。
何があったのか、その後すぐに警察介入との報道が。
警察の介入と主催者の厳しい対応
この投稿をInstagramで見る
一人の男性観客が柵から身を乗り出し、マチューのハンドル付近に手が接触しているのがわかる。マチューはあわや転倒というバランスを崩し、男性を押しのけるようにして走り去った。
レース後、地元の警察は映像を確認し、即座にこの男性を特定して連行・尋問を行った。 大会主催者であるGolazoのクリストフ・インペンス氏は、「警察は自発的に彼を探し出した」と語り、UCI(国際自転車競技連合)と共に苦情を申し立てたことを明かした。
これには「たとえ悪意がなくても、選手の安全を脅かす行為は許されない」という強いメッセージが含まれている。
観客の正体は?
Not cool! ❌
Mathieu van der Poel lead the X2O Trofee in Loenhout despite this fan making contact! pic.twitter.com/8E27XvLt7H
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) December 29, 2025
しかし、ビールを投げつけるような「フーリガン」とは事情が違っている。尋問を受けた男性は非常にショックを受けており、「わざとではなかった」と主張している。
「彼はマチューの大ファンで、ただ熱狂的に応援していただけだった。距離感を見誤って接触してしまったようだ」と報じられており、男性はマチュー本人に直接会って謝罪したいという意向を示している。
マチュー自身もレース後のインタビューで大人の対応を見せている。
「彼に悪意があったとは思わない。ただ応援していただけだろう。観客は時々、選手が近づいていることを忘れてしまうんだ」と語り、大事にするつもりはない様子。
起訴とかの話はなくなっている。今回はあまりにも熱心に応援しすぎて身を乗り出しすぎたということだ。



コメント