UAE Team Emirates – XRGのティム・ウェレンスが独走優勝した1分28秒後、ヴィクトール・カンペナールツが単独2位でゴール。
その後ろの22人のスプリントをTudor Pro Cycling Teamのジュリアン・アラフリップが制した。
勝ったと思ったジュリアン・アラフリップは、いつもの豪快なガッツポーズを披露。前にいたヴィクトール・カンペナールツも見えていなかったようだ。
驚異的な3位のゴール
Julian Alaphilippe thought he had won the stage! 😱 pic.twitter.com/K7j9Vp1b8M
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) July 20, 2025
本当に勝っていたのならば凄いことだった。まず、ジュリアン・アラフリップは序盤の落車で左肩を押さえていた。
鎖骨骨折かと思ったけれど、なんと左肩の脱臼だったのだ。それをジュリアン・アラフリップは自分で治している。
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上記はプリモッシュ・ログリッチと話ししている場面。「実は、落車で肩が外れちゃったんだよ。」と話ししている。
プリモッシュ・ログリッチも肩の脱臼を何度もレース中に自分で治しているので仲間なのかな。
こんな状態でも、ジュリアン・アラフリップは逃げに入り込み最後はスプリントでワウト・ファンアールトをまくっている。
この時にガッツポーズしてしまった。この種明かしは簡単で、落車した時に無線が壊れてしまっている。これでは、前に誰がいるかなんて情報は入ってこない。
Julian Alaphilippe’s radio broke during his crash but he still sees the humor in mistakingly celebrating a stage win at the finish. 😅👏 #TDF2025 pic.twitter.com/ZfH4FLd7Nr
— NBC Sports Cycling (@NBCSCycling) July 20, 2025
ジュリアン・アラフリップのコメント
クラッシュして肩を脱臼したんだ。 数秒間、もうダメだと思ったけど、病院でやってもらったことを思い出して、なんとか自分で元に戻したんだ。
序盤の落車の後、タイムトライアルで集団に復帰し、マイケル・ストーラーとチームの目標である逃げ集団に加わった。
その後、脚の調子が良かったからプッシュし続けた。 残念なことに、クラッシュの後、無線が機能しなくなった。 でも、精神的には問題ない。
最後のスプリントでは勝利を目指し、最高の結果を目指してスタートした。だから、馬鹿みたいに歓声を上げてしまったんだ…。
もちろん、もっと良い結果になっていた可能性もあったが、もっと悪い結果になっていた可能性もあった。なぜなら、リタイアしていた可能性もあったからだ。
#TDF2025 – Julian Alaphilippe m’a rappelé un souvenir aujourd’hui. pic.twitter.com/cdtKVdfVrp
— James Odvart (@OdvartJames) July 20, 2025
ジュリアン・アラフリップのバンザイゴールはこれまでもあった。2020 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでバンザイゴールしていたらプリモッシュ・ログリッチに抜かれている。
まあ、よくあることだ。今回優勝してたら本当に凄いことだったのだけど、実に残念。
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