ハインリッヒ・ハウッスラー(Bahrain – Victorious)は、オステンドで開催されるUCIシクロクロス世界選手権に初めて出場する。
2005年からロードプロを務めている36歳のハウッスラーは、過去2シーズンに渡って、オフシーズンのフィットネスを維持する方法としてシクロクロスを採用した。
ハインリッヒ・ハウッスラーは2019年後半に、ヒュースデン・ゾルダーのワールドカップを含む5レースに参戦。
今年は、ついに世界選手権に出場することになった。
シクロクロスを始めたのは2年前
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今年のシクロクロスの最高結果は、デンデルモンデで開催されたワールドカップで47位。
私にはキャンピングカーも整備士もいない。だけど、問題ない。私はプロサイクリストの間で愛好家ですが、ロードのベテランとしても、フィールドでのこのような集中的な冬から良くなることを知っている。
子供のように、私が世界選手権に参加できてどれほど幸せか想像できません。
ハインリッヒ・ハウッスラーは、若い時からシクロクロスに取り組んていた訳ではない。
友人の元ドイツシクロクロスチャンピオンのサッシャ・ウェーバー(Sacha Weber)のおかげだという。
すべては2019年10月に始まった。友人の1人であるサッシャ・ウェーバーが、私が家族と住んでいるフライブルクの小さなシクロクロスに私を招待してくれた。
役に立たなくても害はないと思っていたのだけど、すぐに魅力に取りつかれた。フィールドでの1時間の苦労をすぐに体験することが出来たしね。
ハインリッヒ・ハウッスラーは、もっと若い時から取り組んでいればよかったと思っている。10代から初めていれば、ロードのためにも役立っていただろうと。
爆発力を得る
ハインリッヒ・ハウッスラーは、特にロードシーズンを念頭においてシクロクロスに乗る。
シクロから得る利益は莫大だ。来月私は37歳になる。年をとると、体力と爆発力が失われる。これはクラシックとスプリントに必要な資質だ。
シクロクロスとクロストレーニングの間、坂を疾走し、飛び降りてバイクに乗り、ギアをかけてスプリントする。
それは、常に短い回復期間になる。でも、身体はそれに順応するんだ。道路でインターバルトレーニングする時、すでに気付いている。このスポーツはどれほど簡単か、と。
クライマーや総合系のライダーには必要ないけど、クラシックを狙うサイクリストには、間違いなく有効だと言っている。
ロードとシクロでは競技時間が違うが、強度はシクロが圧倒的に高いことも指摘している。
このシクロの効果は、2020サウジ・アラビアーツアーなどですぐに発揮される。ゴール前の牽引で引きまくるハインリッヒ・ハウッスラーの姿が何度も見られた。
彼は、全てのシクロクロッサーを尊敬しており、彼らのスキルとスピードは驚異的だと言う。世界選手権での目標は、マチュー・ファンデルプールを追いかけずにレースを終えることだ。それが出来たら最初の世界選手権は大成功を収めることになる。
ようはラップされないことが目標となる。
ロードプロからの参戦は、マチュー、ワウト、ゼネク・スティバルに続いて4人目の参戦となる。じっくりと見てみたい。
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