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2025 ツール・ド・スイス 悲劇的な事故現場に記念碑を建ててジーノ・マーダーを追悼

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Photo credit: Martino Photography on Visualhunt
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ツール・ド・スイス第5ステージのスタート前の特別な瞬間。

主催者は改めて、ジーノ・マーダーの悲劇的な事故を追悼した。2年前、ジーノ・マーダーは、アルブラ峠の下り坂で落車、命を落とした。事故現場に、ジーノ・マーダーを追悼する記念碑が除幕されている。

 

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象徴的に「つながる」

 

6月19日(木)、ツール・ド・スイス第5ステージのスタート前に、アルブラ峠でジーノ・マーダーの記念碑が除幕された。 約200人が見守るなか行われた除幕式は、rideforGino協会の発足式でもあった。

ジーノ・マーダーの叔父であるアーティスト、ギュギ・オイグスターによる彫刻 “connected “が、彼の家族、多くの仲間、そして今年のツール・ド・スイスに参加する全20チームの代表者の前で披露された。

除幕は長年の友であったTudor Pro Cycling Teamのマルク・ヒルシ、元AG2R Citroën Teamのミハエル・シャーによって行われた。

彫刻は、人が立っている姿を現しているように見える。

ジーノ・マーダーは、2021・2022年のブエルタ・ア・エスパーニャで自分が上回ったライダーの数を一人1スイスフランとして環境団体に募金していた。

ジーノ・マーダーは優れたサイクリストであるだけでなく、気候変動により母国スイスの氷河が消えていくのを憂慮していた。

 

マーダーの遺志を受け継ぐ

 

rideforGino協会は、このマーダーの遺志を受け継いでいく。マーダーは、募金活動を始めた理由について、2022年に以下のようなツイートをしている。

子供の頃、幸運にも氷河を見る機会があった。アルプスの顔・永遠の氷

世界の氷河は毎年約3000億トンの氷を失っており、氷河に永遠はない。未来の世代にも氷河を体験してもらいたい。

だから、2022年シーズンのすべてのレースで、私の後ろにゴールしたライダー1人につき1スイスフランを、気候変動との闘いのために寄付することにしています。

これまで、3341人のライダーが私の後ろでゴールしています。

 

#rideforGino 財団は、自然保護、環境保護、そして持続可能性といった、ジーノが特に大切にしていた分野におけるプロジェクトを支援することに尽力している。

募金キャンペーンを通じて、より持続可能な世界を目指す彼の努力は、さらに発展していく。

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