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ワウト・ファンアールトは、勝利を決めるゲームチェンジャー

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Image by Mango Matter from Pixabay
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ワウト・ファンアールトがチームのために働く時、それは最強のアシストとなる。

今回のジロでは、自らも第9ステージで優勝。三部作を完成させている。

 

第6ステージでも残り800mからスパート、そして第12ステージではオラフ・コーイを引きまくって勝利に導いている。

 

ワウト・ファンアールトのこれまでのゲームを変えるアシスト振りを見て見よう。

 

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2022 パリ~ニース第8ステージ プリモッシュ・ログリッチをアシスト

 

奇しくも、サイモン・イェーツがエズ峠でアタックをかけたとき、一度は遅れたワウト・ファンアールトが、後ろからきたプリモッシュ・ログリッチをけん引。

怒涛の引きでゴールでは、サイモン・イェーツから9秒遅れでプリモッシュ・ログリッチを引き連れてゴール。

この引きがなければ、プリモッシュ・ログリッチは総合優勝を失っていた。

 

2022 ツール・ド・フランス第18ステージ タデイ・ポガチャルの夢を砕く

 

この日のファーストアタックはワウト・ファンアールト。逃げにのり、山岳でクライマーを叩き落とした。

最後は、セップ・クスからバトンタッチして、ヨナス・ヴィンゲゴーを引き、タデイ・ポガチャルを落としたのだから。これほど強い選手がいるだろうか。

このゴールでは、1分4秒の差がつき、タデイ・ポガチャルのツール・ド・フランス制覇の夢はなくなっている。

 

2025 ジロ・デ・イタリア第20ステージ サイモン・イェーツのレッドカーペット

 

2022 ツール・ド・フランスと同じような展開。頂上を越えていたワウト・ファンアールトは、登り返しでペースを落としサイモン・イェーツを待ってから引き出す。

後ろから追う、アイザック・デルトロとリチャル・カラパスの夢を打ち砕くに十分な引きをみせた。

15kmに渡って原付バイク並みのスピードで走るのだから、タイム差は1分30秒から5分まで開く一方だった。

2022 パリ~ニース第8ステージでは、サイモン・イェーツの総合優勝の夢を砕いたが、今度はサイモン・イェーツの総合優勝を見事にアシストした。

 

 

ワウト・ファンアールトは、ローマの最終表彰台で、トロフェオ・ボナコッサを受賞した。

これは、3週間のレースで「最も偉大なスポーツ的功績」を成し遂げたライダーに、ジャーナリストの審査員によって授与されるトロフィー。

ステージ優勝に、オラフ・コーイの勝利を2度もリードアウト。サイモン・イェーツのアシストなど、開幕前のウイルス感染を帳消しにするほどの走りをみせた。

これほど、味方にとって心強いライダーはいない。まさにゲームチェンジャーだ。

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