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マルセル・キッテルはツール・ド・フランスの伝統が崩れたことにスプリンターとして心を痛める

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Photo credit: babbo1957 on VisualHunt
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マルセル・キッテルは、ツール・ド・フランスで14勝。シャンゼリゼ通りでも2度勝利。通算ではキャリア89勝をあげている。

2018年にKatusha-Alpecinに移った後、成績の低迷に苦しんだ。

2018年のシーズンには、ティレノ・アドリアティコの2つのステージ優勝のみ獲得。2019年には2月1日のトロフェオ・パルマでのみ勝利を収めている。

5月には、キッテルがKatusha-Alpecinを辞め、サイクリングを休むと発表され、引退している。日本にも良くきているので知っている方も多いはず。

マルセル・キッテルはツール・ド・フランスの最終日に伝統的な凱旋門のゴール前に石畳の登りを追加することに反応している。

 

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現役ならがっかりしている

 
 
 
 
 
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ツール・ド・フランスの最終日といえば非公式のスプリンター世界選手権と言っても良いほどの日であり、一流スプリンターが最終日に優勝をかけて争うのが普通だ。世界最高の舞台で最後に勝利する。全てのスプリンターの夢の舞台でもある。

だが、今回主催者のASOは、ツールがパリにゴールするようになって50周年を記念してモンマルトルの丘をゴール手間6kmにもってきた。

パリオリンピックと同じようなコースレイアウトとなり、非常に厳しいものとなる。狭い道路に集団で殺到するため、位置取りは凄まじいものになるだろう。

 

最終日にシャンパンを飲んで祝っている場合ではないのだ。もし、数秒のタイム差で総合勢が争っていたら、ゴール手前まで気が抜けないことになる。

まあ、見ている側は面白いのけど。これについてシャンゼリゼ通りで優勝したことのあるマルセル・キッテルがコメントしている。

 

コースを全て知った今、スプリンターとして心に痛みを感じる。 彼らが伝統を破ろうとしているのは明らかだ。 このような決勝になれば、イエロージャージが静かな時を過ごすこともなくなるだろう。 ツールは今、総合順位を争うのために20ステージではなく、21ステージとなった。私にはそうみえる。

最終日にスプリントに持ち込むのは間違いなく難しい。 あまり早すぎる判断はしたくないが、そのような方向性でレースは進むだろう。レースは大きく様変わりするはずだ。

とてもストレスの多いレースになるだろう。 スプリンターチームとしてレースをコントロールするのはもっと難しくなる。 もし僕がまだ選手だったら、コントロールされたスプリントデイでなくなることにがっかりするだろうね。

スプリンターが勝つのが不可能になるとは言っていない。 でも、それでも本当に難しいよ。 とても狭い登りだから、位置取りがとても重要になる。

過去にシャンゼリゼで雨が降ったとき、誰もがその安全性を疑い始めた。 過去にはレースが中断されたこともあった。 しかし、モンマルトルの上りといくつかの下りがあれば、さらにチャレンジングになる。

レースを難しくするようなアタックを仕掛けてくる選手も出てくるだろう。 ジャスパー・フィリップセンやマイケル・マシューズのようなスプリンターもいるし、そういう選手たちは調子が良ければ生き残ることができるだろう。

しかし、本当にそうなるかどうかは、全体的な動きと、いざというときに他のチームが何を望むかによるだろう。

 

最終日にレムコ・エヴェネプール、マチュー・ファンデルプール、そしてタデイ・ポガチャルが最後までゴールを狙う走りを披露するかもしれない。純粋なスプリンターが残れる可能性は非常に低いコースとなるのは間違いない。

すでに、Alpecin-DeceuninckのGMルードホフトは、攻撃する選手にも最後にチャンスが訪れるし、まだ、勝てていないチームも最後までチャンスが広がるとも。好意的に受け取る側と、反対意見と様々だ。

今年のツール・ド・フランスは最後まで目が離せないことになりそうだ。

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