Argon18は、Dark Matterの進化版を発表。
上記のアイキャチ画像は、以前のDark Matterだ。
ARGON18

Photo credit: Glory Cycles on Visualhunt.com
ARGON18は、カナダ・ケベック州の都市モントリオールを拠点とする、スポーツバイク専業のカナディアンメーカー。
ARGON18は、セントローレンス川の中洲に発展した「北米のパリ」と呼ばれる美しい街モントリオールで作成されている。
1989年にロードレースのカナダ代表としてオリンピックに出場した、元プロロードレーサーのジェルベー・リュー(Gervais Rioux)によって創業された。
ツアー・オブ・ルクセンブルグ、ツアー・オブ・ネバダ、グランプリ・ド・シクリスト・モンレアルなどのプロレースでの勝利、3度の全カナダロードチャンピオンなど通算150勝以上を挙げたプロロードレーサー、ジェルベー・リュー。
1982年コモンウェルスゲーム、1988年ソウルオリンピック出場を経験し、1990年の宇都宮で行われた世界選手権ロードレースを最後に引退している。
モントリオールを拠点とするプロチーム「EVIAN MIKO(エヴィアン・ミコ)」の所属選手だったリューが、プロ生活最期の年に乗ったバイクがArgon18だった。
当時、地元サイクルショップのプロデュースするショップブランドとしてスタートしてわずか1年のArgon18は、リューの活躍により一躍脚光を浴びるようになる。しかし同時にショップは経営難に陥っていた。
リューはショップからビジネスをもちかけられ、経営権を50セントで買い取り、債務ごとビジネスを引き継ぐことに。1990年12月、引退してから2ヶ月余りで選手からショップ経営者となった。
小さなサイクルショップを元に始まったArgon18のビジネスは、1999年以降毎年20%の割合で伸び続けた。
- 1990年にArgon18はインターバイクに初めて出展
- 2001年には同社初のカーボンフレーム、HELIUM(ヘリウム)を製品化
- 2008年にはタイムトライアルバイク「E-114」がユーロバイクアワードを受賞
- 2015年にはBORA Argon18がツール・ド・フランスへの出場
- 2017年からはUCIワールドチームであるAstanaプロチームのバイクスポンサー
Argon 18 Dark Matter
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フレームのジオメトリは、リーチとホイールベースを長くし、ヘッドアングルは1度緩やかになっている。シートチューブは、ホイールに沿って切り取られている。
タイヤクリアランスは57mmまで対応。50mmタイヤが標準で装備。ドロップステーも改良されて150gのフレーム重量削減に貢献。
ダウンチューブにはフレーム収納スペースも装備。完成車については、3種類が用意されている。
最上位モデルのDark Matter SRAM Force XPLR AXSの仕様は以下の通り。
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