ワウト・ファンアールトは、ヴォルタ・アン・アルガルヴェで第1ステージからタイムトライヤルヘルメットを着用している。
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Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット
ワウト・ファンアールトは、ロードレースでタイムトライヤルヘルメットを使用するのは初めてだ。
Giro Aerohead 1.0をロードレースで使用
Opvallend: Wout van Aert werkt openingsrit Volta ao Algarve af met tijdrithelm#wielrennen #koershttps://t.co/e38j2eDAR2
— WielerFlits.nl (@WielerFlits) February 19, 2025
ロードレースでタイムトライアルヘルメットを見たことがあるだろうか?
エアロヘルメットはあるけれど、本格的なタイムトライヤルヘルメットはアレクサンダー・クリストフが使ったのをみたことがある程度。
ただ、このヘルメットはすでに廃盤。
Team Visma | Lease a Bikeは、ワウト・ファンアールトが使用する前に、2025 ツアー・オブ・オマーンで、古いGiro Aerohead 1.0をテストしていた。
What is Visma Lease a Bike cooking? 👀
Niklas Behrens changed helmet mid-stage and appeared in a TT helmet in Olav Kooij sprint train at Tour of Oman.
#TourofOman pic.twitter.com/ltZTsOSWOE
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) February 8, 2025
ニクラス・ベーレンスが、レース途中でTTヘルメットに変更していたのだ。
オラフ・コーイのスプリントトレインのためだが、風を先頭で受ける場合には効果ありと判断されたはず。
ワウト・ファンアールトは、2月上旬にトラックでGiro Aerohead 1.0をテスト。通常のロードバイクポジションでどうかわるかテストしている。
集団のスピードが上がるにつれ、チームとライダーはこれまで以上にエアロダイナミクスの向上を求めている。
スプリンターのゴール前のスピードは、200kmを走った後でも70km/h近くまで上がる。
抗力はライダーの速度の2乗に比例するので、速く走れば走るほど空気力学の差が大きくなる。フルスプリントでは、タイムトライアルヘルメットが実際に勝敗を分ける可能性もあるはずだ。
そこでTeam Visma | Lease a Bikeは、このようなわずかなメリットを求めて、ロードレース中にタイムトライアルヘルメットを装着した場合の効果を調べている。
エアロヘルメットなので、換気口は最小限。まだ、レース中の気温が低いので使用できるだろうけれども暑くなってくると難しいかも。
ヴォルタ・アン・アルガルヴェには、第3・4ステージでスプリントが狙える。ワウト・ファンアールトは、Giro Aerohead 1.0を使用してスプリントするだろうか。
TTヘルメットでワウト・ファンアールトが勝利すると、また皆が使いだすかもしれない。
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