Team Picnic PostNLのフランク・ファン・デン・ブルックは、2024 アラウルツアーで総合7位となり、順調なスタートを切っている。
プロ2年目のシーズンを前に、フランク・ファン・デン・ブルックは、ルールーと対談し、プロへの道について語った。その中で、プロになるのに借金までしていたことを話している。
プロになるには
🚴♂️🇫🇷 | De twee mannen blijven weg! Romain Bardet wint de eerste etappe en pakt het geel! De Fransman mag Frank van den Broek de rest van zijn leven dankbaar zijn voor deze kopbeurten 🤯🤯 #TDF2024
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— Eurosport Nederland (@Eurosport_NL) June 29, 2024
フランク・ファン・デン・ブルックといえば、2024 ツール・ド・フランス第1ステージで、ロマン・バルデとともにゴール手前でアタックして二人でフニッシュ。
ロマン・バルデにマイヨジョーヌをプレゼントしたのが印象に残っている。
ツール・ド・フランスの前には、2024 ツアー・オブ・ターキー第6ステージで勝利し、プロ2勝目。総合優勝も飾っている。
オランダでソフトウェアエンジニアリングを学ぶ学生だった彼は、学業と並行してアマチュア競技に出場し、2023年に22歳でようやくABLOC CTコンチネンタルチームで走り始めた。
2023 青海湖ツアー第4ステージでマアチュア選手でUCIプロレースで勝利。
すぐに注目を集め、2023年7月17日からDevelopment Team dsm-firmenichに呼ばれた。そのため、大学生の最後の部分を中断せざるを得なくなっている。
18歳の時には、花の競売で早朝そこで働き、午後はトレーニングに出かけていた。その時には自分で機材を買いそろえないといけなかった。
マアチュア時代には、自分でバイクや機材を用意してたんですよね。
毎月借りられるローンの上限は800ユーロ(約13万円)で、4ヶ月間何も借りていなければ、また戻って一度に借りることができた。 ある時、TTバイクがどうしても欲しいと思った!
だから、できる限りのローンを組んで、タイムトライアルバイクを買ったんだ。
24歳になりましたが、一気に急成長してますね。
ここまで来たのはクレイジーだよ。最近、実家の部屋を掃除したんだ。 ツールのリーダージャージ、トルコのジャージ、メダル、レースで完走したときのもの。 たくさんあったよ。
普通のプロとは違う道のりを歩いてきましたね。
高校卒業後、花のオークションで働いたんだ。 朝早くからそこで働き、午後はトレーニングに出かけていた。
花のエキスパートだったのですか?
いやいや、花のことはあまり知らなくていいんだよ(笑)。数字が基本なんだ。 それぞれの木箱がどこにあるかコンピューターが教えてくれる。
ワールドツアーへのルートは型破りだったかもしれませんが、それについては?
それはアドバンテージだったと思う。 育成チーム出身の選手たちのように機械的なプレーをするのではなく、自分のやりたいことを自由にやって、自分自身を理解することができた。
自分で自分を指導し、それが好きだった。自由と柔軟性を与えてくれた。 そして、トレーニングの履歴、負荷、年間を通してのレースが、プロに早く適応するのに役立ったと思う。
2025年の抱負については?
オスカー・オンリーとマックス・プールのドメスティクとしてね。 僕の大きな野望は、今年レースで勝つことなんだ。
統計を見ても、昨年レースに勝った選手はそれほど多くない。 僕の目標はグランツールのステージやワールドツアーの小さなステージレースで勝つことなんだ。
昨年はトルコのレースで優勝した。スタートはベストではなかったが、ルクセンブルクのようなレース、こういったステージレースで優勝することだ。
ジュニア時代から有名チームに所属し、スポンサーを受けていれば用具やバイクもサポートして貰える。ただ、普通のマアチュアは違う。
2025 UCIシクロクロス世界選手権エリート男子で19位に入った米国のスコット・ファンストンも、来年からは欧州に行かないと言っている。自転車競技はスポンサーがついていないとやっていけないのだ。
まして、プロになろうと思ったら機材などを買えないと良い走りも出来ない。プロになるにはお金も必要なのだ。
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