すで発表されていた2025 ジロ・デ・イタリアのアルバニアの3ステージ。
第4ステージからのコースがようやく発表された。今年はスプリンターの活躍が期待できるジロとなりそうだ。
2025 ジロ・デ・イタリア
今回のジロ・デ・イタリアを簡単にまとめると
- アルバニアからのグランデパール 3ステージ
- 2つの個人タイムトライヤル 平坦基調
- 5つのスプリンターステージ
- 7つの山岳ステージに3つの登りゴール
- 7つの丘陵ステージ
- 総距離3,413km、獲得標高52,500m
アルバニアでの3ステージを終えて、第7ステージまで山岳ステージはない。
注目のステージを見てみよう。
第9ステージ グッビオ~シエナ 181km
ストラーデビアンケの白い道を走るステージ。白い砂利道の 5 つのセクターと、シエナのカンポ広場への象徴的なフィニッシュが特徴的。まさにストラーデビアンケだ。
勝てるステージというよりは、負けないステージに総合勢はしないといけない。
第10ステージ ルッカ~ピサ 28.6km
2度目の個人タイムトライヤルは、ピサの斜塔がゴール。どうみても平坦のパワーライダー向き。これは INEOS Grenadiersのフィリッポ・ガンナを呼びたいコースだろう。
レムコ・エヴェネプールがケガでジロは出れないので、出場すれば間違いなく優勝候補の筆頭となる。
第14ステージでは、プリモッシュ・ログリッチの母国スロベニアにも足を踏み入れる。本格的山岳ステージが始まるのは第16ステージからとなる。
第19ステージ ビエッラ~シャンポルク 166km
ジロの総合は、最後の2ステージできまるかも。
まずは、北西イタリアの山岳地帯で、2日間に渡って行われる5,000m超の過酷な登山の初日だ。 頂上ゴールではないが、1級山岳の3つの峠を走る。
- ツェコア峠(16km・7.7%)
- サン・パンタレオン峠(16.5km・7.2%)
- ジュー峠(15km・6.9%)
最後はアンタニョへの2級山岳の上り坂と、ゴールまでの5kmの下り坂となる。何人がゴールスプリントとなるか。多分、総合勢は、ここで全てを出し切るのではなく遅れないようにするはず。
第20ステージ ベレス~セストリエーレ 203km
総合優勝は第20ステージで確実に決まる。コース前半は優しいが、海抜2,178mのコッレ・デッレ・フィネストレでジロ最高到達点を越える。
チマコッピとは
ジロのコースの中で、その年に最も標高が高い峠に敬意を表す呼称で、1965年から制定されている。チマはイタリア語で峠を意味し、コッピは自転車史上最も偉大なチャンピオンであるイタリア人選手ファウスト・コッピからその名がとられている。
最後はセストリエーレでフニッシュする。
今年のジロは、スプリンターがローマにたどり着くのも割と容易に感じる。なんとなくだが、優しいコースにしてダブルで挑戦したい総合勢を呼び込みたいのではないだろうか。
ただ、レムコ・エヴェネプールはケガでこれない。あとは、ヨナス・ヴィンゲゴーのダブルを誘っているのか。
このコース発表をみて各チーム、ライダーがどう動いてくるのか見ものだ。
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