第7ステージでは、総合勢がコンマ数秒のタイム差のためにしのぎを削って熱走。
異次元の走りを披露してくれた。一方、総合に関係のない選手は全開で走っている選手ばかりではない。
スプリンターやパンチャー、クライマーでもあきらかにリラックスして走っている選手も多い。
Lidl – Trekのジュリアン・ベルナールは、もっとも観客を沸かせてくれた。
観客をあおるジュリアン・ベルナール
登りでは、多くの観客が応援をしてくれていた。ジュリアン・ベルナールは、みんなに手を振って盛り上げてくれる。
最後のゴールも笑顔でゴールだった。しかし、UCIはこれに罰金を課している。
陪審員報告書では、タイムトライアル中の不適切な行動とスポーツの評判への損害。罰金200スイスフランとなっている。
🎵Julien Bernard, Julien Bernard 🎵 le cantan los aficionados al francés que pone pie en tierra para besar a su esposa. #TDF2024 pic.twitter.com/KP5kSl8sZH
— Camilo Uribe (@Uribecycling) July 5, 2024
ジュリアン・ベルナールは、途中止まって子供を抱いていた奥さんとキス。しかし、これもツール・ド・フランス以外でも良くみる光景。
集団の少し前にでて、家族の所に止まり挨拶してから、また集団をおいかけるという行為だ。途中止まって、応援団と一緒に盛り上がることもあるほど。
ジュリアン・ベルナールは、下記のように投稿している。
Et désolé @UCI_cycling d’avoir porté dommage à l’image du Sport 😅 Mais je veux bien payer 200CHF tous les jours et revivre ce moment 😬 pic.twitter.com/lF5g7oViyx
— Julien Bernard (@JulienBernard17) July 5, 2024
@UCI_cycling スポーツのイメージを傷つけてごめんなさい😅 でも毎日200スイスフラン払ってでもあの瞬間を再現したい😬
ジュリアン・ベルナールのInstagramの投稿では、
「涙 記憶に刻まれる忘れられない瞬間 @ortega_margot あなたたちクレイジー😍😍大好き ❤️
@letourdefrance さん、この瞬間をありがとう」
と書いている。
いつもはアシストとして集団の先頭を走ることが多い。ファンから直接歓声を浴びることは少ない。楽しい瞬間だったはず。
2023 ツール・ド・フランス第14ステージでは、AG2R Citroën Teamのブノワ・コヌフロワが途中止まって応援団と一緒に盛り上がってビールを飲んでいる。
INEOS Grenadiersのルーク・ロウも飲んでいた。
なんでもかんでも罰金にしていたら、レース中にたまに見せてくれるウイリーなどもだめになりそうだ。
スポーツであるとともに、何時間もコースで待っているファンにサービスするのもサイクルスポーツならではのはず。止まったのも、一瞬だったので後ろのライダーに迷惑をかけた訳でもなかった。
コメント
地元選手のファミリーアタックは文化ですよねー、後続に迷惑かけずに安全にできるなら、罰金払ってでもって気持ちよくわかります。
これくらいで罰金というのでは、手も振れない感じですね。せっかく良いシーンだったのに、本人も少し残念でしょう。ただ、結構Instagramでは沢山投稿しているので、本当に気持ちよかったというのが良く伝わります。