2024 ジロ・デ・イタリア第7ステージ　個人タイムトライアル　あ～ガンナ

ジロ・デ・イタリアは2日連続の逃げきり勝利。タデイ・ポガチャルは、マリアローザを譲っても良いと考えていたようだけど、 INEOS Grenadiersの引きでそうはならず。

 

第7ステージは、個人タイムトライヤル。しかも、最後は登っておりパワー型のTTスペシャリストが押し切れる感じでもない。

果たして、ステージ優勝は誰になるだろうか。

 

第7ステージ   フォリーニョ～ペルージャ　40.6km

 

スタートはイタリア中部にある人口55,000人の都市、フォリーニョ。ゴールはペルージャとなる。

 

 

前半は平坦でパワー型のライダーに有利。問題は最後のペルージャの登りだ。6.6kmで4%。これを一気に上がれるのだろうか。

フィリッポ・ガンナがステージ優勝候補だが、乗り切れるだろうか。

 

1. 第1計測　Santa Maria degli Angeli　18.6km
2. 第2計測　Ponte Valleceppi　34km
3. 4級山岳　ペルージャ (6.6 km・4.1%)

 

ヨセフ・チェルニー　Soudal – Quick Step

ヨセフ・チェルニーは、2023ツール・ド・ロマンディのプロローグを制している。

 

ヨセフ・チェルニーは、Alpecin-Deceuninckのジミー・ヤンセンスを抜いていった。

第1計測21分39秒で暫定1位。第2計測40分18秒で暫定1位。ゴールは54分50秒で暫定トップタイム。

 

ダン・フール　Lidl – Trek

TTスペシャリストのダン・フールがスタート。

 

ダン・フールは54分16秒でマキシミリアン・ヴァルシャイドを抜いて暫定トップに。

 

エドアルド・アッフィニ　Team Visma | Lease a Bike

エドアルド・アッフィニは、第1計測21分50秒で暫定3位。第2計測39分57秒で暫定トップ。

 

エドアルド・アッフィニはダン・フールに10秒及ばず。暫定2位に。

 

トビアス・ルンド・アンドレセン　Team dsm-firmenich PostNL

なんとスタートしてすぐのカーブで落車。これは痛い。

 

トビアス・フォス　 INEOS Grenadiers

 INEOS Grenadiersは、また変わったヘルメットをかぶっている。新型かな。

 

暫定8位の56分38秒。

 

ロレンゾ・ミレジ　Movistar Team

第1計測、第2計測とも伸びなかったけど、登りが早かったロレンゾ・ミレジ。

 

 

ゴールは、53分56秒で暫定トップに。

 

ミッケル・ビョーグ　UAE Team Emirates

TTスペシャリストのミッケル・ビョーグ。

 

ミッケル・ビョーグは二人をごぼう抜き。

 

ミッケル・ビョーグは、ロレンゾ・ミレジを抜いて暫定トップに。53分14秒。フィリッポ・ガンナがくるまでかな。

 

フィリッポ・ガンナ　 INEOS Grenadiers

本命フィリッポ・ガンナがスタート。

 

スタートからすぐに観客の手が当たっていたけど倒れなくてよかった。

 

第1計測でヨセフ・チェルニーを24秒上回って暫定トップタイム。21分15秒。av52.518km/h。

 

第2計測ではエドアルド・アッフィニの記録を1分19秒も上回る。38分43秒。

 

フィリッポ・ガンナは登りもガンガンあがる。

 

登っているのに43km/h。

 

少し勾配が緩むと52km/hに。

 

フィリッポ・ガンナはさらに2人を抜く。

 

フィリッポ・ガンナがゴールに迫る。石畳みでハンドルが暴れる。

 

フィリッポ・ガンナは、52分1秒と驚異的なタイムで暫定トップに。これは長くホットシートに座りそうだ。

 

ジュリアン・アラフリップ　Soudal – Quick Step

ジュリアン・アラフリップがスタート。

ゴールタイムは、昨日の疲れからか55分35秒と大きく遅れる。

 

マグナス・シェフィールド　 INEOS Grenadiers

マグナス・シェフィールドが52分33秒で暫定2位に。 INEOS Grenadiersが暫定1位と2位となっている。

 

テイメン・アレンスマン　 INEOS Grenadiers

テイメン・アレンスマンはアシストで足を使っているのでタイムはどうなるだろう。

 

テイメン・アレンスマンも次々にライダーを抜いていく。第1計測21分47秒の暫定4位。

 

第2計測でフィリッポ・ガンナから47秒遅れ。チームメイトのマグナス・シェフィールドを抜いて暫定2位に。

 

みんな登りもTTバイクで走っている。

 

テイメン・アレンスマンは、52分44秒で暫定3位。 INEOS Grenadiersが上位3位までを独占している。

 

アントニオ・ティベッリ　Bahrain Victorious

アントニオ・ティベッリが53分5秒と良いタイム。暫定5位に食い込む。これは総合順位もあげそうだ。

 

ルーク・プラップ　Team Jayco AlUla

ルーク・プラップは、昨日の逃げで足を使っている。

 

ルーク・プラップは、1分28秒遅れの暫定6位。

 

ベン・オコナー　Decathlon AG2R La Mondiale Team

ベン・オコナーは、暫定8位に食い込む。これは総合でもあげてくるはず。

 

シアン・エイテブルックス　Team Visma | Lease a Bike

新人賞ジャージのシアン・エイテブルックスがスタート。

 

第2計測でもペースは上がらない。暫定28位と大きく遅れている。タイムトライヤルの改善はできていないのか。

 

しかし、このヘルメット。後ろから見ると傘をかぶっているような。

 

シアン・エイテブルックスは、フィリッポ・ガンナから2分38秒遅れの暫定17位。これは総合順位を落としたか。

 

ダニエル・マルティネス　BORA – hansgrohe

ダニエル・マルティネスがスタート。コロンビアのTTチャンピオンだ。

 

第1計測で1分24秒遅れ。暫定20位。

 

第2計測では2分4秒遅れの暫定14位。

 

ダニエル・マルティネスは登りでペースをあげて暫定7位に食い込む。

 

ゲラント・トーマス　 INEOS Grenadiers

ゲラント・トーマスがスタート。

 

ゲラント・トーマスは第2計測を41分10秒と暫定9位。

 

ゲラント・トーマスは、フィリッポ・ガンナから1分43秒遅れの暫定9位に。

 

タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates

タデイ・ポガチャルがスタート。

 

あれれ、タデイ・ポガチャルのパンツはピンクではないよね～。

これはUCIが認めたということか。Castelliのマークも入っているし主催者支給のスキンスーツだ。次履いたら失格とまで言っていたのに、一体なんだったんだ?

 

第1ケ計測は21分59秒で暫定10位。

 

タデイ・ポガチャルは第2計測でタイムを上げてきた。フィリッポ・ガンナから47秒遅れの3位に入る。これはゲラント・トーマスを引き離しそうだ。

 

登りはタデイ・ポガチャルのものだ。

 

なんと、タデイ・ポガチャルはフィリッポ・ガンナを17秒も上回った。

 

前半はあきらかに抑えていたことになる。最後の登りで爆発させた感じだ。

 

あ～、なんということだ。タイムトライヤルまで制してしまうとは～。

 

これにはフィリッポ・ガンナもお手上げだ。

 

リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

最初のうちはタイムトライアルバイクに慣れるのに苦労した。昨年のワールドカップ以来、今日がタイムトライアルバイクでの最初のレースだった。このレースのために多くの時間を費やしたし、浮き沈みも激しかった。

今日はとても調子が良かった。スタートは少し落ち着いていて、それに慣れる必要があった。上りに入るまで一時的に我慢して、上りで全開にしたんだ。

ホットシートにいたフィリッポ・ガンナに1分差をつけましたね。違いはどこで?

タイム差は2回しか聞いていないし、無線で言われたこともよくわからなかった。登りがガンナより自分に合っていることは分かっていた。特に急勾配だから。次のタイムトライアルはもっとトリッキーになるだろうね(笑)。

今年の初め、アレクセイ・ルツェンコが明日の最終登りであなたのKOMを奪ってます。果たしてそれを取り戻すことができるだろうか？

彼らはその後、良い風で速く走った。ティレーノ〜アドリアティコではクイーンステージだった。僕らは3週間レースをしているし、僕らにとっては普通の登りステージだ。それでも速く走ることを心がけるが、クレイジーな走りはしない。

 

2位のフィリッポ・ガンナのコメント(Instagramより)

今日のジロ・デ・タリアのタイムトライアルは少し変わっていて、ほとんどが平坦だったけれど、最後に上りがあって、一気に加速した。

できる限り自分を追い込んだが、残念ながらリードを保つには十分ではなかった。スタートからゴールまで声援を送ってくれた素晴らしい観客に感謝したい。タデイの今日のパフォーマンスに敬意を表したい。ジロ・デ・イタリアはまだ終わっていない。

 

 

3位は INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールド

 

Team Jayco AlUlaのルーク・プラップは、ステージ7位で総合5位にジャンプアップ。

 

ゲラント・トーマスはステージ10位で、総合でもダニエル・マルティネスに10秒遅れの3位に後退。

ゲラント・トーマスのコメント

最初の中間ポイントでは、まだポガチャルに比べてダメージを抑えているように見えたが、タイムトライアルの終盤、大きくタイムを失いましたね。

コンディションのせいじゃないよ。そういうものなんだ。そういう日なんだ。チームメイトが良いタイムトライアルをしてくれたこと？うん、ありがとう。

 

Bahrain Victoriousのシアン・エイテブルックスは、ステージ20位で総合では7位に後退。

シアン・エイテブルックスのコメント

タイムトライアルについては、事前に少し恐れていた。特にタイムトライアルの最初に長い平坦区間があったから。過去には、あそこで大きくタイムをロスしたことがあったんだ。タイムトライアルには満足している。ダメージを抑えることができた。

タイムトライアル後、総合7位に落ちてますが。

しかし、トップ3とトップ5の差はそれほど大きくない。白のジャージを失っても気にしない。ルーク・プラップは基本的に高山が得意な選手ではないからね。

 

第7ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞