2024 ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第2ステージ あ～レムコ・エヴェネプール

第2ステージは、ポルトガルのアンガルヴェで最も高い山であるフォイヤ山がゴールとなる。

頂上にある像は、2020年にレムコ・エヴェネプールが勝利した時の物だそうだ。

 

第2ステージ　ラゴア～アルト・ダ・フォイア　171.9km　

 

2日目に早くも総合がシャッフルされる。フィニッシュはフォイアへの登り。

2級山岳ポンパから続く登りは、アップダウンを含めて約20kmにも及ぶ。2019年にはタデイ・ポガチャル、2020年はレムコ・エヴェネプールが勝利している。

今年のゴールは誰が落とすことになるのか。

 

1. 4級山岳　Alto da Choça 1.8 km・6.3%
2. 3級山岳　Alferce 　3 km・7.2%
3. 2級山岳　ポンバ 　3.8km・8%
4. スプリントポイント　Monchique
5. 1級山岳　アルト ダ フォイア  7.7km・6.1%

 

スタート前

昨年の優勝はUno-X Mobilityに移籍したマグナス・コルトニールセン。Soudal – Quick Stepのイラン・ファンワイルダーが万歳ゴールしたところをうまく、抜き去っている。

 

レムコ・エヴェネプールは2度目の勝利となって銅像が増えるだろうか。

 

 

EF Education-EasyPostの期待はベン・ヒーリーだ。

 

Team Visma | Lease a Bikeのセップ・クスも当然優勝候補。

 

リーダージャージは、Intermarché – Wantyのヘルベン・タイッセン。しかし、今日までだ。

 

ポイント賞は、第1ステージで2位となったEF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフ。

 

 INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスはスタート前に表彰が。なんなのだろうか?

 

ニュートラルスタート。

 

0kmからアタックが。

 

Astana Qazaqstan Teamのマックス・カンターを含む5人が逃げに。

 

後ろから3人がきている。

 

8人の逃げ

追いついて8人の逃げが、残り163kmから完成している。

1.  マックス・ウォーカー(Astana Qazaqstan Team)
2.  マルティン・ウーリエンスタッド (Uno-X Mobility)
3.  SILVA Pedro (ABTF Betão – Feirense)
4.  GRIGOREV Aleksandr (Efapel Cycling)
5. MARTINGIL César (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)
6.  SIMÃO Rúben (APHotels & Resorts / Tavira / SC Farense)
7.  REES Oliver (Sabgal / Anicolor)
8.  AMADO Gonçalo (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)

 

4級山岳　Alto da Choça 1.8 km・6.3%

先頭は4級山岳を通過。

 

残り74kmでUno-X Mobilityの二人がアタック!

 

3分以上タイム差があるのだけど、追いつくのだろうか。

1. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility
2. ヨナス・アブラハムセン　Uno-X Mobility

 

残り66kmで集団まで2分6秒差に。マルティン・ウーリエンスタッドは、最後尾で二人を待っている。

 

アンドレアス・レックネスンは、2023ジロ・デ・イタリア第4ステージで2位となり、5日間マリアローザを着用した。

 

もう前に見えてきた。

 

マルティン・ウーリエンスタッドは、笑顔で二人を迎える。Uno-X Mobilityの狙いはなんなのだろうか。本気の逃げ切りなのか。山岳ポイント狙いなのか。

 

集団は、Alpecin-Deceuninck、EF Education-EasyPost、Soudal – Quick Step、Team Visma | Lease a Bikeが先頭に。

 

 INEOS Grenadiersのルーク・ロウはボトル運び。

 

残り37km。先頭は2人脱落して7人となっている。

 

残り35km。すでに上り始めている。

 

逃げから脱落したライダーが集団に吸収される。

 

アンドレアス・レックネスンは、本気でステージ優勝を狙っているようだ。ただ、これくらいのタイム差では少ない。

 

また、一人逃げからの脱落者を吸収していく。

 

残り29km。先頭は6人に。

 

スプリンターのマライン・ファンデンベルフが、まだ集団に残っている。上れるスプリンターだ。

 

3級山岳　Alferce 　3 km・7.2%

先頭が3級山岳通過。単独で一人ポイントを狙いに行った。

1. GRIGOREV Aleksandr (Efapel Cycling)　4ポイント
2. ヨナス・アブラハムセン　Uno-X Mobility　3ポイント
3. マルティン・ウーリエンスタッド　Uno-X Mobility　2ポイント

 

先頭からヨナス・アブラハムセンが切れてしまった。

 

先頭は4人に。

1.  マックス・ウォーカー(Astana Qazaqstan Team)
2.  マルティン・ウーリエンスタッド (Uno-X Mobility)
3. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility
4.  REES Oliver (Sabgal / Anicolor)

 

Tudor Pro Cycling Teamに移籍したマッテオ・トレンティンは、集団から切れている。

2級山岳　Pomba 　3.8km・8%

先頭から一人きれる。

 

はやくも集団が絞られてきた。マティア・カッタネオがレムコ・エヴェネプールを引く。後ろは、セップ・クスだ。

 

さあ、先頭からアンドレアス・レックネスンが発射だ。

 

アンドレアス・レックネスンは、サプライズとなるのか。

 

先頭はジェームス・ノックス。後方には、 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマン、UAE Team Emiratesのアイザック・デルトロも見える。

 

レムコは、サングラスをあげた。後ろは、セップ・クスだ。

 

ポイント賞ジャージのマライン・ファンデンベルフも仕事終了。

 

アンドレアス・レックネスンは、2級山岳ポイントをトップ通過。

 

集団もポイントを通過。

1. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility　6ポイント
2. マックス・ウォーカー(Astana Qazaqstan Team)　4ポイント
3.  マルティン・ウーリエンスタッド (Uno-X Mobility)　3ポイント
4. ジェームス・ノックス　Soudal – Quick Step　2ポイント

 

残り11kmに。

 

ゲラント・トーマスは、フィリッポ・ガンナを引いている。第2集団だ。

 

スプリントポイント　Monchique

アンドレアス・レックネスンは、ボーナスタイムを獲得。

 

ワウト・ファンアールトは、前にでてボーナスタイムを獲得。

1. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility　6ポイント・6秒
2. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　4ポイント・4秒
3. ジェームス・ノックス　Soudal – Quick Step　2ポイント・2秒

 

1級山岳　アルト ダ フォイア  7.7km・6.1%

ワウト・ファンアールトは、すぐに後ろに戻る。ボーナスタイムは、タイムトライヤルまでの貯金だ。マティア・カッタネオは降りていった。

 

ジェームス・ノックスの後ろは、ミケル・ランダだ。

 

レムコ、セップ・クス、テイオ・ゲイガンハートと続いている。

 

アンドレアス・レックネスンに集団が迫る。

 

残り6kmでアンドレアス・レックネスンはキャッチされる。ボーナスタイムがあるので、これが成果か。

 

残り4kmでUAE Team Emiratesのアイザック・デルトロが切れた。

 

 INEOS Grenadiersは、テイメン・アレンスマンとピドコックが残っている。

 

残り2kmを切った。

 

ジェームス・ノックスが、まだ前で引いている。

 

ここでUAE Team Emiratesのヤン・クリステンがアタック!

 

ヤン・クリステンは、様子見といった感じか。

 

ここで、Soudal – Quick Stepはミケル・ランダが先頭に。

 

ミケル・ランダが先頭を引き続ける。

 

ミケル・ランダの引きで、集団後方は崩壊だ。

 

ゴール手前350mで、レムコ・エヴェネプールとダニエル・マルティネスがアタック!

 

レムコがミケル・ランダを抜く。

 

レムコ・エヴェネプールが猛烈なスパートだ。

 

だが、ダニエル・マルティネスも負けていない。レムコが腰を下ろした瞬間にダニエル・マルティネスが抜いていく。

 

ダニエル・マルティネスがレムコを圧倒だ。

 

残り100m。ダニエル・マルティネスがリードしてゴールに。

 

レムコは届かない。

 

ダニエル・マルティネスが、ゴールを爆速のスピードで駆け抜けた～!

 INEOS GrenadiersからBORA – hansgroheに移籍して、見事に結果を出している。コロンビアTTも獲得しており、今シーズンの2勝目。タイムトライヤルまで、リーダージャージをキープしそうだ。

 

3位にはセップ・クス、4位はセルジオ・イギータが入っている。レムコ・エヴェネプールはスプリントも強化しており、このシーンで負けるのは珍しい。それだけダニエル・マルティネスが早かったということだ。

 

リザルト

優勝したダニエル・マルティネスのコメント(チーム公式サイトより)

我々はこのレースで優勝候補ではない。強い相手もいる。でも今日は重要な日だったので、チャンスをものにしたかった。チーム全体がとてもよく働いてくれた。最終的には、スプリントで必要な脚があった。

 

2位のレムコ・エヴェネプールのコメント

すべてがうまくいったと思う。2位という結果は、もしかしたら今日の最高位ではなかったかもしれない。みんなをちょっと驚かせて、風に乗せたかったんだ。でも、もし誰かがほんの少し速かったとしても、タイムを失わないならいいことだと思う。ステージ優勝したかったけど、望みがすべて叶うとは限らないからね。

チームは今日、自分たちの強さを見せつけた。自分たちでステージ全体をコントロールしたんだ。チームメイトを誇りに思う。ただ、1人の選手がもう少し速かったのは残念だった。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞