プロロードレーサーがトライアスロンやランニングに挑戦するニュースは良く聞くけど、トライアスロンからプロロードレーサーとなるのは初めてかもしれない。
Trek-Segafredoと契約したのは、Ironman 70.3で優勝したテイラー・ニブ(Taylor Knibb)。UCI公認ロードレースの記録は全くなし。
男子では、INEOS Grenadiersのキャメロン・ワーフが39歳でチームに所属している。だが、ワーフの場合には、元Cannondaleのプロレーサーだったし、プロとも練習していたという経緯がある。
1年契約
🚨 Team news! 🚨
Ironman 70.3 World Champion @taylorknibb joins Trek-Segafredo to combine a small road program with triathlon 🙌 Welcome Taylor!
Read more: https://t.co/xyWEO8CNiQ pic.twitter.com/5TbtYO1vrF
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) June 19, 2023
テイラー・ニブは、全米選手権に出場の予定。ロードではなくて、タイムトライヤルに出場となる。
テイラー・ニブは、元々Trekがスポンサーしているトライアスロン選手。
大学を卒業して最初のフルシーズンとなった2021年、横浜で行われた世界トライアスロン選手権シリーズのレースとエドモントンで行われたシリーズ決勝で優勝している。
その後、彼女はコリンズカップのエリートフィールドに挑戦し、そこでも優勝し、ロードバイクに乗って最速の自転車タイムを記録し、セントジョージで開催されたアイアンマン70.3世界選手権では3位になっている。
そして、2022アイアンマン70.3世界選手権では、圧倒的な差で優勝している。
テイラー・ニブは公式サイトで以下のように抱負を述べている。
「私はサイクリングイベントをトライアスロンと並行する道にあると考えています。おそらく、ただレールを追加するようなものだと思う。
去年、私は足に大きな怪我をしましたが、なかなか治りませんでした。夏の間ずっとレースに出ていなかったので、再びレースに出ようとしても実際には治っていなかった。それがわかったのはシーズンの終わりになってからだった。
去年の夏、怪我のせいでよくライディングしていたとき、「ああ、タイムトライアルナショナルはいつ開催されるんだろう、今それをやるのは本当に素晴らしいレースだろうな」と思った。
そして、それは翌日だったことが判明したので、それは実際には不可能でした。でも、「1年あれば、なんとかなるかもしれない」と思ったんです。
今年1月に手術を受けたときは、乗れるけど走ることはあまりできなかったので、まだ頭の中にあったアイデアでした。
手術後4週間でライドを始めることができましたが、12週間になるまでは走ることができませんでした。 おそらく 2 年前のように私にスポーツ全般で何をするか尋ねたら、私は今していることを選ばなかったでしょう。
そしてそれはわずか2年です。4、5年後くらいでしょうか?何も思いつきません。私が自転車レースに挑戦したい理由はすべて、学ぶためです。」
25歳となっているので、今シーズンの結果次第で来年以降の契約があるかどうか決まるのでは。全米選手権で優勝すれば話は変わってくるだろう。学ぶ時間は十分にある。
コメント