2022ジロ・デ・イタリアではジェイ・ヒンドレーが第20ステージで、リチャル・カラパスからリーダージャージを奪取。
だが、今年ジェイ・ヒンドレーの連覇はない。彼はTTの多いジロではなくツール・ド・フランスに挑戦する。
変わって総合を狙うはのアレクサンドル・ウラソフだ。
BORA – hansgrohe
📝 TEAM NEWS 📝
Success story continues: @BORAGmbH to remain the main sponsor of BORA – hansgrohe until the end of 2027
Read more here: https://t.co/R9mDBgs1Ob
📸: BORA pic.twitter.com/Y5A4nReeaH
— BORA – hansgrohe (@BORAhansgrohe) May 5, 2023
51.アレクサンドル・ウラソフ
52.ジョヴァンニ・アレオッティ
53.チェザーレ・ベネッティ
54. ニコ・デンツ
55. ボブ・ユンゲルス
56. レナード・ケムナ
57.パトリック・コンラット
58.アントン・パルツアー
コンロとレンジフード、フレックスオーブンのドイツのメーカーである BORAは、2015年以来、チームのメインスポンサーを務めている。
このパートナーシップが3年間延長され2027年までとなった。ちなみにHansgroheはシステムバス、キッチンなどのメーカー。
アレクサンドル・ウラソフ
この投稿をInstagramで見る
2022ツール・ド・フランス総合5位。ジロは2021年、総合4位以来2度目のチャレンジとなる。
2022年にAstanaから移籍して5勝を上げる活躍を見せている。
- 2022 ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージ優勝・総合優勝
- 2022 ツール・ド・ロマンディ第5ステージ優勝・総合優勝
- 2022 ツール・ド・スイス第5ステージ優勝
注目はツール・ド・ロマンディ第5ステージの個人タイムトライヤルで優勝していること。
15.8kmの距離だけど、後半は8%勾配の山岳タイムトライヤルだった。このTTでアレクサンドル・ウラソフは並みいるTTスペシャリストを抑えて優勝。
今回のジロ第20ステージの個人タイムトライヤルとは勾配が違うので、比べようがないけれど、登りのタイムトライヤルということで期待できるのでは。
第20ステージまで、総合でのタイム差を抑えていれば上位進出もあるだろう。逆に平坦のタイムトライヤルはトップ10が難しいかもしれない。
レナード・ケムナ
Great day in blue yesterday 💙
Big thanks to all my teammates! @BORAhansgrohe #TirrenoAdriatico pic.twitter.com/LrGnjCJaEH— Lennard Kämna (@lennardkaemna) March 11, 2023
昨年のジロ・デ・イタリアでは、第1ステージのゴール前からアタック。2021年のオーバーワークの疲労からは完全に復活していた。
それを裏付けるかのように、2022ジロ・デ・イタリア第4ステージ優勝。マリアローザを長く着用するTrek-Segafredoのフアン・ロペスを破っている。
最終的にも総合19位という良い順位で終えている。しかも、ジェイ・ヒンドレーの総合優勝を助ける第20ステージでの引き。
逃げに乗り、前で待って、最高のタイミングでリチャル・カラパスの心を挫く引きを見せている。これがなければ、もう少し違う展開となっていたかもしれない。
今年のレナード・ケムナに期待したいのは、許されれば山岳賞を狙っていくことだ。
逃げに良くのるし、狙えば取れる可能性は高いのでは。ただ、アレクサンドル・ウラソフのアシストに専念となると難しい。
アントン・パルツアー
この投稿をInstagramで見る
集団先頭でレッドブルのヘルメットをかぶっているのがアントン・パルツアーだ。ロードでは、Jumbo-Vismaのワウト・ファンアールトもレッドブルヘルメット。
シクロクロスでは、INEOS Grenadiersのトム・ピドコックも着用するがロードでは二人だけのはず。
スキー選手からプロロード選手となった異色ライダーで、2021ブエルタに続いて念願のジロ初出場となった。
27歳でスキーから自転車に転向して、3年で2回目のグラドツアー出場を果たすのだから凄いことだ。勝利を得る走りは出来ないが、チームになくてはならないアシストの一人となっている。
コメント