Soudal – Quick Stepのジロ・デ・イタリアのメンバーが発表された。
スプリンターステージは全く考慮されていない。狙うならば、ダヴィデ・バッレリーニだ。全ては、2022ブエルタ・ア・エスパーニャを獲得したレムコ・エヴェネプールを守る平地、山岳のアシストで占められている。
レムコは、ブエルタに続いて、ジロも連続して制覇できるのか注目が集まる。
Soudal – Quick Step
World Champion @EvenepoelRemco is ready to lead a strong and motivated Soudal Quick-Step team at the 106th @giroditalia pic.twitter.com/hcMEJM7J23
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) May 2, 2023
1.レムコ・エヴェネプール
2.ダヴィデ・バッレリーニ
3.マッティア・カッタネオ
4.ヨセフ・チェルニー
5.ヤン・ヒルト
6.ピーター・セリー
7.イラン・ファンワイルダー
8.ルイス・フェルファーク
レムコ・エヴェネプール
Strive for perfection. pic.twitter.com/tdOSK1Yo6j
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) April 27, 2023
2022年世界選手権ロード制覇、ブエルタも制覇したレムコ・エヴェネプール。アルカンシェルを手にしても、今年も勢いが衰えない。
今シーズン初戦のブエルタ・ア・サンファンこそ総合7位と、仕上がりが遅い印象だったけど、UAEツアーでは、初日の大逃げから始まり、第2ステージのチームタイムトライヤルで総合2位。
第3ステージの山岳で2位となってからは、トップをキープした。ステージ優勝こそチームタイムトライヤルの1位だけだったが、総合ではUAEツアー初優勝。
ボルタ・ア・カタルーニャでは、プリモッシュ・ログリッチとの死闘により、ステージ2勝を上げるものの、総合では6秒差で破れるという僅差の勝負だった。ここは、ログリッチのベテランならではの走りにやられた感じだ。
ジロ・デ・イタリアの最大のライバルは、当然ボルタ・ア・カタルーニャで破れたプリモッシュ・ログリッチ。2022ブエルタでは、ログリッチが落車リタイヤで完全な決着はついていない。
今シーズン、レムコはまだタイムトライヤルを走っていないが、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの独走力を見れば、TTも進化していると考えて良いだろう。
ジロの山岳では、ほぼ互角となりそうな感じだ。3回のタイムトライヤルのタイム差が、二人の勝敗を分けるかもしれない。そういう意味では、初日のタイムトライヤルから二人の立ち位置を決める勝負が始まってくる。
イラン・ファンワイルダー
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レムコ2世の呼び声のあるイラン・ファンワイルダー。2022リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは、ジュリアン・アラフィリップと共に落車して顎を骨折。
だが、今年のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは、レムコをアシストして自らも22位でフニッシュしており、リベンジを果たしている。
特に、レムコを発射するためのアシストのスピードは凄かった。
クライマーとしても、TTにしてもそつなくこなすイラン・ファンワイルダーは、ヴォルタ・アン・アルガルヴェでは総合3位。
第4ステージでは、ピドコックに敗れたけれど、登りゴールで5秒差の3位に入っている。他のチームならばエースで走れる力を持ったライダーだ。
このジロでも、山岳でレムコの前をどこまで引き続けるかに注目だ。
平地担当は、ピーター・セリー、ヨセフ・チェルニー、ダヴィデ・バッレリーニ、山岳はマッティア・カッタネオ、ヤン・ヒルト、ルイス・フェルファーク、イラン・ファンワイルダーが担当する。
他チームならば、エース格のヤン・ヒルト、マッティア・カッタネオ、イラン・ファンワイルダーが完璧にレムコをアシストするはずだ。
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