2022 ツール・ド・ランカウェイ第7ステージ ランカウェイ島の第1日目

第7ステージは本来ならば、登りゴールの熱いバトルが見られるはずだったのだけど、豪雨により登りの4か所が崩壊。安全のために第8ステージのコースを走ることになった。

 

ライダーは、残り2日を同じコースでスプリントで決着ということになる。誰か、それを嫌って逃げて勝つことを期待したい。

 

第7ステージ    クア～クア　107.1km

 

レースは2日連続でランカウェイ島で行われる。地元の言葉でランは鷲、カウイは大理石を意味する。

第7ステージは、最終の第8ステージよりも、最後のローカルラップが1周少ない2周で行われる。

3級山岳の短い登りでパンチャーの抜け出しが予想される。単純なスプリンターステージとならないことを期待したい。

 

1. スプリントポイント 　Pekan Kuah
2. スプリントポイント 　Pekan Kuah
3. 3級山岳　ラヤ ランカウイ　1km・6.3%
4. スプリントポイント　Pekan Kuah
5. 3級山岳　ラヤ ランカウイ　1km・6.3%
6. スプリントポイント　Pekan Kuah

 

3人の逃げ

元Burgos-BHのウィリアム・スミットがまた逃げに乗っている。アドリア・モレノとは2021年の8月から少しの間だけどチームメイトだった。

1. 96.アドリア・モレノ(Burgos-BH)
2. 164.ウィリアム・スミット(China Glory Continental Cycling Team)
3. 194.パレハ・ニコル・ブランカ(Philippines)

 

残り52kmで3分20秒。まあ、あまりタイム差はあてにならない。

 

イバン・ソーサは総合で23秒のリード。山岳がなくなったので落車さえなければ総合優勝は間違いないのでは。

 

逃げているパレハ・ニコル・ブランカは、2022フィリピンU23ロードチャンピオン。

 

残り36km。先頭はMovistar Teamのブラジルロード王者のヴィニシウス・ランゲル・コスタが引く。

 

残り36kmでDrone Hopper – Androni Giocattoliのトリーム・ウェストガード・ホルターがアタック!

 

後ろから何人かが追ってきている。

 

さあ、きた。Lotto Soudalのトーマス・デヘントだ。

 

Movistar Teamが二人抑えに入っている。

 

トーマス・デヘントは逃げようとするけど、集団もきてしまった。

 

トーマス・デヘントの逃げは捕まり、カウンターアタックがあるか?

 

結構、活性化して逃げを作ろうとする動きが出る。

 

16人が抜け出した。Movistar Teamからはマックス・カンターが入っている。主なメンバーは

1. ジョージ・ベネット　UAE Team Emirates
2. マックス・カンター　Movistar Team
3. マッテオ・ヨルゲルソン　Movistar Team
4. ヨン・イサギレ　Cofidis
5. ドリス・ジェラード　Lotto Soudal
6. ジャンニ・モスコン　Astana Qazaqstan Team
7. ディエゴ・アンドレス・カマーゴ　EF Education-EasyPost
8. シェード・バックス　Alpecin-Deceuninck
9. デビット・ファンデルプール　Alpecin-Deceuninck
10. トースタイン・トレーエン　Uno-X Pro Cycling Team
11. 宇賀 隆貴　Team UKYO

 

UKYOから宇賀 隆貴も乗っている。

 

先頭は結構ペースが速いのか、追走も中々追いつかない。

 

追走からEF Education-EasyPostのディエゴ・アンドレス・カマーゴがアタック!

 

3級山岳　ラヤ ランカウイ　1km・6.3%

先頭は山岳ポイントを通過。

1. 164.ウィリアム・スミット(China Glory Continental Cycling Team)　3ポイント
2. 194.パレハ・ニコル・ブランカ(Philippines)　2ポイント
3. 96.アドリア・モレノ(Burgos-BH)　1ポイント

 

今度は、Alpecin-Deceuninckのシェード・バックスがアタック!

 

残り15km。まだ、先頭まで1分以上ある。

 

シェード・バックスは52秒差に。追いつけばスプリントで勝てる足がある。

 

先頭は逃げ切りのチャンスが出てきた。集団までは2分以上ある。

 

スプリントポイント　Pekan Kuah

18秒差でシェード・バックスが通過。

 

スプリントポイントの通過順位は

1. 96.アドリア・モレノ(Burgos-BH)　3ポイント
2. 164.ウィリアム・スミット(China Glory Continental Cycling Team)　2ポイント
3. 194.パレハ・ニコル・ブランカ(Philippines)　1ポイント

 

追走からCofidisのヨン・イサギレがアタック!

 

集団は1分50秒離れている。

 

ヨン・イサギレにMovistar Teamのマッテオ・ヨルゲルソンが迫る。

 

ヨン・イサギレは先頭からちぎれたフィリピンのパレハ・ニコル・ブランカを抜いていく。

 

3級山岳　ラヤ ランカウイ　1km・6.3%

残り8kmでシェード・バックスが先頭に追いついた。

 

これで新たな先頭集団3人。

 

3級山岳通過順位は

1. 96.アドリア・モレノ(Burgos-BH)　3ポイント
2. 164.ウィリアム・スミット(China Glory Continental Cycling Team)　2ポイント
3. シェード・バックス　Alpecin-Deceuninck　1ポイント

 

ヨン・イサギレは抜け出したけど後ろは強力なメンバー。後ろに追走が見えてきた。

 

残り4kmで追走と10秒。下りなのでスピードが落ちない。

 

やはりヨン・イサギレは追いつかれた。強力なメンバーだけどマッテオ・ヨルゲルソンはあまり引かない。

1. ジョージ・ベネット　UAE Team Emirates
2. マッテオ・ヨルゲルソン　Movistar Team
3. ヨン・イサギレ　Cofidis
4. ジャンニ・モスコン　Astana Qazaqstan Team
5. ダヴィド・ファンデルプール　Alpecin-Deceuninck

 

追走は10秒差。

 

時折後ろを確認しながら3人はゴールに向かう。

 

残り500mで後ろに追走が見えてきた。

 

3人はバラバラで真っ向勝負に。

 

ゴール前のスプリント!

 

カメラはウィルス・スミットを捕らえるが。

 

 

勝ったのは、シェード・バックスだ～!

ウィリアム・スミットは天を仰いでいる。シェード・バックスは、前回の逃げからのスプリントで、アレハンドロ・バルベルデを破った勝利に続いて今シーズンの2勝目となった。

 

シェード・バックスは、UAE Team Emiratesへの移籍を発表した途端の勝利とは素晴らしい。

 

 

リザルト

第7ステージ　リザルト

シェード・バックスのコメント

フォームが良いことはわかっていた。総合クラスでは、ここの登りは僕には厳しすぎるけど、ステージ優勝できたのは素晴らしいことだ。コッパ・アゴストーニが僕の初優勝で、それから今、すでに確認することができたのは素晴らしいことだ。

Alpecin-Deceuninckは、ヤクブ・マレツコとライオネル・タミニオニーのコンビで、すでにツールドランカウイで2ステージ優勝してますね。

今週はチームが素晴らしい走りを見せてくれている。すでに2勝しているので、今日のコースが自分に合っていることはわかっていた。

チャンスはあると思ったんだ。第3ステージでは暑さにかなり苦しめられたが、今日は暑さに対応することができた。そして、あのように仕上げることができたのは、素晴らしいことだ。

カウンターアタッカーのグループから一人で飛び出した理由は?

私たちは、なかなかうまくいかなかった。ある時、隙間ができたので加速することにした。リードを保ちながら、早めの脱出に参加した。

総合

ポイント賞

山岳賞