ようやく情報解禁のテイメン・アレンスマンの移籍発表だ。
Team DSMは2022ブエルタ・ア・エスパーニャ総合6位の将来のエースを手放す。これは早くからわかっていたが、Team DSMはどうするんだろうか?
まあ、どうもこうもないけど、INEOS Grenadiersは次代の総合エースを手にいれたのでは。
2年契約
Very happy to announce I’ll be racing for @INEOSGrenadiers for the next two years! Really excited about this! Want to use this opportunity to give a big thank you to @TeamDSM! Couldn’t wish for a better team to start my procareer! Let’s finish this season on a high! 👊🏻 https://t.co/6NmNwH9t69
— Thymen Arensman (@ThymenArensman) September 15, 2022
INEOS Grenadiersは、2022ジロ総合2位、2022ブエルタ山岳賞を獲得したリチャル・カラパスを放出。
リッチー・ポートも引退。
山岳アシストである、アンドレイ・アマドール、エディー・ダンパーも移籍。ディラン・ファンバーレも移籍でチーム力は下がる一方だと思っていたけれど、この移籍で帳消しとなるか。
テイメン・アレンスマンは、2018年SEG Racing Academyからスタート。
2018年のツール・ド・ラヴニールではタデイ・ポガチャルに次ぐ2位となり、ブロトンで最も才能ある若手ライダーの一人とみなされている。
2020年7月1日からテスト生としてTeam DSMに。Team DSMでは、過去2シーズン、順調に成長してきた。
すでに今シーズン、エースとして活躍できるだけの素養を見せている。
- UAEツアー総合16位
- ティレーノ〜アドリアティコ 総合6位
- ツアー・オブ・アルプス 総合3位
- ジロ・デ・イタリア 総合18位
- ツール・ド・ポローニュ 第6ステージ優勝 総合2位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ優勝 総合6位
ジロ、そしてツアー・オブ・アルプスではエースのロマン・バルデをアシストしてこの順位。ジロ最終ステージの個人タイムトライヤルでは2位となっており、独走力も高い。
テイメン・アレンスマンは、タイムトライヤルに強く、山岳にも強い。シクロクロスの下地があり、オランダU23シクロクロス王者でもある。
アタックもキレがいい。2018パリ~ルーベのU23では3位となっており、シクロクロスを生かして石畳も苦にしない。
INEOS Grenadiersは、カラパスを放出。ゲラント・トーマスも来年は37歳となる。
総合を狙うのは、カルロス・ロドリゲス、パヴェル・シヴァコフ、テイオ・ゲイガンハート、トム・ピドコックと若い世代に移ることになる。
ここに、更にテイメン・アレンスマンも加わると見ている。来シーズン、一気にグランドツアーのエースとして登場すると思うのだけどどうだろう。ツールのエースになる?
まずはチームに合流して、風洞実験室でTTのポジションの見直し、機材面でのフォローを受けてレベルアップするはずだ。
来シーズンの更なる飛躍を期待したい選手だ。
コメント
テイレンじゃなくてテイメンね。
ホントだ。全部訂正しますね。また、教えて下さい<(_ _)>