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マチュー・ファンデルプールが2022ツール・ド・フランスで失敗した理由を明かす

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Photo by Nick Fewings on Unsplash
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マチュー・ファンデルプールは、ボックスメールで開催されたポストツアークリテリウムで勝利を収めている。

長いスプリントで同胞のダニー・ファンポッペルとパスカル・エンクホーンを下した。

この後、インタビューで、マチューは、第11ステージで離脱したツールの不調を振り返っている。ジロであれほど好調だったのに、何故ツールで実力が発揮できなかったのか。

その不調の理由とは?

 

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ツールの不調の理由

 

昨年の2021ツールで、マチュー・ファンデルプールはステージ優勝とイエロージャージを獲得しており、これ以上ないほどの好対照な結果を残している。

2022ツール第1ステージの個人タイムトライヤル5位を覗くと全く走れていない。

第11ステージで、スタートからワウト・ファンアールトと逃げたが、途中でリタイヤしてしまった。

 

マチュー・ファンデルプールはインタビューで以下のように語る。

ツールは予想外の失望だった。特にジロの後の高地トレーニングで、ツールに向けて何かがうまくいかなかったと思う。

ジロから完全に空っぽで出てきたという感覚は、逆になかったですね。体がまだ回復していなくて、高地で十分に回復できなかったのかもしれない。

もちろん、どこが悪かったのかを振り返ることは必要だが、その後は休ませて、新たな目標を設定することが必要なんだ。

 

高地トレーニングの代償

 

マチュー・ファンデルプールは、腰の不調から復帰し、以下のような成績を残した。

  • ミラノ~サンレモ 3位
  • コッピ・エ・バルタリ第4ステージ優勝
  • ドワルス・ドール・フラーンデレン 優勝
  • ロンド・ファン・フラーンデレン 優勝
  • アムステルダムゴールド 4位
  • パリ~ルーベ 9位
  • ジロ・デ・イタリア第1ステージ優勝

 

冬に悩まされた腰痛はもう過去のものとなったようだ。ジロを最後まで好調で追え、格闘王の印である敢闘賞も獲得。ツールも間違いなく、好調な走りが見れると思ったのは全員だろう。

だが、高度で空気の薄い場所でのトレーニングは、ライダーの身体に多くのものを要求する。

 

これについてマチューは

大きなツアーの後、思った以上に回復が必要なときにそれをすると、高地トレーニングで体がしぼんでしまい、かえって良くならないこともある。

100パーセント確実ではないが、あるような気がする。

過去は何も変えられない。もちろん、どこが悪かったのかを振り返る必要はあるが、その後は休ませて、新たな目標を設定しなければならない。

 

マチュー・ファンデルプールの現在の目標は、当然世界選手権だ。8月14日のミュンヘンで開催される欧州選手権ではないことは確かだ。

それまで、マチュー・ファンデルプールはUCIレース以外を転戦する。

  • 7月27日 Chaam、Acht van Chaam
  • 7月29日 Heerlen、Franssen Franken Ronde Heerlen
  • 7月31日 De Gouden Pijl
  • 8月1日 Roosendaal、De Draai van de Kaai

 

オーストラリアの世界選手権では、また最高の自分になれるようにしたい。トレーニング”として捉えている。テクニカルラップでずっと加速していく、それが使えるんだ。

 

高地トレーニングは効果も高いが、ジロを終えたあとに追い込んだことにより、身体の疲れが取れなかったというのがツールでの不調につながったようだ。

うまく、疲労を抜いて世界選手権では本来の姿で走って貰いたい。

タデイ・ポガチャルも世界選手権を後半の目標にしているようなので、ジュリアン・アラフィリップを含めたパンチャー同士の戦いも見てみたい。

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