国際自転車競技連合(UCI)は、ツール・ド・フランスの開幕を目前にして、コロナプロトコルを変更した。
ライダーはツアー中も定期的にテストを受けるが、チームは完全に帰国させられることを恐れる必要はなくなった。
二人まで出てもチームごと撤退しなくても良いというルールに改正されている。
コロナプロトコル更新
2022年4月に最後のコロナプロトコルが更新されていた。
今回の更新は最新のものとなる。コロナの症状も変わってきており、柔軟に対応しようと言った感じだ。
必須とする対策は
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レース開始の2日前に、チームのすべてのメンバー(ライダーとスタッフ)に対して少なくとも1つの陰性抗原検査を提示する。
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イベントの残りの日(移籍日を除く)には、すべてのチームメンバー(ライダーとスタッフ)、およびコミセール(国際および国内)、UCI技術代表、および反ドーピング管理要員。
強く推奨される対策
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レース前の5日間、チームバブルとペロトンバブルの構成に不可欠なウイルスを誰も持っていないことを確認するために、すべてのチームメンバー(ライダーとスタッフ)を対象に毎日抗原検査を行います。
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レース中(可能であれば毎日、ただし少なくとも2〜3日ごと)、チームメンバー(ライダーを除く)、コミセール(国際および国内)、UCI技術代表、およびドーピング防止管理要員の抗原検査。
これが大きい。チームは丸ごと撤退しなくても良いのでレースは続行できるということだ。
ここでは、UCIプロトコルでは明確に書かれていない。
ライダーを隔離する決定は、チームドクター、covid-19ドクター、UCIメディカルディレクターによって行われるようだ。
つまり、ツアー・オブ・スイスでリーダーのアレクサンドル・ウラソフが経験したように、レースから除外される可能性が高い。
だが、これは仕方ない。感染者は無症状でも、更に感染が広まるので当然だろう。
一旦メンバーが決まっていたQuick-Step Alpha Vinyl Teamのメンバーでも、ティム・デクレルがコロナ陽性となり、フロリアン・セネシャルとメンバー交代している。
スタートまで、あと2日。更に感染者がでないことを祈るばかりだ。選手もPCR検査が怖くて仕方ないでしょうね。
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