バロワーズ・ベルギーツアーは、同タイムで最終ステージを迎えていた。
- Quick-Step Alpha Vinyl Teamのマウロ・シュミット
- Lotto Soudalのティム・ウェレンス
二人は、コースにある3回のボーナスタイムがあるスプリントで決着をつけることに。
だが、このスプリントポイント前で、事件が起こってしまう。
スプリントポイント前で
1回目の中間スプリントでは、ティム・ウェレンスがアルノー・デリーのアシストを受けて1位通過。
これで3秒を獲得し、総合優勝はティム・ウェレンスかと思われた。
2回目のスプリント
上から、ミケル・モルコフ。その後ろで、イヴ・ランパールトがティム・ウェレンスを執拗に押しているように見える。
ティム・ウェレンスの隣は、マウロ・シュミットだ。結局、このイヴ・ランパールトと接触したことで、ティム・ウェレンスはスプリントに絡めない。
先頭は、フロリアン・セネシャルが1着通過しており、マウロ・シュミットが2位通過して2秒を獲得した。
これで、ティム・ウェレンス3秒。マウロ・シュミット2秒で、3回目のスプリントで二人の決着となる。
3回目のスプリントポイント
3回目のスプリントで、マウロ・シュミットは1位通過。ティム・ウェレンスは2位通過。これで、二人は同タイムとなった。
この時にも、イブ・ランパールトと接触がありティム・ウェレンスはスプリントに遅れている。
結局、イブ・ランパールトはレース後に失格処分に。イヴ・ランパールトの話によると、最初のスプリントポイントではLotto Soudalのライダーに邪魔されたと。
テレビでみると派手に見えるけど、それほど危ないとは思わなかったと言っている。まあ、頭突きをしたりした訳ではないので、故意ではない。
ティム・ウェレンスは、TTで1秒速くマウロ・シュミットより速く走っていれば、総合優勝だった。ただ、後になって言っても仕方ない。
ティム・ウェレンスは、冷静にコメント
Yves Lampaert and Tim Wellens had a bit of a disagreement today at the #BaloiseBelgiumTour
Who do you think was in the wrong here?? pic.twitter.com/AtlLEeE9Ah
— GCN Racing (@GcnRacing) June 19, 2022
ティム・ウェレンスは、2018ツール・ド・ワロニーでは同タイムで、クイントン・ヘルマンスから優勝を奪っている。
今回、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのクイントン・ヘルマンスは総合3位。ギリギリで勝ったり、負けたりの世界なので、わずかなことでも勝者は変わってしまう。
ティム・ウェレンスは、イヴ・ランパールトが失格になっても嬉しくないと。秒数をくれとインタビューで答えている。
かなり冷静に話しており、大人だなと感じる。
Lotto Soudalは、UCIポイントを熱望しており、1位と2位では50UCIポイントも違う。ティム・ウェレンスは、悔しい思いをしているだろう。
さらに、チーム関係者も同じ思いをしているはず。
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