2025 ツアー・オブ・スロベニア第5ステージ　最終ステージの勝者は?

クイーンステージでトップに立ったのは、Uno-X Mobilityのアンダース・ハラン・ヨハネセン。総合でのタイム差は2位のUAE Team Emirates – XRGのフェリックス・グロスチャートナーと16秒差。

Lidl – Trekのテイオ・ゲイガンハートとは19秒差だ。Uno-X Mobilityは全力でアンダース・ハラン・ヨハネセンのリーダージャージを守るだろう。

 

第5ステージ リティハ～ノボ・メスト   123.9km

 

最終ステージがすんなりとスプリントにはなりそうもない。3級山岳トルシュカ・ゴラは平均9.7%の登り。頂上からゴールまで9kmなので遅れると勝負に絡めない。

 

1. 2級山岳　ヴァチェ　5.7km・6%
2. 3級山岳　2.5km・7.5%
3. スプリントポイント　シュマルトノ・ブリ・リティジ
4. 3級山岳　ボーゲンシュパーク　3.5km・6.2%
5. スプリントポイント　トレブニエ
6. スプリントポイント　モクロノグ
7. 3級山岳　トレベルノ　4.3km・6%
8. 残り1周
9. 3級山岳　トルシュカ・ゴラ　1.7km・9.7%

 

スタート

リーダーのアンダース・ハラン・ヨハネセンはキープに挑む。

 

Bahrain Victoriousのヤコブ・オムルゼルは19歳。開発チーム所属ながら総合4位に躍進している。スロベニアの期待の星だ。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

2級山岳　ヴァチェ　5.7km・6%

ここはQ36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・バディラッティがトップ通過で9ポイント獲得。

 

3級山岳　2.5km・7.5%

ポイントまで100m。後方のLidl – Trekのフアン・ロペスが追い上げる。

 

ここはフアン・ロペスがトップ通過。

1. フアン・ロペス　Lidl – Trek　3ポイント
2. サミュエル・ゾッカラート　Team Polti Kometa　2ポイント
3. マッテオ・スカルコ　Team Solution Tech – Vini Fantini　1ポイント

 

こちらの追走は捕まる。

 

3級山岳　ボーゲンシュパーク　3.5km・6.2%

 

ここは、Equipo Kern Pharmaのディエゴ・ウリアルテがトップ通過。

 

1分16秒差で逃げているメンバーは5人。

1. フアン・ロペス　Lidl – Trek
2. サム・オーメン　Lidl – Trek
3. ディエゴ・ウリアルテ　Equipo Kern Pharma
4. ホセ・フェリックス・パラ　Equipo Kern Pharma
5. ディナ・マルトン　Euskaltel – Euskadi

 

フアン・ロペスは、総合で1分40秒差。ホセ・フェリックス・パラは1分30秒差なので、Uno-X Mobilityは追わないといけない。

 

スプリントポイント　トレブニエ

スプリントポイントを通過。

1. ディエゴ・ウリアルテ　Equipo Kern Pharma　5ポイント
2. フアン・ロペス　Lidl – Trek　3ポイント
3. ホセ・フェリックス・パラ　Equipo Kern Pharma　1ポイント

 

集団先頭にCaja Rural – Seguros RGAも上がってくる。タイム差は47秒と縮小。

 

3級山岳　トレベルノ　4.3km・6%

Team Solution Tech – Vini Fantiniのアンドレア・ピラスが追走に。

 

残り25.1km。Uno-X Mobilityが引くがLidl – Trekが邪魔をしている。

 

残り18.8km。39秒差に。Team Solution Tech – Vini Fantiniのアンドレア・ピラスが先頭に合流。

 

残り1周

集団は37秒差で通過。ゴールは少し登っており路面はタイル状となっている。

 

先頭から二人が抜け出す。

 

さらに、Team Solution Tech – Vini Fantiniのアンドレア・ピラスがアタック!

 

後ろからフアン・ロペスが追ってくる。

 

集団はBahrain Victoriousも引き出す。

 

フアン・ロペスが先頭のアンドレア・ピラスをとらえた。

 

3級山岳　トルシュカ・ゴラ　1.7km・9.7%

フアン・ロペスがステージ優勝を目指して単独に。

 

集団からリーダーのアンダース・ハラン・ヨハネセンが飛び出してきた。

 

フアン・ロペスが大きくリード。

 

アンダース・ハラン・ヨハネセンは逃げていたメンバーをパス。

 

2番手でアンダース・ハラン・ヨハネセンがクリアー。

 

残り6.6kmで30秒あるぞ。

 

追走は6人。

 

残り5.6km。集団が追いついてきた。

 

スロベニアのヤコブ・オムルゼルも追いついてきた。

 

残り4.3kmで27秒。

 

残り3.7km。UAE Team Emirates – XRGが先頭を引き、Lidl – Trekが邪魔をする。

 

残り3.1km。24秒ある。

 

残り2.7km。集団のスピードは速い。

 

残り2.1km。Uno-X Mobilityのアシストが外れた。

 

フアン・ロペスのスピードが落ちた。

 

あ～、限界だ。

 

残り1km。フアン・ロペスの後ろに集団。

 

残り800mでフアン・ロペスが飲み込まれた。

 

さあ、スプリントだ。

 

Lidl – Trekが先頭に。フアン・ロペスの引きがいかせるか。

 

UAE Team Emirates – XRGのイヴォ・オリヴェイラがLidl – Trekの後ろに陣取る。

 

Lidl – Trek先頭で最終コーナーをクリアー。

 

イヴォ・オリヴェイラが後ろからまくる。

 

イヴォ・オリヴェイラ先頭でゴールに。

 

これは速い!

 

イヴォ・オリヴェイラは、2度も後ろをみる余裕があるぞ。

 

後ろはLidl – Trekのアンドレア・バジオーリ。

 

イヴォ・オリヴェイラが、そのままゴール!

 

弟の雪辱を果たした形だ。

 

イヴォ・オリヴェイラは、今シーズンの3勝目。

 

UAE Team Emirates – XRGは、ここでも勝利をもぎ取ってかえる。チームの41勝目だ。

 

ルイ・オリヴェイラと共に兄弟で強い二人だ。

 

Uno-X Mobilityのアンダース・ハラン・ヨハネセンが総合優勝となった。プロ4年目、25歳で初勝利が総合優勝となった。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのイヴォ・オリヴェイラ(チーム公式サイトより)

全然簡単じゃなかった。 ステージ全体が混沌としていて、序盤から超ハードで、30〜40人が前にいた。 Uno-X Mobilityは逃げ集団をうまくコントロールした。

最終的に、僕はずっとフェリックスについていった。 最後の急な上りでは生き残れなかったけど、下りで戻ってきた。戻ってきてからは、フェリックスがフアン・ロペスを追いかけてくれて、本当に助かった。

ジロ・ダブルッツォでやったようなスプリントをしなければならない』って言ったんだ。 僕は遠くからスプリントするのが好きで、この橋へのコーナーが鍵だった。 すごくいい感じで進入できた。

テイオ・ゲイガンハートがアンドレア・バジオーリをリードしていたけど、僕がロングで行けば追いつくのは超難しいとわかっていた。 2人の距離がわからなかったから、後ろをずっと見ていたんだ。

僕にとってはすごいことなんだ。 フェリックスは総合2位で、彼がいかに優れたライダーであるかを示した。 彼の仕事ぶりには本当に感謝しているし、チームメイトのみんなにも感謝している。

 

第5ステージ　リザルト

総合

総合優勝したUno-X Mobilityのアンダース・ハラン・ヨハネセン

今日の上位入賞は素晴らしい気分だ。 彼らがどうやって総合優勝のために力を出し切ったのかわからない。 本当にチームの努力の賜物だ。 この1週間は信じられないようなものだった。

チームのみんなは、僕を信じてくれる必要はなかったけれど、本当に全力を尽くしてくれた。 今日は一日中、とてもいい気分だった。 スタートは本当にハードで、あちこちでアタックしてくる選手がいた。 でも、一緒に走れば速い選手たちについて行けると感じた。 プロ初優勝は信じられない気分だよ。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞