第4ステージでは、Soudal – Quick Stepのイーサン・ヘイターが個人タイムトライヤルで最速タイムをたたき出した。
スプリンターとして INEOS Grenadiersの2年目には10勝を挙げているけれど、ケガなどで低迷。今年はTTだけで3勝と独走力が戻っている。
最終ステージは、TTで2位に入ったUAE Team Emirates – XRGがリーダージャージを死守する番となる。ただ、総合2位となったLidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンは47秒差。
豪華メンバーのUAE Team Emirates – XRGの牙城を崩すのは容易ではない。
第5ステージ メルシュ~ルクセンブルグ 176.4km

コースプロフィール photo skodatour
最終ステージは丘陵コース。最後も3周回のローカルサーキットで決勝となる。ゴール手前に800mで9%のパバイエルビエルグの登りがありアタックチャンスがある。
パンチャーの出番だ。
- 山岳 ノメルン峠(2.7km・5.6%)
- 山岳 モンテ・ド・グラリンゲン(2km・6.2%)
- 山岳 カウテンバッハ峠(4.2km・4.7%)
- 山岳 ミザーシャフ峠(2.2km・5.6%)
- スプリントポイント
- 残り2周
- 残り1周
山岳 ミザーシャフ峠(2.2km・5.6%)
残り69.6kmで2分41秒差。
残り42.6km。中々放送がつながらない。タイム差は1分12秒。
先頭からEquipo Kern Pharmaのマッツ・ヴェンツェルがぬけだす。
ロマン・グレゴワールが先頭を引く。
残り1周
残り1周。集団はリーダー有するUAE Team Emirates – XRGが引いている。
UAE Team Emirates – XRGの、イゴール・アリエッタとパブロ・カスティーリョが仕事終了。
残り6.2km。リチャル・カラパスがパンク。先頭とは1分以上の差。
3人が逃げている。
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
- ロマン・グレゴワール Equipe continentale Groupama-FDJ
- マッツ・ヴェンツェル Equipo Kern Pharma
残り2.1km。Equipo Kern Pharmaのマッツ・ヴェンツェルは、カーブで滑ってしまい二人から遅れてしまう。
ここでベン・ヒーリーがアタック。
速めにアタックをかけたのはロマン・グレゴワール。カーブも果敢攻めてベン・ヒーリーを寄せ付けない。
ロマン・グレゴワールは後ろを確認。
ベン・ヒーリーは、登りで抜け出せないとスプリントでは勝ち目がない。
ロマン・グレゴワールが踏み込む。
ロマン・グレゴワールは、第1ステージに続いて最終ステージでも勝利。今シーズンの6勝目となった。
総合優勝はUAE Team Emirates – XRGのブランドン・マクナリティ。ついにチームとして大記録の達成だ。これは別記事にて。
リザルト
優勝したEquipe continentale Groupama-FDJのロマン・グレゴワール
金曜日に優勝を逃したことは、自分にとってもチームにとっても、とても腹立たしいことだった。ベストの状態ではなかったので、今日はもっといい走りを見せて勝ちたかった。
こんなに後ろからスタートするつもりはなかったけれど、このようなサーキットでは、特に雨の中では、早い段階で物事が落ち着くこともあるし、集団がオーガナイズされるのはとても複雑なことなんだ。
ベン・ヒーリーのアタックを見たとき、一瞬たりとも躊躇しなかった。彼は常に走り続け、ハードに走るからだ。それぞれに持ち味があることは明らかだった。彼は下から全力で登り、僕は最後の爆発力を発揮するまで待つつもりだった。簡単ではなかったが、頂上まで粘り強く耐えた。
このテクニカルなフィナーレと数少ないコーナーを考えると、ゴール1キロ手前で彼にカウンターを仕掛ける選択肢を取った。丘の頂上で彼にアタックするのは大胆な選択だった。
ヒーリーは決して諦めないタイプだから、彼には怖気付いてしまった。彼もすぐ後ろにいたので、ギリギリだったけど、持ちこたえた。
初勝利から5日後にここにいるなんて、信じられない気持ちでだ。。ルクセンブルクでは本当にクレイジーな1週間を過ごし、この最終ステージは雨の中での走行だったので、さらに大変だった。両腕を上げて走ることができて、本当に嬉しい。
第5ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
コメント
早くもチーム勝利数が歴史的なものとなりましたね。記事楽しみにしてます(*^^*)
仮に、世界選手権でUAEチームエミレーツXRGのメンバーが勝利した場合はチームの勝利数にはカウントされないのかな(?_?)
チームジャージで走ってないから別カウントなのかなー。
ポガチャルだけでなく、ヴァインや、デルトロも可能性としてはレインボーの可能性ありそうだし。
最大のライバルは調子上げているレムコですかねー
簡単にもう作っているので明日公開に。世界選手権ロードはナショナルチームの代表なのでチームの勝利数にはカウントされないですね。
UCIの1クラス以上の勝利のみですね。
ロードは、タデイ・ポガチャルの調子に左右されそうですね。ただ、屈辱を味わったので今度は全員がひどい目にあわされるかも。国別といいながらも、チームで協力することもあるので逃げがUAE Team Emirates – XRGばかりになると、困りますね。