E3 サクソバンククラシック。E3 Saxo Bank Classic(1.UWT)
レース名は、E3 サクソクラシックから、2022年と同じE3 サクソバンククラシックに戻っている。
フランダースの石畳のクラシックの幕開けとなるワールドツアーレースで、ミニフランドルレースともいわれている。
歴代優勝者は
- 2024 マチュー・ファンデルプール
- 2023 ワウト・ファンアールト
- 2022 ワウト・ファンアールト
- 2021 カスパー・アスグリーン
- 2019 ゼネク・スティバル
- 2018 ニキ・テルプストラ
- 2017 グレッグ・ファンアーヴェルマート
- 2016 ミハウ・クフィアトコフスキ
- 2015 ゲラント・トーマス
- 2014 サガン
- 2013 シルヴァン・シャバネル
- ハーレルベーケ – ハーレルベーケ 208.8km
- スタート
- 3人の逃げ
- kanarieberg(7.7%で1,050m、最大14%)
- Oude Kruisberg(4.8%で900 m、最大9%)
- Kortekeer(6.4%で1,000m、最大17%)
- Taaienberg(6.3%で700 mの丸石、最大16%)
- Berg ten Stene(1,300m 5.2%、最大9%)
- Boigneberg(5.2%で1,000m、最大12.3%)
- Stationsberg(700 mで3.2%、最大10%で丸石)
- Paterberg(12.9%で400 mの石畳、最大20.3%)
- オウデクワレモント(4%で2,200mの石畳、最大11.6%)
- Karnemelkbeekstraat(4.9%で1,530 m、最大18%)
- リザルト
ハーレルベーケ – ハーレルベーケ 208.8km

コースプロフィール photo e3saxobankclassic.bk
スタートとゴールはハレルベーケとなる。17か所のセクターがライダーをふるいにかける。
- カッテベルグ(6%で750m、最大11%)
- La Houppe (4.8%で1,880 m、最大10%)
- kanarieberg(7.7%で1,050m、最大14%)
- Oude Kruisberg(4.8%で900 m、最大9%)
- Knokteberg(7%で1,260m、最大13%)
- Hotondberg(4%で1,200m、最大8%)
- Kortekeer(6.4%で1,000m、最大17%)
- Taaienberg(6.3%で700 mの丸石、最大16%)
- Berg ten Stene(1,300m 5.2%、最大9%)
- Boigneberg(5.2%で1,000m、最大12.3%)
- Eikenberg(6.2%で1,250m、最大10%)
- Stationsberg(700 mで3.2%、最大10%で丸石)
- Kapelberg(7.1%で750 m、最大14%)
- Paterberg(12.9%で400 mの石畳、最大20.3%)
- オウデクワレモント(4%で2,200mの石畳、最大11.6%)
- Karnemelkbeekstraat(4.9%で1,530 m、最大18%)
- ティーゲンベルク(5.6%で750 m、最大9%)
注目のライダーは
- Alpecin – Deceuninck マチュー・ファンデルプール
- UAE Team Emirates – XRG ティム・ウェレンス、アントニオ・モルガド、ニルス・ポリッツ
- Team Visma | Lease a Bike ワウト・ファンアールト、ティシュ・ベノート、マッテオ・ヨルゲルソン、ディラン・ファンバーレ
- Soudal Quick-Step イヴ・ランパールト、マティア・カッタネオ
- Intermarché – Wanty ビニヤム・ギルマイ、タコ・ファンデルホールン
- XDS Astana Team マイク・テウニッセン
- Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、フレッド・ライト
- Red Bull – BORA – hansgrohe オイエル・ラスカノ、ヨルディ・メイウス
- Cofidis アイネ・デヘント
- Decathlon AG2R La Mondiale Team オレリアン・パレパントル、ドリース・デポンド
- EF Education – EasyPost ニールソン・ポーレス
- Groupama – FDJ シュテファン・キュング、ヴァランタン・マデュアス
- INEOS Grenadiers フィリッポ・ガンナ、ジョシュア・ターリング
- Lidl – Trek マッズ・ピーダスン、マティアス・ヴァチェク
- Movistar Team イバン・ガルシア
- Team Picnic PostNL
- Team Jayco AlUla マイケル・マシューズ
- Arkéa – B&B Hotels ルーカ・モッツァート
- Lotto アルノー・デリー
- Israel – Premier Tech トム・ファンアスブロック
- Uno-X Mobility ヨナス・アブラハムセン、ラスムス・ティレル
- Tudor Pro Cycling Team ジュリアン・アラフリップ、マッテオ・トレンティン
- Team TotalEnergies アントニー・テュルジス
- Q36.5 Pro Cycling Team ジャコモ・ニッツォーロ
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
ニュートラルスタート。
マチュー・ファンデルプールは、足があれば全力で走ると。
オフィシャルスタート。
序盤に落車。
これはSoudal – Quick Stepのドリス・ファンゲステル。
Soudal – Quick Stepの3人が病院に搬送。Team Picnic PostNLのケヴィン・フェルマーケもリタイヤ。
- ドリス・ファンゲステル
- ヨルディ・ワルロップ
- ギル・ゲルダー
この大落車で、集団が割れて50人が先行。
3人の逃げ
50人の逃げから3人が抜け出している。だが、先頭を走っていたQ36.5 Pro Cycling Teamのロリー・タウンゼントがパンク。
先頭の2人はロリー・タウンゼントを待つ。
- ドリース・デポンド Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ロリー・タウンゼント Q36.5 Pro Cycling Team
- マライン・ファンデンベルフ EF Education-EasyPost
第2グループは約50人。
先頭のロリー・タウンゼントは、またパンク。この後、先頭3人は第2集団に吸収される。
こちらがメイン集団。マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールト、フィリッポ・ガンナ、マッズ・ピーダスンはここにいるのでAlpecin-Deceuninckが集団けん引。一時は3分近く離れていたけれど、もう54秒差に。
Red Bull – BORA – hansgroheのローレンス・ピティがパンクから復帰中。
残り117.6kmで36秒差。
ワウト・ファンアールトは、長袖を脱いで半そでジャージに。
残り114kmで集団がつながる。
Team Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソンが動く。
kanarieberg(7.7%で1,050m、最大14%)
次の逃げをつくるために動く。Groupama – FDJのヴァランタン・マデュアスも攻撃。
Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイも前に。
Bahrain Victoriousのマテイ・モホリッチは動いてくるのか。
Oude Kruisberg(4.8%で900 m、最大9%)
集団のままだ。
マチュー・ファンデルプールが先頭に。悠々と長袖ジャージを脱ぐ。ここは石畳の登りだよね?
2人が逃げだした。
- カスパー・ピーダスン Soudal – Quick Step
- アイネ・デヘント Cofidis
Kortekeer(6.4%で1,000m、最大17%)
タイム差は34秒。
INEOS GrenadiersとLidl – Trekが集団の前に。マチュー・ファンデルプールの姿も端に見える。
急に INEOS Grenadiersが激しく登りだす。
Taaienberg(6.3%で700 mの丸石、最大16%)
INEOS Grenadiersのアシストが外れていく。
マッズ・ピーダスンがアタック!
マチュー・ファンデルプールが反応するがフィリッポ・ガンナが遅れている。
2人が追走となる。
フィリッポ・ガンナが追いついた。
3人が先頭に追い付きそう。
こちらは追走。
フロリアン・フェルメルシュがバイク交換。
Berg ten Stene(1,300m 5.2%、最大9%)
先頭は23秒差に。
ワウト・ファンアールトは、集団にいる。前が決定的な逃げのような気がするけど~。
Boigneberg(5.2%で1,000m、最大12.3%)
追走ので37秒差に。
残り64.5km。メイン集団まで1分21秒離れた。
Stationsberg(700 mで3.2%、最大10%で丸石)
タイム差は開くばかり。
残り57.7kmで追走まで1分2秒差。
残り49.5kmで追走と1分18秒差に。
Paterberg(12.9%で400 mの石畳、最大20.3%)
マッズ・ピーダスンが先頭。
マッズ・ピーダスンが前で攻める。
Cofidisのアイネ・デヘントが遅れた。
Cofidisのアイネ・デヘントが戻ってきた。
オウデクワレモント(4%で2,200mの石畳、最大11.6%)
マチュー・ファンデルプールがオウデクワレモントで攻める!
あ~、マッズ・ピーダスンが遅れた!
マッズ・ピーダスンが小さくなっていく。
残り37.5km。マチュー・ファンデルプールのゴールへの道が始まる。
追走も良いメンバーだったのだけど、タイム差が縮まることはなかった。
マッズ・ピーダスンは14秒差に詰めてくる。
Karnemelkbeekstraat(4.9%で1,530 m、最大18%)
マチュー・ファンデルプールが大歓声の中上がる。
フィリッポ・ガンナは、44秒差。
マチュー・ファンデルプールは濡れたコーナーで落車しそうに。
足を外してなんとかクリアー。
石畳のコーナーでも、落車を防ぐためにオーバーラン。
残り22kmで44秒差に。マッズ・ピーダスンが遅れだした。
大歓声の中登りをマチューが上がる。
残り8.9km。マッズ・ピーダスンとは1分4秒まで広がる。
残り3.5km。フィリッポ・ガンナでも2分10秒も離れている。
残り1.2km。
海外アナウンサーはマチューマジックと。
マチュー・ファンデルプールは、ペダルの上に立ち上がる。
2年連続のE3 サクソクラシックの勝利だ!
オウデクワレモントで抜け出す王道の勝ち方をみせてくれた。今後のクラシックでも同じような走りを見せてくれそうだ。
レース前には、タデイ・ポガチャルがいないのでレースが難しくなると言っていたけれども、自分で解決してしまった。
ミラノ~サンレモの快挙に続いて連勝。好調を維持している。
マッズ・ピーダスンは1分7秒遅れの2位。
フィリッポ・ガンナは2分5秒遅れの3位に。
リザルト
優勝したAlpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプール
とてもとても幸せだ。チームにとってかなり厳しいレースだった。 最初はクラッシュで遅れをとっていたが、いくつかのチームはそれを利用する必要を感じていた。
チームメイト全員の素晴らしい仕事に感謝しなければならない。私はとてもやる気があり、完走する義務があると感じていた。
約40キロの単独走行が行われましたね。
かなり苦しんだ。かなり深いところまで来てしまったが、チームメイトに勝利で報いることができて嬉しい。
マッズ・ピーダスンが最初に攻撃してきましたね。
ここ数年、ターイェンベルグでは決断が下されることはなかった。いつも集団に戻ってきたからだ。だが、すぐにガンナと素晴らしいマッズ・ピーダスンが加わり、いいギャップができた。このグループなら遠くまで行けるとすぐに分かった。
その後、オウデクワレモントで選抜を行い、5人のライダーが残らないようにする計画を立てていた。しかし、昨年の経験から、それがどれほど難しいかはわかっている。
ゴールに向かって再び風が逆風だった。とても長かったが、最後には素晴らしいご褒美が待っている。優勝できてとても嬉しい。
最後の15キロでも、イヤホンを通じて多くのコミュニケーションをとった。彼は誰と話していたのですか?
クリストフ・ルードホーフトと一緒に。その日のことについて。最後の部分だけでも本当に悲惨で、本当に大変だった。彼は私を少し奮い立たせて、時間を少し早く過ごさせようとしてくれた。最後まで戦った。
ミラノ〜サンレモでの印象的な勝利とE3サクソクラシックでの実力発揮により、ロンド・ファン・フラーンデレンで4度目の優勝に向けて完全に準備が整ったようですね。
必ずしも4度目のためというわけではない。私はいつもフランドル・ツアーに向けて全力を尽くしている。そこにはタデイが必ずいるでしょう。彼に勝つには間違いなく良いコンディションでいる必要があるが、スタート時に可能な限り最高の位置につけるためにできることはすべてやったと思う。あとは来週まで待たなければならない。
2位 Lidl – Trekのマッズ・ピーダスン
とても嬉しいよ。今日は脚の調子が良かったし、このレースでは最高の結果だ。モンスターに負けても、それはそれでいい。
マチュー・ファンデルプールが自分にとってあまりにも厳しすぎるといつ知ったのだろうか?
それは明らかだと思う。彼はクワレモントに向かい、足元から本当に激しく走った。もう彼のホイールをそこに留めておくことができなかった。彼は信じられないほど優れていて、復帰は不可能だった。私にはもうそれに対する答えはない。
3位 INEOS Grenadiersのフィリッポ・ガンナ
エネルギーを使いすぎたんだ。 私はあの2人を追いたいと思っていた。なぜなら、ああいうレースではすべてがうまくいきたいからだ。でも、あの2人と一緒に登りを走るには、私は体重が重すぎる。
だから、このパフォーマンスにはとても満足している。最後の数キロはレッドゾーンに深く入り込んでいたが、走り続けなければならなかった…。どう表現したらいいのか分からない。
オウデクワレモントではついていけませんでしたね。
脚が燃えるように痛かった。頂上に着いて、まだ30キロあるのが分かった。その時はクソだと思った。まだ30分以上も残っていたのに…。
とても辛かったけど、体調は良かったので満足している。私は急な坂道に一番向いているライダーではないけど、いろいろ試して自分の実力を見せつけた。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
VAN DER POEL Mathieu
|
Alpecin – Deceuninck | 400 | 4:39:14 |
2 |
PEDERSEN Mads
|
Lidl – Trek | 320 | 1:07 |
3 |
GANNA Filippo
|
INEOS Grenadiers | 260 | 2:05 |
4 |
PEDERSEN Casper
|
Soudal Quick-Step | 220 | 2:34 |
5 |
STUYVEN Jasper
|
Lidl – Trek | 180 | ,, |
6 |
KÜNG Stefan
|
Groupama – FDJ | 140 | ,, |
7 |
DE GENDT Aimé
|
Cofidis | 120 | ,, |
8 |
WELLENS Tim
|
UAE Team Emirates – XRG | 100 | ,, |
9 |
JORGENSON Matteo
|
Team Visma | Lease a Bike | 80 | ,, |
10 |
TEUNISSEN Mike
|
XDS Astana Team | 68 | 2:45 |
コメント