2024 X²Oバドカマートロフェー第7戦リール　世界王者のシーズン最終の走りは?

デ・リルセ・ベルゲンのレクリエーションエリアにあるコースで行われるX²Oバドカマートロフェー第7戦。こちらも後1戦を残すのみとなった。

女子は、リーダーの世界チャンピオン、フェム・ファンエンペルが出場する。これが今シーズンの最後のシクロクロスとなる。

 

第7戦リール

 

1周2,930mの高速コース。林道の上りと草の道が曲者。湖の周りをまわるコースだ。

 

女子エリート

注目は世界王者のフェム・ファンエンペル。

 

スタート前。

 

さあ、スタート。トップは、レオニー・ベントベルド。

 

すぐにフェム・ファンエンペルが先頭に。

 

フェム・ファンエンペルに、ルシンダ・ブランドが追従。

 

これはフェム・ファンエンペルの独走となるのか。

 

3位以下は、すでに離されている。

 

ルシンダ・ブランドが、どこまで粘れるか。

 

少し差が付き始めた。

 

3位は、ローラ・ベルドンショット、4位アンネマリー・ワースト、5位はレオニー・ベントベルド。

 

残り4周

ルシンダ・ブランドが、1秒差で2位。

 

スタートに弱い、ローラ・ベルドンショットが追い上げられるか。

 

少しフェム・ファンエンペルが抜け出し始めた。時折後ろを確認している。

 

まだ、ルシンダ・ブランドが見える範囲にいる。ただ、もう6秒差となっている。

 

フェム・ファンエンペルがリードを8秒に広げる。

 

残り3周

フェム・ファンエンペルは、8秒のリードのまま3周目に。

 

3位争いは、ローラ・ベルドンショットと、アンネマリー・ワースト。

 

残り2周

フェム・ファンエンペルは、14秒のリードにかわる。

 

好調なルシンダ・ブランドでもフェム・ファンエンペルにはかなわない。

 

ローラ・ベルドンショットは、単独3位に。スタートが良くなれば、タイム差も変わってくるはず。

 

ルシンダ・ブランドが、上り切れず足をついてしまう。タイムロスだ。

 

残り1周

ルシンダ・ブランドは、21秒遅れで通過。

 

フェム・ファンエンペルは、ミスなくゴールに向かっていく。

 

フェム・ファンエンペルのペースは衰えない。

 

フェム・ファンエンペルは、ハートマークを作ってゴール。 X²Oバドカマートロフェーで7戦中7勝。パーフェクトでシリーズ総合優勝を決めた。第8戦を走らなくても、その差は埋まらない。

今シーズン19勝。これで心置きなくシクロクロスシーズンを終了できる。

 

ルシンダ・ブランドは、36秒遅れの2位に。

 

ローラ・ベルドンショットは、昨日に続いて笑顔で表彰台獲得だ。世界王者と同じ表彰台は格別だろう。昨日のインタビュー通り、お姉さんの子供にダックのプレゼントを表彰式で渡していた。

 

リザルト

フェム・ファンエンペルのコメント

勝利で終えることができて嬉しい。

フィニッシュでは、両手でハートを作るという印象的な勝利のジェスチャーを見せた。この意味は?

昨シーズンのサポーターにお礼を言いたかったの。それは時々忘れられてしまう。シーズンを勝利で締めくくれてうれしい。本当にあっという間だった。

これが最後のクロスでしたか?

最後のクロスを走ってしまったのは残念だけど、充電するにはいいことだと思う。

 

2位のルシンダ・ブランドのコメント

フェムは今回も明らかにベストだった。彼女はターンの後、ほんの少し速くプッシュできるし、トップスピードもほんの少し高い。私は一時的に前に出ようとしたが、そのターンはすぐに終わってしまった。

残りのクロスでローラ・ベルドンショットの追い上げを感じてましたか?

ローラはここ数週間、本当に調子を上げてきた。彼女は背後から良いプレッシャーをかけてきた。確かに、ラインまで静かに転がっていくことはなかった。

でも、最後の1周のために何かを残しておかなければならないと思った。時折、小さなミスをしたけれどね。でもそれはローラも同じだったようだ。いい週末だったと振り返ることができる。クロスに勝つのはいつだってうれしい。今日は2位が最高だった。

 

3位のローラ・ベルドンショット

念願のラバーダックを手に入れましたね。

今日はいい天気。家族も私が集めたアヒルをとても喜んでくれています。名付け親の子供たちは、すでにテントの中でほくそ笑んでいました。

途中、2位を少し考えてましたか?

sルシンダに近づいたんだけど、あるとき萎んでしまったんだ。スタートもミスしたし、その時には差がついていた。ルシンダのほうがちょっと強かったけど。

4位でフィニッシュしたアンネマリー・ワーストを考慮してましたか?

一瞬、アンネマリーと一緒にフィニッシュまで走らなければならないと思った。でも最終的には、砂の通路で十分なプレッシャーをかけることができたから、逃げ切ることができた。この脚でこれから数週間、クロスカントリーを続けたい。そうすれば、まだ何かいいことがあるはずだ。

 

 

男子エリート

シリーズリーダーは、ラース・ファンデルハール。

 

さあ、スタート。

 

誰が最初にフィールドに入るか。トップは、ジョラン・ワイセア。

 

2番手はヨリス・ニューウェンハイス。

 

なんと、エリ・イーゼルビットは遅れている。落車の余波に巻き込まれたのか。

 

タイス・アースが猛烈に飛ばしている。

 

2位はヨリス・ニューウェンハイス。

 

タイス・アーツは追いつかれる。

 

残り7周

ニルス・ファンデプッテ、ヨリス・ニューウェンハイスの順で通過していく。

 

4人がパックに。

 

ヨリス・ニューウェンハイスが先頭。

 

残り6周

ヨリス・ニューウェンハイスが先頭で通過。ジョラン・ワイセアが2位通過。

 

男子は水際を走る。

 

ヨリス・ニューウェンハイスが先頭を譲らない。

 

残り5周

4位のニルス・ファンデプッテが3秒差で通過。

 

ヨリス・ニューウェンハイス、ジョラン・ワイセア、ラース・ファンデルハールが3人パックに。

 

高速コースなので、先頭を引き続ける必要はないと思うのだけど。

 

ジョラン・ワイセアが先頭に。

 

エリ・イーゼルビットは、5番手まで上がっている。

 

残り4周

エリ・イーゼルビットは、18秒差で通過。

 

先頭は3人に。

 

なんと、ヨリス・ニューウェンハイスが落車。

 

 

これは痛い。追いつくことができるのか?

 

ラース・ファンデルハールが3番手に上がる。

 

先頭は二人に。

 

残り3周

5位のエリ・イーゼルビットは、20秒差で通過。

 

ニルス・ファンデプッテとジョラン・ワイセアの若いライダーの戦い。

 

ヨリス・ニューウェンハイスが戻ってきそうだ。

 

残り2周

ラース・ファンデルハールが単独4位で通過。

 

3人の中から、優勝者が出るか。

 

ニルス・ファンデプッテが飛ばしている。

 

残り1周

最終周回に入る。ジョラン・ワイセアが二人から2秒遅れた。

 

ニルス・ファンデプッテは捕まり3番手に。

 

 

3人はどこで仕掛けるのか。

 

ゴールが近づく。

 

ニルス・ファンデプッテが飛ばす。勝負をかけている。

 

さあ、決まるか。

 

ヨリス・ニューウェンハイスが追いつかない。さすがに追走で足を使っている。

 

ニルス・ファンデプッテがゴールに近づく。

 

最終コーナーをニルス・ファンデプッテが先頭でクリアー。

 

ニルス・ファンデプッテが後ろを確認。

 

完全に引き離している。

 

すでに勝利を確信し、笑いが止まらない。

 

ニルス・ファンデプッテは、大喜びでゴールに。

 

ニルス・ファンデプッテは、全身で喜びを表現してゴール!

 

リザルト

優勝したニルス・ファンデプッテのコメント

本当に信じられない。リールに来るのは大好きだし、過去にもここで素晴らしいプレーを見せてきた。そして、想像していた通りになった。3番手で走ることを選んだが、もちろんリスクは常にある。結局のところ、2番手は常にミスを犯す可能性があるんだ。

最終ラップのアタックについては?

VIPテントの前でアタックしたかった。誰もすぐに反応できなかったようだ。それからテクニカルゾーンでは、できるだけミスのない走りをしたかったし、それは成功した。

最後の砂地では、最後のストレートに入ったときに初めてわかったんだけど、あと数メートルで追いつくところだったんだ。

シーズンを通して安定した走りを見せてましたね。

クラス別クロスを制したときの感動は本当に素晴らしい。今シーズン、それを達成できてとてもうれしい。これは信じられないほど重要なことだ。

ヨリスやピム・ロンハールの成長ぶりを見れば、ここ数年で僕は進歩してきたけど、今年はあまり目立たない。今ここで勝てていることは、自分が正しい道を歩んでいることを示している。

 

2位のヨリス・ニューウェンハイスのコメント

今日はとてもいい気分だった。好スタートを切った後、考えは2つになった。自分が勝つか、ラースの順位に乗るか。クラッシュするまでは気分は良かったが、頭と首を打って転倒し、そのまま倒れてしまった。

 

3位のジョラン・ワイセアのコメント

本当に満足している。世界選手権の後はまた表彰台に上がりたい。なぜなら、クロスレースは私が好きなレースだから。昨日の不運もあってとてもモチベーションが高かった。

決勝に乗ったときの感覚が今でも懐かしい。ニルスと二人きりだったときは、少し熱中しすぎたのかもしれない。最終ラップで終わってしまいった。でも、ニルスとはとても仲が良くて、彼の勝利を祈っている。