2025 ジロ・デ・イタリアを終えてワールドチームの降格争いから完全に抜け出したのはXDS Astana Team。
では、これに代わって降格しそうなチームは?
XDS Astana Teamの大活躍
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— XDS Astana Team (@XDSAstanaTeam) May 27, 2025
XDS Astana Teamの圧巻は第16ステージのクリスティアン・スカローニとロレンツォ・フォルトゥナートのワンツーフニッシュだ。
チームで二人が上位に入るなど、グランツールでは中々ない。さらにチームはロレンツォ・フォルトゥナートの山岳賞を獲得するために、クリスティアン・スカローニがアシスト。
2人は交互にステージで逃げに入った。山岳ポイントではクリスティアン・スカローニが、201ポイントを獲得。ロレンツォ・フォルトゥナートの山岳賞を守った。
そして、XDS Astana Teamは、ジロ・デ・イタリアだけでなくハロルド・マルティン・ロペスがツール・ド・ハンガリー第3ステージで優勝。総合優勝もきめて220UCIポイントを獲得。
2025 ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第2ステージで、アーロン・ゲイトがステージ優勝して総合優勝も決めた。
XDS Astana Teamはランキング17位まで上昇。完全にワールドチームの降格争いから抜け出している。2025年だけに限ればランキング4位だ。
Team Picnic PostNL
#Stat 🇳🇱 Dutch riders with bunch sprint victory on the Giro d’Italia in the 21st century 👇
2024 – Olav Kooij
2025 – Casper van Uden#cycling #ciclismo pic.twitter.com/IwvvGAKjCX— Fuoriclasse (@DataCycling) May 13, 2025
Team Picnic PostNLは、ジロ・デ・イタリア第4ステージでキャスパー・ヴァン・ユーデンがステージ優勝。
さらにロマン・バルデが逃げにのり活躍。
- 第9ステージ 9位 30ポイント
- 第14ステージ 13位 10ポイント
- 第15ステージ 4位 80ポイント
- 第17ステージ 2位 130ポイント
- 総合26位 30ポイント
第17ステージは、最後のステージ優勝のチャンスだったけれど、アイザック・デルトロに抜かれた。それでも、合計280UCIポイントを獲得。Team Picnic PostNLを降格争いから救っている。
Tour d’Italie – Romain Bardet : “C’est le moment d’arrêter… hâte du Dauphiné” #Giro #GirodItalia #Giro108 #Bardet #Dauphiné https://t.co/rir9mpD8D4
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) June 3, 2025
ロマン・バルデはジロ・デ・イタリアを終えて次のようにコメント。
チームと共に素晴らしいジロを過ごせた。個人的には、もう少し結果を出せたと思っているが、チャンスを逃がしてしまった自分に少し腹が立っている。
最近はレべルが高すぎて、ステージレースに集中せざるを得ない。以前ほど頻繁にレースにでれなくなり、安定しなくなった。総合順位を狙うのはもう無理だから、引退する時がきた。その時がきたんだ。
Cofidis
16 | 16 | – | Intermarché – Wanty | WT | 23999 |
17 | 21 | ▲4 | XDS Astana Team | WT | 23144 |
18 | 17 | ▼1 | Team Picnic PostNL | WT | 22697 |
19 | 18 | ▼1 | Cofidis | WT | 22494 |
20 | 20 | – | Uno-X Mobility | PRT | 20236 |
かわって19位への降格したのはCofidis。このジロでも活躍は見られなかった。さらに逃げにもあまりメンバーを送り込んでいない。
エースナンバーのミラン・フレティンは、第6ステージで2位となった。ただ、このステージは大落車で中断があり、タイム差なしのゴールが決まっていたので、ゴールスプリントしたライダーは少なかった。
ミラン・フレティンのUCIポイント獲得は3ステージで195UCIポイント。
あとは、ステファノ・オルダーニが3ステージで115UCIポイント。セルジオ・サミティエルが総合52位で15UCIポイントを獲得しただけ。
ギヨーム・マルタンがGroupama – FDJに移籍したので、ツール・ド・フランスではヨン・イサギレが総合エースとなりそう。Movistar Teamから移籍で獲得したアレクサンデル・アランブルがツール・ド・フランスで活躍しないと、ここから浮上するのは難しいかもしれない。
ほかに、ポイントを大量に獲得できそうなライダーが見当たらないのが現状だ。
ツール・ド・フランスで、Uno-X Mobilityが活躍するさらにランキングが下がる可能性もある。
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