2024 ツアー・オブ・ターキー第2ステージ　総合は大シャッフル

第1ステージでは、移籍後の初勝利をファビオ・ヤコブセンがあげた。

このターキーのステージでは、スプリンターが勝てるチャンスが多い。最速のライダーならば、4勝も可能だ。

果たして、ファビオ・ヤコブセンはターキー最強のスプリンターとなるだろうか。第2ステージのゴールにファビオ・ヤコブセンの姿があるのか注目だ。

 

第2ステージ ケメル～カルカン190.6km

 

第2ステージはアンタルヤ南部のトルコの都市ケメルからスタート。第1ステージよりも厳しい登りが待っており、スプリンターチームが戻ってこれるかが注目となる。

ゴールは800mで5.4%勾配の登りスプリントだ。

 

1. 3級山岳　KOM Sprint (4.3 km・7%)
2. スプリントポイント　Sprint
3. スプリントポイント　Treasures of Türkiye Sprint
4. 2級山岳　KOM Sprint (11.9 km・4.9%)

 

スタート

ファビオ・ヤコブセンがリーダージャージ。ターキー2勝目となるか。

 

 

オフシャルスタート。

 

6人の逃げ

残り150kmから6人が逃げている。

1. ダビ・ロサノ (Team Novo Nordisk)
2. MARCHAND Gianni (Tarteletto – Isorex)
3. DORN Vinzent (BIKE AID) 
4. BULUT Samet (Beykoz Belediyesi Spor Türkiye)
5. ROTTMANN Jonathan Malte (REMBE Pro Cycling Team Sauerland)
6. Jakub Kaczmarek(Mazowsze Serce Polski)

 

3級山岳　KOM Sprint (4.3 km・7%)

ポイント獲得順位は

1. DORN Vinzent (BIKE AID) 　3ポイント
2. Jakub Kaczmarek(Mazowsze Serce Polski)　2ポイント
3. BULUT Samet (Beykoz Belediyesi Spor Türkiye)　1ポイント

 

スプリントポイント　Sprint

ポイント獲得順位は

1. ダビ・ロサノ (Team Novo Nordisk) 5ポイント
   
2. MARCHAND Gianni (Tarteletto – Isorex)　3ポイント
3. DORN Vinzent (BIKE AID) 　1ポイント

 

スプリントポイント　Treasures of Türkiye Sprint

ポイント獲得順位は

1. DORN Vinzent (BIKE AID)　5ポイント
2. Jakub Kaczmarek(Mazowsze Serce Polski)　3ポイント
3. BULUT Samet (Beykoz Belediyesi Spor Türkiye)　1ポイント

 

2級山岳　KOM Sprint (11.9 km・4.9%)

先頭は登っている。

 

Astana Qazaqstan Teamのマーク・カヴェンディシュは集団中ほどに。

 

集団はおおきなまま。

 

あ～、カブは切れてしまった。

 

マーク・カヴェンディシュは、時折空を見上げている。なんで?

 

先頭は5人になっている。タイム差は1分58秒。

 

ファビオ・ヤコブセンも切れてしまった。スプリンターはかえってこれるか。

 

先頭がポイントを通過。

1. BULUT Samet (Beykoz Belediyesi Spor Türkiye)　5ポイント
2. DORN Vinzent (BIKE AID)　3ポイント
3. ダビ・ロサノ (Team Novo Nordisk)　2ポイント
4. MARCHAND Gianni (Tarteletto – Isorex)　1ポイント

 

集団はかなり人数を減らしている。

 

逃げていたメンバーが捕まっていく。

 

最後まで逃げていたライダーも捕まった。

 

集団はBORA-hansgroheが引く。

 

Astana Qazaqstan Teamも引き出した。マーク・カヴェンディシュは、見捨てられたのか。リタイヤしたのか。

 

Astana Qazaqstan Teamのニコラス・ヴィノクロフはボトル係りかな。父は偉大なるライダー、アレクサンドル・ヴィノクロフだ。

 

登りでアタックがかかりだす。

 

しかし、集団は逃がさない。

 

ファビオ・ヤコブセンは、集団に戻っている。

 

第1ステージ2位のBingoal WBのサシャ・ウェーマースも集団に戻っている。今日はポイント賞ジャージで出走。

 

ファビオ・ヤコブセンは、カメラに手を振っている。集団から切れたのだろうか。

 

ファビオ・ヤコブセンは、チームメイトにひかれて集団復帰を試みている。

 

集団はTeam Polti Kometa、Q36.5 Pro Cycling Teamが引いている。Astana Qazaqstan Teamは、ダヴィデ・バッレリーニで勝負するのか、マックス・カンターか。

 

ファビオ・ヤコブセンが集団に戻ってきた。

 

マーク・カヴェンディシュは、第2集団にいる。かなり人数がいる。

 

残り8kmでアタックがかかりだす。

 

回せと言っているけど、BORA-hansgroheが邪魔をしている。

 

また、集団はQ36.5 Pro Cycling Teamが引き出す。先頭はネガシー・ハイル・アブレハ。2019エチオピア王者だ。

 

残り300mを切った。

 

Astana Qazaqstan Teamのダヴィデ・バッレリーニが先頭で上がってくる。

 

ダヴィデ・バッレリーニからマックス・カンターが発射!

 

マックス・カンターが先頭に。

 

マックス・カンターがのびた!

 

マックス・カンターが最速でゴールを駆け抜けた～!

 

 

渾身のガッツボーズ!

 

マックス・カンターは、勝利の雄たけびだ～!

ダヴィデ・バッレリーニは見事なリードアウトでマックス・カンターを勝利に導いた。マックス・カンターは、今シーズン、Movistar Teamから移籍してきた。

ドイツ出身の26歳。トラック競技もやっており、2015UCIジュニアトラック世界選手権オムニアムで銅メダルを獲得している。

2017年にはドイツ選手権U23王者。trainee(研修生)としてTeam Sunwebに2017年から入っていた。

2021年までTeam DSMに所属。2022年から2年間Movistar Team。グランドツアーには、ジロ・デ・イタリア2回、ブエルタ・ア・エスパーニャに1回出場している。

プロ5年目だ。

 

でも、マックス・カンターは、これがプロ初勝利だ。ゴール後に、泣き崩れるのも無理はない。

2位にはAlpecin-Deceuninckのアンリ・ウーリッグ。こちらは総合リーダージャージを獲得している。

 

リザルト

マックス・カンターのコメント

本当にすごくうれしい。この勝利の裏には、多くの努力とハードワーク、そしてガールフレンドや家族の大きなサポートがあった。今日はチームの信頼に頼ることができた。彼らは本当に懸命に働いてくれた。

怪我から復帰したばかりのダヴィデ・バッレリーニは、本当に多大な努力をしてくれた。本当に素晴らしかった。彼は自分ひとりで勝てる脚力を持っていたかもしれないが、私を助けることを選んだ。

この優勝はいつも夢見ていたことだけど、いつか実現しなければならなかった。これまでは毎回、何かがうまくいかなかった。

ジロ・デ・イタリアにも今年は出場予定ですね。

願わくば、これがとても素晴らしいことの始まりであり、ジロでも力強いパフォーマンスを発揮できることを願っている。

 

2位はAlpecin-Deceuninckのアンリ・ウーリッグ

ツアー・オブ・ターキーをリードしていることにとても驚いている。プロレースは初めてだから特別なんだ。山ではジャージを守るチャンスはないからね。

 

3位はTeam dsm-firmenich PostNLのトビアス・ルンド・アンドレセン

 

第2ステージ　リザルト

総合

総合はプロでの勝利もまだないAlpecin-Deceuninckのアンリ・ウーリッグとなった。

ポイント賞

山岳賞