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2024 ツアー・オブ・アルプス第1ステージ 日本王者の逃げ!

海外情報
Photo credit: diana_robinson on VisualHunt
この記事は約19分で読めます。

イタリアとオーストラリアで行われるツアー・オブ・アルプス。Tour of the Alps(2.Pro)

ジロ・デ・イタリアへの調整レースとして出場する選手も多い。

 

過去の優勝者は

  • 2023    テイオ・ゲイガンハート
  • 2022    ロマン・バルデ
  • 2021 サイモン・イェーツ
  • 2019 パヴェル・シヴァコフ
  • 2018 ティボー・ピノ
  • 2017 ゲラント・トーマス
  • 2016 ミケル・ランダ
  • 2015 リッチー・ポート
  • 2014 カデル・エヴァンス
  • 2013 ヴィンチェンツォ・ニバリ
  • 2012 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ
  • 2011 ミケーレ・スカルポーニ 

 

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第1ステージ ノイマルクト/エーニャ~クルティニヒADW/コルティナSSDV  133.3km  

コースプロフィール photo tourofthealps

 

133.3kmと短いステージ。最後のぺノンの登りからゴールまでは17km。スプリンターが戻ってこれるだろうか。

 

  1. スプリントポイント Spormaggiore
  2. 3級山岳 Andalo (15.5 km・5.1%)
  3. 2級山岳 Penon/Penone (4.4 km・9.3%)
  4. スプリントポイント Margreid/Magrè

 

注目のライダーは

  • INEOS Grenadiers ゲラント・トーマス、フィリッポ・ガンナ、オスカル・ロドリゲス
  • BORA – hansgrohe セルジオ・イギータ
  • Bahrain – Victorious アントニオ・ティベッリ、ワウト・プールス
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team ベン・オコナー
  • EF Education – EasyPost ヒュー・カーシー、ジェフェルソン・セペダオルティス、エスデバン・チャベス、サイモン・カー
  • Lidl – Trek フアン・ロペス、テスファチオン・ナトネル
  • Movistar Team ウィリアム・バルタ、イバン・ソーサ、ペライヨ・サンチェス
  • Team Jayco AlUla フィリッポ・ザナ、アレッサンドロ・デマルキ、クリス・ハーパー
  • Team dsm-firmenich PostNL ロマン・バルデ
  • Tudor Pro Cycling Team マイケル・ストーラー
  • VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  • JCL Team UKYO 増田成幸、石橋学、小石祐馬、岡 篤志、山本大喜

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

注目は INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスか。ジロ・デ・イタリアに向けてそろそろ調子をあげていかないと。フィリッポ・ガンナとトビアス・フォスも出場している。

 

ゲラント・トーマスのコメント

とても良い気分だ。もう少し安定してトレーニングできたので、去年よりも良かったかもしれない。昨シーズンはクリスマス期間に身体的な問題があり、しばらく活動を離れていたが、今シーズンはすべてが順調に進み、全体的に調子が良くなったと感じている。自分自身をテストして、今週何が起こるかを見るのが待ちきれない。

ジロに加えてツール・ド・フランスにも出場することを考えると、今シーズンは特別なシーズンとなりますね。

何か違うこと、自分自身への挑戦をしたかった。私はプロとして 18 年間活動しているが、常に自分を刺激し、楽しませてくれる何か新しいものを必要としているんだ。

 2017年にも挑戦したが、どちらのレースでもクラッシュしてしまったので、今回はうまくいくことを願っている。両方のレースに出場できるようにすることが私の大きな目標であり、それがどれほど難しいかはわかっているが、それは私にとってモチベーションを高めるものであると同時に、私を怖がらせるものでもある。

 

 

BORA-hansgroheは、セルジオ・イギータがエースなのかな。

 

スタート前。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

Team UKYOが前で攻撃している。

 

7人の逃げ

日本王者、山本大喜が入った7人が逃げている。

  1. キリロ・ツァレンコ Team Corratec – Vini Fantini
  2. アシエル・エトセベリア Euskaltel – Euskadi
  3. ニクラス・アムディ・ペデルセン TDT – Unibet Cycling Team
  4. マッティア・バイス Team Polti Kometa
  5. アンドレア・ガロシオ Team Polti Kometa
  6. シモン・ペロー Tudor Pro Cycling Team
  7. 山本大喜 Team UKYO

 

3級山岳 Andalo (15.5 km・5.1%)

ポイント獲得順位は

  1. マッティア・バイス Team Polti Kometa 3ポイント 
  2. アンドレア・ガロシオ Team Polti Kometa 2ポイント
  3. シモン・ペロー Tudor Pro Cycling Team 1ポイント

 

残り56.4kmで先頭集団は割れている。

 

山本大喜は追走に。2024ジロ・アブルッツォ第1ステージで落車した影響はないようだ。

 

タイム差は7秒と近づいている。

 

先頭は6人に戻った。

 

残り2周

先頭はゴールラインを通過。結構狭い。

 

2級山岳 Penon/Penone (4.4 km・9.3%)

集団はDecathlon AG2R La Mondiale Teamが引いている。タイム差2分24秒。

 

あっと、日本王者の山本大喜が先頭から遅れる。

 

凄い勾配だ。

 

なんとか少ないタイム差で頂上につけば、おいつくかも。

 

かなり長くテレビカメラが追ってくれる。この後、Team Corratec – Vini Fantiniのキリロ・ツァレンコに追い付く。

 

先頭はTeam Polti Kometaの二人に。

  1. マッティア・バイス Team Polti Kometa
  2. アンドレア・ガロシオ Team Polti Kometa

 

二人はタイム差を保っている。

 

2級山岳ポイントを通過。

 

3位通過はEuskaltel – Euskadiのアシエル・エトセベリア。4位はTudor Pro Cycling Teamのシモン・ペロー。

  1. マッティア・バイス Team Polti Kometa 6ポイント
  2. アンドレア・ガロシオ Team Polti Kometa 4ポイント
  3. アシエル・エトセベリア Euskaltel – Euskadi 2ポイント

 

残り35.9kmで2分16秒差。

 

追走の二人はまだ捕まっていない。

  1. シモン・ペロー Tudor Pro Cycling Team
  2. アシエル・エトセベリア Euskaltel – Euskadi 

 

集団はDecathlon AG2R La Mondiale Team、 INEOS Grenadiers、Lidl – Trekの順に並んでいる。

 

残り1周

先頭二人は、残り1周に。

 

集団も、残り1周に。

 

残り23kmで59秒差。

 

2級山岳 Penon/Penone (4.4 km・9.3%)

最大勾配20%の登りに入った。タイム差は30秒に。

 

集団は11秒差にせまる。

 

集団が見えてきた。

 

先頭2人は残り20.4kmで捕まった。ここからが勝負だ。

 

 INEOS Grenadiersは、トビアス・フォス、ゲラント・トーマス、フィリッポ・ガンナが前にいる。

 

先頭はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのオレリアン・パレパントル。

 

オレリアン・パレパントル、ベン・オコナー、ロマン・バルデ、エスデバン・チャベス、トビアス・フォス、ゲラント・トーマスと続く。

 

頂上からゴールまで距離があるので、誰もアタックはかけない感じか。

 

集団は絞られていない。かなりの人数がいる。

 

Lidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーがスパート。しかし、これはすぐに収まる。

 

また、オレリアン・パレパントルが先頭に。

 

今度は、クネクネダンシングのヒュー・カーシーが先頭に。

 

頂上は、Bahrain Victoriousのアントニオ・ティベッリが先頭で通過。

 

下りでロマン・バルデがアタック。

 

 

3人が抜け出した。

  1. ロマン・バルデ Team dsm-firmenich PostNL
  2. エスデバン・チャベス EF Education-EasyPost
  3. クリス・ハーパー Team Jayco AlUla

 

下りでゲラント・トーマス、アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが追いついてくる。

 

これは後ろから次々ときそうだ。トビアス・フォスもくるだろう。

 

追走が追いついて、かなりの人数に。最後尾はBahrain Victoriousのワウト・プールス。

 

ゲラント・トーマスがフアン・ロペスに何か文句を。

 

さらにトビアス・フォスも何か言っている。前を引けよと言っているのか?

 

残り4.5kmで15秒差。このまま逃げ切れば総合で優位となる。

 

残り3.5km。Team Jayco AlUlaのクリス・ハーパーが仕掛けているが決まらない。

 

残り1.3km。少し牽制に。

 

ここで、EF Education-EasyPostのエスデバン・チャベスがアタック!

 

反応したのは3人。

  1. エスデバン・チャベス EF Education-EasyPost
  2. トビアス・フォス  INEOS Grenadiers
  3. クリス・ハーパー Team Jayco AlUla
  4. ベン・オコナー Decathlon AG2R La Mondiale Team

 

ゲラント・トーマスは、最後尾でトビアス・フォスにおまかせ。

 

残り500m。2022世界TT王者のトビアス・フォスがけん引。

 

さあ、ゴール前にきた。トビアス・フォスが先陣を切っている。

 

クライマーのエスデバン・チャベスがスプリントにチャレンジ。

 

しかし、トビアス・フォスが先頭を譲らない。

 

クリス・ハーパーが追い込んでくるが~。

 

トビアス・フォスが、そのまま押し切った!

2022世界選手権個人タイムトライヤル以来の勝利。そして、タイムトライヤル以外のロードレースでは、2021ノルウェー選手権以来の勝利だ。UAEツアーでも総合11位となっており、ジロ・デ・イタリアでも期待できそうだ。

 

ゴール後に、フアン・ロペスは、トビアス・フォスと握手。

 

さらに、ゲラント・トーマスとも和解していた。レース途中は何があったのかな。

 

リザルト

トビアス・フォスのコメント

高地トレーニングから戻って最初のレースというのは、いつも不安なものだ。でも大丈夫だった。最後の登りのペースは少し不快に感じることもあったけど、好グループの中でうまく乗り切った。

山頂を目前にしたとき、小さな痙攣が起きた。落ち着いていなければならなかったし、スプリントではいい脚を使うことができた。向かい風のレーンでは大したことは起こらなかったけど、追い風になった途端、アタックのドアが開いた。クールな決勝だった。

ゴールラインを越えたとき、私たちはなんと原始的な悲鳴を聞いたことだろう。感動的な勝利のようでしたが。

その通り。ロードレースでのプロ初勝利をずっと待っていたから、余計にうれしいし、感動的だ。去年のことがあったから、この喜びは計り知れないよ。今、いろいろなことが同時に起こっているけど、特別な気分だよ。

 

第1ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 FOSS Tobias
INEOS Grenadiers 20
10″
3:17:06
2
 HARPER Chris
Team Jayco AlUla 15
6″
,,
3
 CHAVES Esteban
EF Education – EasyPost 10
4″
,,
4
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team 5   ,,
5
 LÓPEZ Juan Pedro
Lidl – Trek 3   0:03
6
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     ,,
7
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious     ,,
8
 GHEBREIGZABHIER Amanuel
Lidl – Trek     ,,
9
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
10
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team     ,,
11
 POELS Wout
Bahrain – Victorious     ,,
12
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers     0:34
13
 PESENTI Thomas
JCL Team UKYO     ,,
14
 TRÆEN Torstein
Bahrain – Victorious     ,,
15
 FABBRO Matteo
Team Polti Kometa     ,,
16
 BARTA Will
Movistar Team     ,,
17
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
18
 BOU Joan
Euskaltel – Euskadi     ,,
19
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe     ,,
20
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma     ,,
21
 SAMITIER Sergio
Movistar Team     ,,
22
 PALZER Anton
BORA – hansgrohe     ,,
23
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
24
 CARBONI Giovanni
JCL Team UKYO     ,,
25
 PORTER Rudy
Team Jayco AlUla     ,,
26
 HAMILTON Chris
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
27
 LEEMREIZE Gijs
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
28
 STEINHAUSER Georg
EF Education – EasyPost     ,,
29
 RONDEL Mathys
Tudor Pro Cycling Team     ,,
30
 VERONA Carlos
Lidl – Trek     ,,

総合

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 FOSS Tobias
INEOS Grenadiers 5
10″
3:16:56
2
 HARPER Chris
Team Jayco AlUla  
6″
0:04
3
 CHAVES Esteban
EF Education – EasyPost  
4″
0:06
4
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team     0:10
5
 LÓPEZ Juan Pedro
Lidl – Trek     0:13
6
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     ,,
7
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious     ,,
8
 GHEBREIGZABHIER Amanuel
Lidl – Trek     ,,
9
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
10
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team     ,,
11
 POELS Wout
Bahrain – Victorious     ,,
12
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers     0:44
13
 PESENTI Thomas
JCL Team UKYO     ,,
14
 TRÆEN Torstein
Bahrain – Victorious     ,,
15
 FABBRO Matteo
Team Polti Kometa     ,,
16
 BARTA Will
Movistar Team     ,,
17
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
18
 BOU Joan
Euskaltel – Euskadi     ,,
19
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe     ,,
20
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma     ,,
21
 SAMITIER Sergio
Movistar Team     ,,
22
 PALZER Anton
BORA – hansgrohe     ,,
23
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
24
 CARBONI Giovanni
JCL Team UKYO     ,,
25
 PORTER Rudy
Team Jayco AlUla     ,,
26
 HAMILTON Chris
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
27
 LEEMREIZE Gijs
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
28
 STEINHAUSER Georg
EF Education – EasyPost     ,,
29
 RONDEL Mathys
Tudor Pro Cycling Team     ,,
30
 VERONA Carlos
Lidl – Trek     ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 FOSS Tobias
INEOS Grenadiers 25
2
 HARPER Chris
Team Jayco AlUla 18
3
 BAIS Mattia
Team Polti Kometa 16
4
 CHAVES Esteban
EF Education – EasyPost 12
5
 GAROSIO Andrea
Team Polti Kometa 10
6
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team 8
7
 LÓPEZ Juan Pedro
Lidl – Trek 6
8
 ETXEBERRIA Asier
Euskaltel – Euskadi 6
9
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 5
10
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 4

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 BAIS Mattia
Team Polti Kometa 9
2
 GAROSIO Andrea
Team Polti Kometa 6
3
 ETXEBERRIA Asier
Euskaltel – Euskadi 2
4
 PELLAUD Simon
Tudor Pro Cycling Team 1

新人賞

Rnk Rider Team Time
1
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 3:17:09
2
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team ,,
3
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 0:31
4
 STEINHAUSER Georg
EF Education – EasyPost ,,
5
 RONDEL Mathys
Tudor Pro Cycling Team ,,
6
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa ,,
7
 BERHE Welay Hagos
Team Jayco AlUla ,,
8
 GUTIÉRREZ Jorge
Equipo Kern Pharma ,,
9
 SCALCO Matteo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 1:35
10
 PINARELLO Alessandro
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 3:51
残り5.3kmからのフル動画

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